4歳最後の日

明日で娘が5歳になります。
ということで、久しぶりのnoteに4歳最後の日の娘を記録しておこうと思います。

4歳最後の日の娘、ゆうべ夜中に何度も起きたせいか朝寝坊。すぐ食事をすればいいのにとりあえずトランポリンで跳ねてなかなか朝食が始まらない。そうこうしているうちに夫が出勤し、やっとテーブルについた娘に「明日誕生日だね」と話すとまたもテンションうなぎのぼりであれこれ話し続けるので「誕生日の日のご飯はなにがいい?」と話題を変えると「(ビーフ)シチューがいいなあ」とのこと。それ昨日食べたじゃんか…ってかめっちゃ準備大変ですよね! その後もなかなかご飯を食べ進まない娘を急かしつつ食事を終え、トランポリンをするのを制止し着替えさせ、お気に入りのカシウェアのブランケット(愛用しすぎてタグは擦り切れ面影はなし)にチュッチュしながら別れを惜しんで家を出て、チャリンコでびゅーんと登園。保育園での別れの惜しみ方のしつこさは相変わらず。ふざけて足に巻きついてくるのを保育士さんに文字通り剥がしてもらいながら急いで園を出る。

夫にビーフシチューの希望をLINEしておいたところ、昼前に突然夫が帰宅。娘のためにシチューを仕込みに一旦帰ってきたらしい。まじか。2時間ほど鍋をグツグツして夫はまたオフィスに行きました。
夫よそこまでするかね…と思ったけど、子供を大事にする父の姿はいいもんです。私の父はそんな感じじゃなかったので、ちょっと娘が羨ましい。
まあそんな私も娘のために奮発してユニコーンのバースデーケーキを買いまして、ミーティング中に届いて席を外したりしてましたが。

夕方、お迎えのため保育園へ。感染対策で子供達のいる部屋には入れないため、玄関先で待っていると、いつも何か叫びながらすっ飛んでくる娘がなかなか現れない。やっと保育士さんにくっついて来たと思ったら不安げな表情。何かと思ったら「チャッキーに刺されるかも…こわい…」とのこと。

チャッキー!!!! チャッキーってチャイルドプレイのあれか!!!!!

どうやら仲のいい友達がチャッキーについて娘に説明し、しかも保育園にいるのを見たと言ったらしく、言われたことを素直に信じてしまうタイプの娘は、包丁を持った殺人人形に刺される!こわい!! とすっかり怯えきってしまった様子。
その年齢でチャッキーに詳しいとはなかなか通ですな…親御さんがチャイルドプレイ好きなんかな…とか思いつつ、娘を宥めて宥めてチャリに乗せると、今度は「お盆は怖い、おしゃべりさんがやってきて、あっち向くと後ろから刺される」と超物騒なことを言い出して、全くもって何が何だかわからないけど、とにかく怖い話で盛り上がったことはよくわかりました。夏だね!

で、そこからは寝るまでずーーーーーーーーーーーーーーーっとチャッキーの話。
「お母さんはチャッキー見たことある?」「あるよ、昔映画で」「チャッキーうちに来たらどうしよう」「先生が倒してくれたから大丈夫だよ」「でも、チャッキー工場でまた生き返るんじゃない?」「チャッキー工場は近くにないから大丈夫」「でも◯ちゃん、チャッキー工場見たって言ってた」「チャッキーもコロナウイルス怖いから外でないよ、きっと」「チャッキーコロナウイルスで死んだらいいのにね!」「そうねー」「チャッキー持ってる人、この街にいるかなあ…」「いるかもねえ」「どうしよう!刺されちゃう〜」「大丈夫だよ」「どうして? チャッキーは包丁で人を殺すんでしょ?」「そうだけど、人形が外歩いてたら誰かが見つけてやっつけてくれるよ」
と、エンドレスで数時間チャッキートークを強いられて、いやまさか子育てでチャッキーに苦しめられる日が来るとは思ってもみなかった。ほんと育児って予想のつかないことだらけですね。

余談ですが、久々にチャッキーの画像を見たら、チャッキー、ただの人形時でもめっちゃ怖いね…生え際やばいし…

そんなこんなでお風呂ですべすべ肌を自慢されたり(ほんとすべすべ!)、歯磨き前に突然お腹が空いたとクラッカーを食べ出したり(歯磨きが大変になるからやめてほしい)、寝るのを1分でも遅くするために絵本を2冊、長めのやつを読んで欲しいと言い出したり(計算をすぐ明かすあたりはまだ4歳)、いつも通りに夜を過ごし、ぐっすり寝ていきました。

相変わらずお喋りで活発で、一緒にいると10分くらいで疲弊してしまうのだけど、短気でせっかちですぐ怒るわりには、私が何かやらかしても「いいよ、ママならなんでも許すよ!」と言ってくれたり、ソファでうとうとしてると毛布をかけてくれたりと、心優しい子に育っています。

ひらがなをいくら教えようとしても覚えない割には、絵本が大好きで毎週のように図書館に通い、しかし図書館で走ってしょっちゅう私と司書さんに叱られて、かなりきつく言われても全くめげずに5秒後には走ってまた注意されています。好きな絵本シリーズは「ぞうのエルマー」らしい。あと「じごくのそうべえ」は殿堂入り。「はちかつぎ姫」を読んだ時は、なぜ奉公先の殿様の息子たちは家のことを自分でやらないのか、はちかつぎ姫だけが仕事をするのはおかしいと、現代っ子のジェンダー感覚にびっくりさせられたり。

最近は死について興味津々で、死んだ後も人の心の中で生き続けるという概念が理解できないため「リメンバー・ミー」を観せたところ、描かれている死後の世界にすっかり魅了されたらしく、「死んだら一緒に橋を渡ってパレードしようよ!」と死後の誘いを色んな人にしている模様。私が死んだら、写真を飾ってくれるそうです。大好きな人のことは忘れないよ、とのこと。

大人に挨拶するのがブームで、色んな人に挨拶し、返してくれた人にはもれなく自分の話をするというおまけ。「今日夏祭りだったんだよ!」「見て!このお人形持ってきたんだ」「もうお薬飲まなくてよくなったの」等々、のべつまくなしにべらべら話すので、見ているこちらはヒヤヒヤしています。
自分に親切にしてくれる大人に対して、あっという間に打ち解けるので、ひどい人見知りだった私には考えられない姿に頼もしさすら感じます。(まあでも、迷惑にならない程度にせねば)

そんな感じで、とても真っ直ぐ健全にすくすくと育っていて、なにより毎日本当に楽しく幸せそうで、親としてそれほど嬉しいことはないです。
しょっちゅう叱ったり、怒りすぎてしまうこともあるけど、ガンガン言い返してくるし、全然めげない。自分の言いたいことを言うのに躊躇がない。そういう気の強さも我が娘ながらかっこいいなあと思うし。

そんな娘が、明日で5歳と思うと、感慨深い。まだまだ大人になるまで長いけど、今だからこその可愛さや面白さを存分に味わわせてくれて本当にありがとうです。

これからも、健やかにのびのびと育ってくれるよう、母ちゃんはサポートしていく所存であります。



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