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自分のエネルギーを注ぐ場所

 私は、とある新興宗教の2世でした。と言っても、大人になってから人生の目的を求めて自分の意思で母親のやっている宗教に入ったので”半”2世という感じです。

 入信後は15年ほどまじめな信者だったのですが、宗教に属してるが故に苦しむことが多くなり、『あれ?幸せになりたくて入ったのに、これって続けて意味ある?』という思いが強くなり、徐々にフェードアウトしていく形で全ての活動を止めました。ちょうど今から5年ほど前です。
 辞めるという行動が取れるまでは、毎日毎日、『勉強会に行きたくない、活動辞めたい、でも家族もやってるし辞めれない、苦しい〜』の繰り返しでした。そして、とある勉強会の日、散々行くか行かないかを葛藤して、『今日は勉強会行かない!』と決めた時に感じた『あ〜行かなくていいんだ!』という心からの安堵感、今でも鮮明に思い出すことができます。

 もちろん宗教を辞めた後は、自分の人生をもう一度ゼロから建て直さなくてはいけないので、それはそれで楽ではない5年間でしたが、今は目標持って生きることができ幸せだなぁと感じています。でもなかなか取れなかったのが、母への罪悪感です。私が宗教を辞めたことで母をがっかりさせているという罪悪感がずっと心のどこかにありました。当時はこの罪悪感を取り除きたいとか、取り除けるとかそんな発想もなくずっとこの感覚と共に生きていくのかなぁと思っていたと思います。

 フラクタル心理学を学んで、自分の人生を創っていくためにこの罪悪感をなんとかせねば!これが私の中で大きなブロックになっていると感じるようになりました。そして、フラクタル心理学の開発者一色先生のカウンセリングを受けよう!と決めたのです。セッションの詳細は今回は書きませんが、この罪悪感は、私自身がまだ宗教を放したくない!と言って宗教をしっかりつかんでいることの表れと指摘していただきました。矛盾した2人の私が先生の中には見えるとのことでした。
 
結果、数回セッションを受けてこの罪悪感がかなり外れました。そして、外れたら何が起きるか。これを本日は書きたかったのです。

罪悪感=まだ宗教を放したくない自分を自覚して、それを手放せたら、仕事の幅が広がりました!

就いてる職場、仕事は同じなのですが、次々と自分で考え、アイデア出して取り組んでいく仕事が増えたのです!これはつまり、これまでの私は罪悪感という実体のないものを味わい続けるために大切な自分のエネルギーを消費していて、でもそこに注ぐ量がぐんと減ったら、そのエネルギーを仕事に向けることができるようになり、生産的な活動により多くのエネルギーを注げるようになったのです。
仕事に向いたのはもちろん私が仕事で能力アップしたいとの思いがあったからですが、仕事の幅がこのように広がって能力を上げる機会を得るのは意図したわけではありませんでした。
だから不思議だよなぁーと。

 みなさんも普段の生活で当たり前のように自分の中に居座っている思考や感情あるかもしれません。それらの量を減らすことができた時、自分のエネルギーが自ずと望む方向にぐっと注がれて、思いもしない良い方向に発展するかもしれません!