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【映画感想】スタンド・バイ・ミー

今まで全然映画に触れたことがない、映画ド初心者による感想シリーズ3。無知な自分でも名前を知ってるくらい有名な作品だしと思って観ました。あとポケモンネタでもあるので。

※以下ネタバレあり

備忘録的な意味と、話をまとめる練習を込めてあらすじも書いておきます。

【あらすじ】

主人公ゴーディの回想、という形で始まる話。ゴーディ、クリス、テディ、バーンの悪ガキ4人組の、数日間の大冒険を描いている。数日前に行方不明になったある少年の死体がどっかの森の奥にある、という噂を聞いた4人が「それを見つけたらヒーローになれる!」という謎のノリで旅に出発する。

一方、主人公4人組より一回り年上の(割とガチの)悪ガキ集団も、同じ死体を探す流れになっていた。

目的地は線路の先にあるってことで、主人公たちはずっと線路に沿って旅をしていく。子どもなので全然準備などはなく、日をまたぐ旅なのに食料も金も持たない。行動はほぼ全てがノリで、旅は完全に行きあたりばったり。旅の道中では犬に金玉を狙われたり橋の上で電車に追われたり沼に落ちて大量のヒルに血を吸われたりする。また、つい先日(英雄的な)兄を失ったゴーディが、両親に愛されていないと悩んでいるのをガキ大将のクリスがはげましたりもする。

目的地にたどり着くと、マジで死体を発見。紙一重の差で、年上の悪ガキたちも死体のもとにたどり着く。年上の悪ガキたちが死体をよこせと迫るが、ゴーディが隠し持っていた銃で撃退。主人公たちは死体を手に入れるが、何かいたたまれなくて、結局匿名で警察に通報して旅は終わりになった。

4人は街に帰ってそれぞれの家路につく。その後は普通の生活になり、4人は徐々に疎遠になっていった。

作家になったゴーディは、弁護士になったクリスが喧嘩の仲裁に入って刺殺されたことで昔を思い出していたのだった。そして、12歳の頃のような友達はもうできないんだなあ的に文章を締める。

【感想】

●4人のリアルな少年感
南極料理人でも似た感想を書いたけど、4人の少年が子供らしく行動している表現がめっちゃリアル。完全に感情のままに行動していてツッコミどころだらけなんだけど、「まあ子どもってこうだよなあ」と思わされる。

クリスがガキ大将なんだけど実はめっちゃいいやつなところとか、

●クリスが親からくすねてきた銃をゴーディが撃つ
まさか弾が入っていると思わず、試し撃ちで思わず2人が「Jesus!」って言うシーンがめっちゃ好き。「ちゃんと使える銃なんですよ」と視聴者に示しているのも後々に響く隠れた好プレーなんだろうなと思う。

●チョッパー
製鉄所?的なところの主人が飼っていた、金玉に噛み付くという犬。主人公たちはめちゃくちゃ怖がってたけど、視聴者目線ではとても可愛かった。

●ゴーディの悩み
両親は才能のある兄にばかりかまけていて、自分には冷たかった。兄はゴーディの理解者でもあったので、その兄が死んでゴーディは、両親の気持ちと自分の気持ちの2つの意味で苦しんでいたのだと言える。この悩みを解決したのが、同年代のクリスの助言と、自らの旅の経験であったことがまさに少年の成長だなって感じで良かったなと思う。

●郵便箱壊し
クレイジーでドン引きしたけど、絵面はめっちゃ面白かった。まあ不良がアレで盛り上がるのも分かる。連続で置いてあったら叩きやすいよね。

●沼に落ちたらヒルだらけに
「こんな森の中の沼なんてめっちゃヒルいそうじゃん!」って思ってたらホントにそのとおりになった。子どもの頃に山でヒルに血吸われた経験あるけど、痛みはあんまりないんですよね。でも急所噛まれたら卒倒する気持ちはわかる。

●死体を見つけたとき
「うおー!死体だ、やったー!」みたいなノリにならなくてよかった。でもまあ、そりゃそうだよね。

●親友たちと疎遠になっていく
この映画の一番の肝はここなのかなと思った。仲の良かった友達と、喧嘩をしたわけでもないのに徐々に付き合わなくなっていく(のを思い出す)ノスタルジーというか無常観というかは、割と誰にでもある。ので、ここが刺さるっていう人は多いのではないだろうか。

とは言え自分はそこまでそういうノスタルジーがある方ではないので、「上手いなー」と思う程度に留まった。

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