『アウトプット大全』から得たこと
『アウトプット大全』は2018年に初版発行されたビジネス書で、著者は精神科医の樺沢紫苑さん。題名の通り、アウトプットの重要性やアウトプットの種類がぎっしりと書かれている。
最近の人はインプットを重視しがちで、アウトプットをしていない事が多いらしいです。インプットで脳内を変えられるけれども、現実は変えられません。しかしアウトプットをすれば、自己成長することができ、結果として現実を変えることができます。だからこそアウトプットが必要だと、著者は言います。
この本の中から自分が得たことを、3つに絞りました。他にもたくさんありますが、その中でも特に勉強になったことです。
1.質問する
まず一つ目は、質問をするです。
本書には「自分に対して」と「相手に対して」の両方が書かれていますが、今回紹介するのは前者です。
樺沢氏によると、
自分に対してに質問をすると、脳が活性化し必要な情報を集められるようになる。
らしいです。
例えば、学校の授業やセミナーで何かを学ぶ前に、自分に対して「自分はこれから一番何を学びたいのか?」といった質問を投げかけると、その内容に注意が向き、より効果的に勉強することができます。
自分も『アウトプット大全』を読む前までは、授業やセミナーを何も考えずボーッと受けることが多かったので、良い勉強になりました。
他にも本を読む前には、「自分はこの本から何を学びたいのか?」という質問を前もって自分に投げかけてから読むようにしています。
2.感謝する
二つ目は、感謝するです。
「感謝をするのは良いことだ」となんとなくは理解していますが、具体的ににどんな効果があるのかご存じでしょうか。
イリノイ大学の研究では、
感謝やポジティブな感情が多く、幸福感を持っている人は、そうでない人に比べて9.4年長生きする
ことが明らかになりました。
これは、感謝=健康に良いとも解釈されます。
実際に感謝ををすると、「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」「エンドルフィン」の4つの脳内物質が分泌されます。
それぞれが幸福感やリラックス効果をもたらしてくれるので、感謝がどれだけすごいのかがわかります。
「ありがとう」と言うだけで健康になったり、幸福感が上がるのであればやった方が吉ですね。
自分もこの本を読んでから、些細なことでもなるべく感謝を伝えるように心がけています。(言えないときは心の中で思うようにしてます)
3.書く
最後は、書くです。
アウトプットの手段としてもよく使われる「書く」ですが、書くことで脳に大きなメリットがあります。
本書によると、
人間は、書くことで脳幹網様体賦活系(Reticular Activating System)と呼ばれる脳内の神経ネットワークを刺激することができる
とのことです。
このRASシステムは「注意の司令塔」とも呼ばれ、書けば書くほど活性化され、そのまま脳全体まで刺激されるらしいです。
つまり、勉強で記憶したいときは見て覚えるより書いた方が効率がいいといえます。
自分もこの本を読むことで、記憶するときに、書いて覚える事の大切さを改めて実感することができました。
おわりに
本屋のオススメコーナーでよくこの本を見かけていて、どんな本なのか気になったのがきっかけでした。本当に勉強になる事が多いので、まだ読んでいない人は是非読んでみてください。
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