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私が夫との離婚回避にこだわる理由

こんにちは!
離婚回避カウンセラーの木村浩康です。

カウンセリングを行っていると、「どうして離婚回避が専門のカウンセラーになったのですか?」そんなご質問をよく頂きます。

2006年に離婚カウンセラーになった頃は、確かに私は普通の離婚カウンセラーで、最初から離婚回避専門ではありませんでした。

脱サラをして離婚カウンセラー兼行政書士になった私は、どちらかといえば、離婚したい方のご相談の方が多くありました。

男女を問わず離婚のお悩み相談を受け、行政書士として内容証明郵便、離婚協議書、公正証書作成のサポートするのが当時の私の主なお仕事でした。

でも私は、両親の離婚を経験し、母子に与える離婚の悲惨さを身に染みて経験した過去があり、だからこそ離婚カウンセラーになりました。

そのため、必要な離婚があることは十分理解しつつも、何だか離婚の後押しをしているようで、すっきりしない毎日を送っていました。

そんななか、同じ頃に発生した2つの案件が、私が夫との離婚回避を専門とするカウンセラーになるキッカケとなりました。

1つ目の案件は、夫婦ですでに離婚を決めていらっしゃり、その夫の方から離婚公正証書の作成依頼を受けた案件でした。

離婚公正証書の作成は無事に終わり、引き続き、夫の方から離婚届の証人になって欲しいとの要請を受けました。

そして、待ち合わせの市役所に到着すると、そこにご依頼人の夫、憔悴しきった奥様、そして2人のまだ幼い娘様の姿が目に飛び込んできました。

私は戸惑いを感じながらご挨拶をし、さっそく離婚届の証人欄に名前を書くことになりましたが、ものすごく複雑な気持ちになりました。

何より、2人の娘様たちが、今日この場で両親の離婚が決まることを知ってか知らずか、父親の腕にしがみついて離れないことに胸が痛みました。

そのお子様たちの姿が本当に痛々しく、どうしてご依頼人の夫は、妻との離婚を決めることができたんだろうと、ひどく不条理を感じました。

そして、奥様が「先生、これでよかったんですよね。」と、ポツリとつぶやかれたため、私は返す言葉を完全に失いました。

お仕事は、ご依頼のとおり完璧にこなしました。私はその夫婦の離婚協議に参加したわけでなく、ただ離婚公正証書のお手伝いをしただけ。

でも、何だか私が夫婦の離婚を決定づけて、2人の娘様を不幸のどん底に突き落としたような気持ちになり、帰り路は沈鬱となりました。

そして「奥様が、離婚を決める前に、一言私に離婚したくないと言って下さっていたら、この離婚は避けることができたのではないか… 」

「もしも、夫ではなく奥様の方が先にお電話を下さっていたら、娘様たちを両親の離婚から守ることができたのではないか… 」

そんな気がしてならず、今でもずっと忘れられない、とても苦い案件として私の記憶に残ることになりました。

もう1つの案件は、夫から離婚を宣告されるも、クライアント様との二人三脚で、何とか夫との離婚回避が実現できた案件でした。

同じように、その夫婦にもまだ幼い2人のお子様がいらっしゃいましたが、離婚回避が実現し、私は本当に嬉しい気持ちになりました。

そして、最後にご家族でご挨拶に来られ、クライアント様と目と目が合った瞬間、私はあまりに嬉しくて、不覚にも涙がこぼれました。

さらに、お子様たちが「先生、バイバイ!」「またね!」といつまでも手を振ってくれたため、私は涙と鼻水が止まらず大変なことになりました。

その時のほのぼのとした光景は、今でも鮮明に蘇ります。あのとき感じた喜びは、言葉に言い表しようがありません。

あのとき受けた喜びと大きな感動こそが、私のその後を変え、離婚回避カウンセラーとなって家族の絆を守りたいという想いに繋がりました。

夫の離婚要求によって母親と子供がどれだけダメージを受けるか、それは、父親の一方的な離婚で悲惨な目に遭った私が一番よく知っています。

これまでたくさん離婚相談を受けてきて、妻に離婚要求をしたくなる夫の心理状態も手に取るようにわかります。

そして何より、幾多の試練を乗り越えて、夫との離婚回避ができたとき、どれだけ至福の喜びを味わえて、子供が救われるかも知っています。

だったら、
これから自分がやるべきことはただ一つ!

母子を不幸にする離婚を撲滅し、家族の絆を守るのが自分の仕事だと思い、そこに全力でこだわりたいと思いました。

世間ではよく、「男である夫がひとたび離婚を言い出したのだから、離婚を回避するのは絶対に無理!」と言います。

確かに、夫との離婚回避はむつかしい。それは否定しません。中途半端な気持ちでは絶対に離婚を回避できません。

でも、これまでの離婚カウンセリングを通じて、あながちそれが不可能じゃないことを身をもって経験しました。

夫との離婚回避にはノウハウがあり、ポイントがあります。そのことを、夫の離婚要求で心が折れそうになっている方に伝えたい!

多くの離婚回避の失敗には共通点があり、みんなそれに気がついていないだけ。ほんの少しの気づきで展開はどんどん変わります。

夫の絶対は絶対ではありません。これまで、そんなケースをたくさん見てきました。夫だって幸せになりたいのです。好きで離婚したい訳じゃない。

あなたの人生は、結局のところ、あなたの考え方次第でどうにでも動きます。夫の離婚回避の答えも、夫ではなくあなたの中にありますよ。

あきらめるなんてまだ早い!
今こそ明るいあしたを取り戻す!

夫との不幸な離婚が減り、私と同じような思いをする子供が1人でも減ること、それが私の最大の喜びです。がんばりましょうね!

アプリコット離婚相談室
離婚回避カウンセラー木村浩康
ホームページは コチラ

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