[WSH]前半戦振り返り[投手]
チーム全体
防御率は下位に位置するものの、四球・被本塁打の少なさもありFIP・fWARは上位に位置する
BABIP .304(28位)、LOB%69.5%(26位)と安打でランナーを出しやすい・出したランナーが帰りやすい点が防御率を押し上げている
先発投手
成長著しい若手投手たち(と愉快なベテラン投手)
Mackenzie Gore(マッケンジー・ゴア)
個人的には、成長しているシーズン
平均球速(4シーム)が95.0→96.4MPH へと上昇、stuff+ は先発投手2位の高水準
Barrel%やHard Hit %が改善し被長打率は下がったが、被打率・BABIPが悪化した
Line Drive や Flare/Burner など被打率が高くなりやすい打球が前年比で増えていることが要因と思われる
制球がバラつきがちで球数が嵩むのは、以前として改善したい点ではある
対左打者の方が成績が悪いのはなぜ?
Jake Irvin(ジェイク・アービン)
現在ナショナルズを引っ張るエース
四球を出さなくなったことでイニング消化能力が向上、チームトップのイニングを投げている
昨シーズン有効で無かったスライダー・チェンジアップを大幅に減らし、右打者へのシンカー・左打者へのカッターを徹底するなど、Pitch Mix の見直しも奏功している
アービンが成長したことで、先発ローテの層が厚くなった
Patrick Corbin(パトリック・コービン)
若手の肘と肩を守ってくれる頼もしいオジサン
怪我なく投げ続けてくれてありがとう
Mitchell Parker(ミッチェル・パーカー)
暫定チーム新人王(投手)
メジャーデビューから、ドジャース・アストロズ相手に好投して勝ち投手になった
17試合中14試合で5回以上を投げるなど、堅実にイニングを重ねる
昨季AAAでBB% 13.2% と課題だったが、今季MLBでは 5.5% と改善
今後もイニングイーターとして頑張って欲しい
Trevor Williams(トレバー・ウィリアムズ)
89マイル前後の4シームに、スイーパー・スライダー・チェンジアップ・シンカーをバランス良く使う
89マイルの4シームはRun Value +9 をたたき出す(どうやってるの?)
80球前後での降板が多く、徹底された球数管理も好成績の要因と思われる
右前腕部の疲労で6月にIL入り、復帰のメド立たず(
いつ復帰するんでしょうか、TDLで売れるんでしょうか)頼むからコンテンダー獲得してくれ
DJ Herz(DJハーズ)
低めのリリースポイントから高めの4シームを投じ、空振り率30%越えを記録する奪三振ピッチャー
AAAでは、30回で28与四球だったが、MLB昇格後はBB% 6.4% と平均以下に抑える
フライ系ピッチャーのため、MLBでHR/9 1.72 と被本塁打の多さは課題か
ジェイマー・キャンデラリオで良い掘り出し物が手に入った
Josiah Gray(ジョサイア・グレイ)
ー2GS 8.1IP ERA14.04
・怪我からの回復を祈ります
Joan Adon(ヨアン・アドン)
ー1GS(2G) 5.0IP ERA5.40
・ロングリリーフとして頑張って
Jackson Rutledge(ジャクソン・ラトリッジ)
ー1GS(2G) 5.2IP ERA4.76
ーシンカーは球速があり、制球が定まればという感じ
ー今季のService time 2日しか消費してないらしい
リリーフ編
酷使されすぎているリリーフ陣の紹介
Kyle Finnegan(カイル・フィネガン)
クローザーとしてMLB3位の25セーブを記録
例年よりも安定感があるが、被本塁打の多さは例年通り
LOB% 85.9%、BABIP .220 と上振れ要素もあり、FIPが3.98と後半戦の揺れ戻しが不安
トレード候補、良いプロスペクトをよろしく頼む
Hunter Harvey(ハンター・ハービー)
既にトレードで居なくなったセットアッパー(既にKC仕様のMLB公式)
4・5月は防御率2点台前半と非常に優秀な成績だったが、登板過多で6月以降は崩れてしまった
5月までで29イニングを投げ、6月もイニングこそ少なめだが総投球数は4・5月と同程度。やはり投げすぎ
4シームとスプリットのコンビネーション
↓トレード概要
Derek Law(デレク・ロウ)
引き継いだランナーを帰しまくるせいで、ファンからのヘイトを買いまくってる(29人中20人)
地味にLaw はハービー以上に投げており、56.2イニングは既に昨季の投球回55回を上回った。
ヘイト食らってるせいで、ハービー以上に投げてることを何も言われないのは不憫
Dylan Floro(ディラン・フローロ)
この人もめっちゃ投げてるが、球数の少なさもあり、勤続疲労をそれほど感じない
1年契約なのでトレード候補
速球は90マイル前後であり、High Leverage でもあまり投げているわけではないので、それほど良い対価は得られないか?
Robert Garcia(ロバート・ガルシア)
防御率(4.68)とxERA(2.51) が良い意味で見合ってない
三振がめっちゃ取れて、かつハードヒットを抑えられる
試合終盤を任せられる存在になれるかもしれない(なってくれ)
その他
Jordan Weems(ジョーダン・ウィームズ)
37G 38.0IP 防御率5.68
ー敗戦処理なので、特に言うことなし
Jacob Barnes(ジェイコブ・バーンズ)
32G 37.1IP 防御率3.62
ー敗戦処理なので、特に言うことなし
Tanner Rainey(ターナー・レイニー)
25G 26.0IP 防御率6.58
ーマイナーリーグオプションは切れた。DFAいつ?
総括
総じてめっちゃ頑張ってる
でもリリーフはデッドラインでいなくなりそうだから、その後が不安でしょうがない
先発投手たちの未来が明るすぎる
野手の振り返りは怖いのでしない
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