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5月6日

妹と父と、東村山へ出かけた。
前の月に友達と歩いて、いい街だったから再訪した。
(東村山の散歩し甲斐については別記事で熱く書きたい)

今日は駅から山の稜線がくっきりと見えて、これは多摩湖まで歩けばなかなか良い景色が見れるかもしれない、と予感した。しかしあまりの暑さと天気の良さに、そこまで足が及ばなかった。
しかし、公園での開けた景色、緑地での昆虫観察、小川に魚がいること、これまでになく近くで聞いたウグイスのバリエーション豊かな鳴き声など、楽しいものが十分にあった。

緑地に、実のような蕾のような物がいっぱい足元に落ちていて、なんの木だったのか見上げるのを忘れた。木を見ても私にはわからないかもしれないが…
散歩の楽しさをたくさん味わったあとで帰りの駅に近づいて、ふとポケットに手を突っ込んだら、なぜかその実が出てきてびっくりした。嬉しかった。

妹や父がこっそり入れた感じではない。
ポケットにうまいこと落下したんだろうか、それとも強い風が運んだんだろうか。
トトロの舞台である八国山緑地の唯一のお土産となったが、なんだか本当にトトロの作品にあるような不思議な出来事だった。


あんなに穏やかな街にいたのに、帰るためには人が多い駅で乗り換えなくてはならない。
人が多いところはいやだ〜〜〜!!!!


と思っていたけど、なんか良い感じの西日が全員に降り注いでて美しく感じた。

まさか高田馬場駅を撮りたくなるとは


明日は気温が下がって雨が降るから家に居たい。
そのため、今日のうちに郵便物を投函して、買い物した。
信号を待っているとき、信号の向こう側を一人の人が右から左へ歩いて流れていった。ベストやパンツ、それから手に持った上着まで緑に統一されたスーツを着た、このあたりではなかなか見ないしっかりキメキメの格好をした青年だった。
青年の歩く数メートル先を野良猫が横切って、猫はたぶん家と家の間に入っていった。野良猫がかわいいと思った。私は、青年がその家と家の間を通るときに、野良猫が入っていった方向を見るかどうかが、むちゃくちゃどうでもいいけどめちゃくちゃ気になって、一度青年から離した視線を、もう一度向けた。青年は、家と家の間に差しかかったときに、猫の行き先に顔を向けて歩いていった。それを確認した私は、とっくに青に切り替わっていた信号を渡って帰った。

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