ファントムパレードの釘崎イベント「誰が為に胸は鳴く」がよかった

 タイトル通り、呪術廻戦ファントムパレードの釘崎野薔薇メインのストーリーイベント「誰が為に胸は鳴く」の感想記事です。
以下の3つについて書いていきます。

  • ファントムパレードとは

  • 釘崎メインのストーリーイベント【誰が為に胸は鳴く】感想概要

  • 印象に残ったシーン3選(ネタバレあり)


ファントムパレードとは

 ファントムパレードとは、正式名称「呪術廻戦ファントムパレード」株式会社サムザップが開発・運営しているスマートフォンゲームです。
つまり、週刊少年ジャンプ大人気連載中の呪術廻戦のRPGソシャゲです。

公式サイトはこちら
呪術廻戦 ファントムパレード(ファンパレ)<公式スマホゲーム> | 株式会社サムザップ (jujutsuphanpara.jp)

 シナリオが全てフルボイスかつLive2Dで表情や目線に動きがあるためキャラクターの感情の機微がとてもよく伝わってきます。

 メインクエストを進めることで、アニメ1期まで(単行本8巻63話まで)のシナリオおよびファンパレオリジナルストーリーを見ることができます。
 それとは別に、原則月に1回ストーリーイベントが開催されています。原作では描かれていないけど、もしかしたら合間にこんな任務していたかもしれない……と思うような完成度の高いストーリーです。
 

釘崎メインのストーリーイベント【誰が為に胸は鳴く】感想概要


 2月のストーリーイベントは釘崎が主役でした。
 今回は、釘崎が呪いの影響がうかがえる不穏な高校へ、女子高生たちへの聞き込み調査に行くというストーリーです。
こちら公式YouTube動画です。

https://youtu.be/MJ6pdAiZmi4?si=udmjZeCaxG2e5jKM

 まず、釘崎の日常的な任務が見られたことに大感謝!
原作では日常は駆け足ですし任務は例外的なこと、ドラマティックなことばかりだったので。高専一年生として地道に任務をしている釘崎の姿がみられてよかったです。
 任務前に五条から説明を受けるシーンも、貴重なシーンでありがたかったです。この2人がサシでやりとりする描写、原作にはなかったんじゃないかな?テキトーな五条と逐一ツッコむ釘崎の掛け合いのテンポのいいこと。

 次に、同年代の女子高生と関わる釘崎が新鮮でした。原作では同年代の女子術師が少ない上、非術師との交流にいたってはほぼ描写されていないので。同級生男子相手には発揮されることの少ない、年相応の女子高(専)生らしい可愛いふるまいがみられました。

 そしてやっぱり、釘崎野薔薇の釘崎野薔薇っぷりが見られて満足です。調査任務の最中でも、調査対象にもはっきりものを言うし勇ましい。調査任務としてはスマートではないかもしれないけれど、釘崎が任務にあたったからこそいい方向に向かった要素が確かにあって胸があたたまりました。

 ファンパレのストーリーはいつもクオリティが高い。原作では描かれていないけれどもしかしたら合間にあったかもしれない……いやあってほしい……と思いました。

印象に残った台詞3選(ネタバレあり)


※この先は、ストーリーの台詞を引用してのネタバレが含まれるのでご注意ください。おまけに、アニメ第13話、単行本3巻までの原作ネタバレも含まれます。

〇1番笑った台詞

瑠羽(藁人形と五寸釘と金槌持ってる人に言われたくないんですけど……)(「誰が為に胸は鳴く」第3話より引用)

「不幸のおまじない」として学校で流行っていた呪いの人形に手を出してしまった瑠羽に対し、釘崎は呪いの道具を使うことに否定的な意見を言います。それに対する瑠羽のモノローグです。
 声を出して笑いました。そうだよね、釘崎は有名な呪いの道具フル装備だもんな。呪い呪われで陰気になりがちなストーリーの貴重なギャグシーンでした。

〇原作との関連を感じた台詞

虎杖『学校に来てない生徒には聞かねぇの?』(「誰が為に胸は鳴く」第2話より引用)

 学校に来ている生徒皆に聞き込みをすると言った釘崎へのアドバイスです。別に突拍子もないアドバイスではありません。調査をするうえで普通に重要な、特別な経験がなくともできるようなアドバイス。
 でもきっと虎杖は、吉野順平の事件のことを思い出してこのアドバイスしたんじゃないか……?と思うシーンでした。

〇1番かっこよかった台詞

釘崎「逃げたくないなら、聞かせなさいよ。アンタの『願い』が、なんなのか」(「誰が為に胸は鳴く」第5話より引用)
 
 前述の公式動画でも取り上げられているクライマックスのシーンです。
この問いを受けて、瑠羽は釘崎に美愛の救出を頼みます。
 ここで瑠羽に問えるのが釘崎の強さ優しさだなと思います。このシーンの前の段階で、釘崎は呪霊を祓うことを最優先にするか、呪霊に飲み込まれた美愛を助けられるようにすべきか迷っています。迷った結果、呪霊に吹っ飛ばされて怪我をしました。美愛の救出を念頭とした戦闘スタイルは釘崎にとってそれなりにリスキーです。
 釘崎に問いかけられれば、瑠羽が美愛を助けてというのはほぼ確実です。
瑠羽を戦闘の場から遠ざけておくだけで呪術師としての仕事はちゃんとしています。願いなんて、わざわざ聞かなくてもいいことです。
 それでも、瑠羽に問いかけたことに釘崎の優しさ、そして、言いたいことをちゃんと言った、心からの願いを叫んだ瑠羽の意志を尊重することに、首尾一貫した心の強さを感じました。
 

 今回のイベントでは釘崎の魅力の再確認ができてよかったです。来月のストーリーイベントも期待しています。

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