あなたは自分のこと好きですか?
こんにちは。
サッカーコーチのコーチ倉本和昌です。
あなたは自分のこと好きですか?
いきなり「あなたは自分のこと好きですか?」と聞かれたらあなたならどう答えますか?
おそらく「あんまり好きではないです」と答えるかもしれません。と言うのも、「大好きです!!」って答えたら、「この人大丈夫か?」と思われるんじゃないかという懸念もあるからです。
自分のこと好き?
「自分のこと大好きですー!」と公言する必要はないですが、謙虚に、自慢せず、謙遜して、という文化で育っている私たちは、『本当のこと』を言わないことを美化している場合が多いです。これが日本人が自己肯定感が低いと言われている理由です。
「あなたは自分のどこが嫌いですか?」と質問されたら嫌いなところを探しますよね。
それが「あなたは自分のどこが好きなところですか?」と聞かれたら嫌でも好きなところを探します。もしかしたら結果自分は大したことないからと自己卑下するかもしれませんが。
自分は大切という感覚
私はサッカーコーチのための6ヶ月講座でこんな話をします。
自分について好きなところも嫌いなところもあります。でも多くの人がその下にある「自分は大切」という感覚を忘れがちです。
これは他人だとわかりやすいんです。
例えば、あなたに子供がいる場合です。娘や息子の好きなところもあるし、ここが嫌い、ムカつく!という部分もあると思います。嫌いな部分が目立ったとしても、だからと言ってその子を愛していないか、大切だと思っていないかというとそうではないですよね。絶対その子の存在を大切だと思っているんです。
イヤイヤ期とかになったらムカつく!なんで落ち着いていられないの!!っていうのはあるけど、その子のことを大切じゃない、愛していない かというとそれはないですよね。
これ自分にも当てはめてみてください。
あなたの中に好きなところも嫌いなところもあります。もしかしたら人によっては嫌いな部分が目立つ人もいるでしょう。でも、自分のことは大切じゃないのか?というと当然大切なわけです。でも、あまりに自分と一緒に良すぎて大切だということ自体を忘れることがあります。
あなた自身を大切にする
では質問です。「あなたのことを大切にしていますか?」「どうやったらそれを思い出せますか?」
例えば、「あなたが今きている服誰が選びましたか?」おそらく自分で選んだはずです。またはパートナーや親に選んでもらったかもしれませんね。
では、今日コンビニに行った人、「何を買いましたか?」喉が渇いたからお茶を買おう!カフェにいくのもいい!「それはなぜですか?」「それは自分のことが大切だからじゃないですか?」
自分のことを大切じゃない、なんなら痛めつけてやりたいと本気で思っているなら、その服は脱ぎて、チクチクする服を選べばいい。靴擦れするような靴を選べばいい。
喉が渇いた?だったら公園の水道水を飲んでも良いわけです。
でも、そうしない。たまに我慢することもあると思いますが、好きな服を選ぶし、好きな飲み物を飲む。着心地や自分の似合っている服や靴を選びます。
それがなぜかを思い出してください。それは自分のことを大切だと思っているからです。このことを忘れないようにしてください。自分のことを大切にしないと愛する周りの人も大切にできないのです。
妻の自己肯定感
私は奥さんのことをとても愛してます。それを公共の電波で言うぐらいだということで皆さん察してくださいw
でも彼女はどちらかというと自己肯定感が高い方ではないのです。「私は自分のことが好きじゃない」と時々言います。私も一応メンタルのことを学んでいるので、「そんなこと言わないで」とフォローをするんですが、なかなか響いていないなと感じていました。
そして、ある時こんな会話をしました。
私「ねえねえ。うちの子供たちのことめっちゃ愛してるよね?」
妻「そりゃーもちろん。本当に子どもを産めて幸せに感じるよ。」
私「じゃあ、ちょっと想像してみて。うちの子供たちは”ママ大好きー”ってなっているよね。」
妻「うん。」
私「その子たちから見ていて、ママは自分のこと大嫌いなんだよって言っている。言わないしてもそれが伝わったらその子たちはどう思うだろうね」
「自分が大好きなママだけど、ママ自身が自分を大っ嫌いって言っているということは、自分の存在自体が否定されたように感じないかな。子どもはショックかもしれないよね」
「別に今すぐ”私自分のこと大好きですー”ってなる必要はないし、そんなこと求めてないけど、少なくても好きなところも嫌いなところもある、そんな自分でOK!って受け入れることはできないかな」
自分という存在はあまりに長く一緒に良すぎて、本当に大切かどうかをついつい忘れてしまうものです。
まとめ
私が伝えたいことは、好きなところも嫌いなところもあっていいから、それをまるっと含めて「自分ってこんなのでいいんだ」って受け入れてもらいたいということです。
自己肯定感が低い高いというのがありますが、自己肯定感を感じるために最初にしなければいけないのは自己受容感を感じることです。
完璧な人間なんかいないのだから、「こんな自分でも素敵でいいじゃないか」と受け入れることなのです。
あなたがとってもいい状態であることが、周りの人へ貢献につながるし、笑顔の連鎖になるのですから。
こんな考えを持つ倉本和昌が主宰するワールドサッカーラボ。オランダからの最新の情報をお届けしています。気になる方はこちらの記事を読んでくださいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?