お母さんの役割
わたしは20年間、公立小学校の教師として働いていました。
「こどもたちを笑顔にしたい」
この思いで毎日がんばっていたけれど、結局、こどもというのはお母さん次第。
こどもたちを一番勇気づけるのは、
「お母さんが喜んでいる姿」
そう考えたときに、お母さんが果たすべき役割は、
「お母さん自身が喜びに生きること」
なのだと思います。
自分のことは後回しにして、家事を完璧にこなし、家族の輪を乱さないために言いたいこともがまんする…
こんな自己犠牲的・献身的な母親が、以前は良妻賢母と呼ばれたのかも知れません。
けれどこれからは女性性の時代。
女性性の時代には、女性の感性を大事にすることで、豊かにエネルギーが巡ります。
ですから家庭の中で、お母さんが自分の感性を閉じ込めて自己犠牲的になってしまうと、家族の間に豊かなエネルギーは巡りません。
お母さん自身が自分のことをよく知り、
「自分で自分を喜ばせる」
ということが、家族全員の豊かで幸せな暮らしのために大切なこと。
わたしには将来、自然豊かなところに移住して、そこで、こどもたちが集う空間をつくるという夢があるけれど、そこではお母さんたちを笑顔にするために、素敵なウィーンのカフェを再現したいと思っています。
絵画:「The Holy Family」ウィリアム・ブグロー
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