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ファンパレ11章「福岡分校編・山岳争乱」感想

 2024年3月14日に更新された呪術廻戦ファントムパレード11章「福岡分校編・山岳争乱」シナリオについての感想記事です。やっと攻略の時間が取れました。記事全体にファンパレ最新章およびアニメ化範囲までのネタバレが含まれますのでご注意ください。


ファンパレオリジナル「福岡分校編」これまでのあらすじ

 福岡分校編は原作の起首雷同編(八十八橋戦後)と渋谷事変の間の時系列と思われるストーリーです。
タイトルのとおり、ゲームオリジナル設定の呪術高専東京校の分校である「福岡分校」とそこに通う学生が登場します。福岡に不穏な兆候があり、東京校の1年トリオが福岡に応援に行きます。福岡分校の1年生2人と一緒に調査任務にあたり、ぶつかりながらも理解、尊重し合って交流を深めていきました。
 一連の事件の黒幕が「術式を奪う」術式持ちの特級呪霊「隴絶ロウゼツ」の仕業であることが分かります。東京および福岡校の1年生5人が隴絶と邂逅し戦闘するも敗北、ぎりぎりで撤退します。東京校の2年や京都校の2,3年といった学生たちが福岡に大集合し、隴絶の潜む九州の山の中でいざ決戦だ!という流れでした。そうして11章の「山岳争乱」に続きます。

〇11章感想

 11章「山岳争乱」はどちらかと言えばタメの章でした。原作では絡みが少なかったキャラ同士の会話だったり、戦闘だったりという幕間のファンサービスメインで、話の動きは少なかったように感じます。

 この章の大きな動きは2点です。

・伏黒、狗巻、釘崎、竜胆、三輪が伏黒の呪力・術式を奪った影坊術呪霊と戦闘を始める
・東堂が隴絶と交戦、惜しくも呪力・術式を奪われる
 
 虎杖が東堂に合流してこれから2人で隴絶に反撃するぞ!というところで11章が終了しました。待ってました超親友!という高揚と、あっもうここで終わり?という肩透かし感が多少ありました。区切りを考えると仕方ないのかもしれませんがもう少し続きが読みたかったです。2か月に1度の更新ですし。

 話の動きとしては少し物足りなさがありましたが、原作で見られなかったキャラ同士の掛け合いや活躍は堪能しました。印象に残っているのは3つ。

・真希と真依の共闘

 今回、真希と真衣がコンビで遊撃要員として呪霊を祓っていました。交流会での対戦と違い今回は共闘です。
 会話の端々に姉妹感がたっぷりで見応えありました。煽り屋の妹、真依をたしなめるように対応しているようで自分もなんだかんだ短気な姉、真希。だんだん真希が塩対応になっていくところも、仕方ねえなあという表情含め姉妹らしさがありました。あー、この平和な共闘の記憶、原作でも存在したことにならないかなあ。

・伏黒と西宮の会話

 偵察情報の共有のため、西宮と伏黒が通話していました。原作では見ない組み合わせです。
 西宮が交流会で鵺に叩き落とされたことを根にもっていましたね。こういう原作のエピソードとの繋がりが自然に出てくると嬉しいです。
 そして、西宮と伏黒の会話の空気感も新鮮でした。伏黒はちゃんと敬語を使っているけれど、内容はあんまり遠慮がない。敵は鵺を複数体使うから厄介だろうとか、俺たちは影坊術呪霊を追うので西宮先輩は別方向を、などなど。西宮が通話終了後に「……はぁ、まったく。先輩にあれこれ指図だなんて、やっぱり東京の1年はナマイキ」(福岡分校編・山岳争乱3話より引用)とぼやくのも納得です。なんやかんやマイペースなとこあるな伏黒。
 2人とも同じ学校の先輩後輩への態度や距離感とはまた違って面白かったです。

・東堂の戦闘

 隴絶との戦闘の中で、相変わらずのその強さ……主にクレバーさとクレイジーさを存分に見せつけられました。
 少ない情報から隴絶の思惑を推測。数十分術式を使わずに隴絶を妨害した後、不義遊戯を使って隴絶を翻弄。不義遊戯とフェイントを織り交ぜた戦闘は楽しいです。
 そしておなじみの高田ちゃんの助言。

東堂葵「……終わったか」
???「本当にそう思ってるの?」
東堂葵「この声はッ……高田ちゃん!?」
(福岡分校編・山岳争乱7話より引用)
 
 念のため申し上げますが高田ちゃんはその場にはいません。東堂の妄想です。クレイジーがすぎる。しかし、この高田ちゃんの助言により隴絶の罠をすんでのところで見抜き深手を避けることができました。凄いぜ高田ちゃん。
 東堂はこの後結局呪力と術式を奪われてしまいます。それにより、不義遊戯を使う敵とのバトルパートが発生するのですが、これが結構厄介でした。10章の強敵ほどの体力や火力はないのですが、こちらの行動が延々阻害され続け、何一つ予定通りに攻撃が通らない。味方側として見ている分には頼もしいし楽しかったけど、敵に回すと面倒というレベルではない。11章前半で東堂に数十分足止めを喰らった隴絶の気持ちを追体験できました。不義遊戯やばい。

〇これから

 次の更新は例月どおりなら5月の見込みです。次も原作で見られなかった組み合わせや活躍がみたいですが、そろそろ物語に大きな動きが欲しい。隴絶には目当ての術師と対峙して今回の目的を明かしてほしいし、隴絶への勝ち筋を見出したいところです。
 まずは、超親友2人に開幕からスカっとするような活躍を見せてほしいと願いつつ更新を待ちます。


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