「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が好きです（音楽以外編）

今回はブレワイの音楽以外の感想を書きたいと思います。音楽については下記記事からどうぞ。

なおネタバレ全開ですのでプレイしてない方はご注意ください。

ストーリー

記憶を失った主人公が、記憶と力を取り戻しながら最終決戦へと向かっていく…というベタベタなものですよね。そこまで大きな捻りも無かったようには思いましたが、私はそういうベタベタなお話が大好きです。

中でも好きだったのはウツシエの記憶。場所を探すのはめっっっちゃ大変でしたが、少しずつ過去が明らかになっていく流れに心地よいカタルシスを感じることができました。

そしてウツシエの記憶のエピソードで特に好きだったのは、13枚目の記憶です。力と記憶を失う前のリンクってめちゃくちゃ強かったんですよね。大量のライネルを含む魔物の大群をかすり傷を負う程度で撃退していたことを知った時は、自分が操作する貧弱なリンクとのあまりの違いに絶望したものです。

で、そんな最強状態だろってリンクが大量のガーディアンに追い込まれるんですよね。ガーディアン数体程度に負けるようなリンクではないと思うので、本当に長く辛く戦いをしてきたんだろうなと想像させられました。

ちょっと前にツイッターでも話しましたが、強いキャラが少しずつ追い詰められるという展開が大好きなんです。そのキャラの心境ものを想像すると胸が熱くなるんですよね。なのでこの展開もめっちゃ燃えました。ゼルダコンサートでこの映像使われたときはホントにもう色んなこと考えてしまって脳内の収集つかなくなったものです。

局所的な話でしたが、これが物語の始まりであり、ラストに繋がる戦いであったと考えれば、そこが好きなシーンだったというのがストーリーを好きになれた大きな理由だったなと。この事実を知るための導かれ方も含めて大好きな展開でした。

それ以外にもカッシーワ関連、シドとミファー関連、ゼルダの日記、イチカラ村など、良い話がとても多いゲームだったなと思っています（全部は見られてないですが）。

ゲーム性

見渡す限り（ほぼ）どこまででも行ける、という世界観に心が踊りました。最初からもうストーリーの導線から脱線してばかりで、DLCの足跡機能で動きを追った時は、我ながらツッコミどころだらけでした。

昨今のゲームは「次に何をすればいいか」のガイドを表示されるゲームが多く、自分も基本的にはそれに従ってゲームを進めてしまうのですが、このゲームは多くの場面で「ガイドに従うよりももっとやりたいことがある」と感じさせてくれました。そして、「自由に動いていいんだよ」と言ってくれていたような気がします。

「あそこには何かあるんじゃないか！」という気持ちで目指してたどり着いた場所には、必ず何かがありました。そして、魔物やアイテム、ギミックなども全く説明なくフィールドに配置されていて、それが何を示すかは自分で考えるか、情報を集める必要がある。まさに「RPGの楽しさ」の原点を追求したような作品だと感じました。

その辺りが自分にとっての楽しさではあったのですが、人によってはノーヒントすぎて辛いと感じちゃうかもなーとは。

バトルもガードジャストや避ける時の演出、空中での射撃など、プレイしていてすごく気持ちの良いものになっていました。

難しいんだけど、慣れればちゃんとできるようになっているバランスが絶妙でしたね。まあそれでも自分のウデだとギリギリなとこだったなって感じはありましたが…

キャラクター

どのキャラも個性豊かではありましたが、それでいてよくある個性優先のキワモノ的なキャラになっているわけではなく、とてもバランス感のある自然なキャラたちだったと思います。

プレイ中は色んなキャラの魅力が次々に見られたので、自分の中で一番好きなキャラがあっちへこっちへとフラフラしました。

一通りプレイを終えた今、特に好きなキャラはリーバルとシドです。

リーバルは、正直言うと第一印象があまり良くなく、「あー、こういう系のツンデレキャラね。ツンデレはいいけど嫌味成分が多すぎるんだよなあ…」って感じの感想を抱きました。

ただ話を進める内に彼のツンっぷりに慣れていき、DLCでは実は努力家（ベタ）だったり皆のことを想っていたり（ベタベタ）という部分が深堀りされ、それでもやっぱり自信家（ベタベタベタ）というところが強調され、いつの間にか大好きなキャラになっていました。

私、ベタなものが好きなんです、はい。あとツンデレキャラも。

特に好きなのは、DLCでゼルダに腕前を披露するシーン。動きがとにかくかっこいい。急降下するとき足で弓を持つのが良い。っていうか射撃上手すぎておみそれしましたって感じ。あと頬紅っぽいのが可愛い。

シドは第一印象からキャラクターも曲も好きで、ストーリーを進めてさらに好きになっていったキャラです。

最初は愛すべきおバカキャラだなーってくらいに思っていましたが、ヴァ・ルッタ戦で一緒に戦ってくれたのがめちゃくちゃ熱かったです。とにかく褒め殺ししてくるのも、始めはこそばゆかったですが何だかんだでノリノリになれました。

お調子者ですがしっかりゾーラの民や国のことを考えていますし、亡き姉のこともしっかり偲んで行動してるんですよね。

芯がしっかりしていて全くブレない、一本気なキャラが好きなんです。

あと、DLCの回想で出てくるこの少年シドがめちゃくちゃ可愛い。

というわけで感想もまとめて、これでホントにブレワイは一段落。本当に良いゲームでした。

なぜ発売当時やらなかったのかと、今でも後悔がかなり激しいですけど…。またコンサートがあれば是が非でも行きたい作品です。あー、どっかでやらないかなあ。もし情報お持ちでしたらご連絡ください。