見出し画像

第3回 新世紀の寺子屋

第3回新世紀の寺子屋の授業内容を一部だけ公開します。

第2回でGDPについて、説明したので、今回は理解を深めるために、GDPクイズを行いました。お父さん、お母さんも全部はできないかもですね。案外、迷いますよ。

最初のほうは、生徒さんも余裕で回答してくれました。物もサービスへの消費もGDPにカウントされますね。

このあたりも、正解でしたね。

次の問題くらいから、ちょっと迷いますね。特に小学生には、闇市場は分からないかも。アンダーグランドの世界。余計に分からないですね。⑧に関して、生徒さんに海外旅行の経験があるか聞きました。結構、経験があるので、びっくりしました。

まだまだ、問題は続きます。

クイズ11くらいから難しいですね。所有者が変更になっただけでは、GDPにカウントされません。もちろん仲介料とかはカウントされますが。

でも、クイズをこのくらい繰り返すと、生徒さんもGDPに何がカウントされて、何が除外されるのかを感覚的に分かってくれた気がします。

次に、1人当たりGDPの話です。下の2つのお祭りのGDPは同じ100万円です。でも、そのお祭りの内容は全然違います。ちなみに、生徒さんからは、左のリッチなお祭りについて、「そんなお祭りないだろ!」と突っ込まれました。

1人当たりGDPって、その国の経済の現在地というか、生活レベルの状況が掴めるんですよね。一般的な1人当たりGDPと社会における購買品を紹介しました。

下の写真を見た時の印象を聞きました。生徒さんから、バイクが多い!渋滞が凄い!と回答が出ました。その通りですね。ここはベトナムです。そして、ベトナムの1人当たりGDPは4,500ドルです。上の生活変化の③ですね。

次に日本の人口推移です。そうです。日本が抱える大きな問題です。この問題について、生徒さんに小さい頃から知っておいてほしいのです。なので、教室ではかなり、しつこく繰り返しました。
まずは、大きな人口推移です。鎌倉時代は約760万人でした。今の東京の人口が1400万人だとすれば、約半分ですね。こういう風に今の何かの数字と比較しながら、頭に入れるとイメージが掴めますよ。そして江戸時代は3千万人。これは、現在の東京、神奈川、千葉県の人口の合計と同じくらいです。

次のチャートは、ちょっと失敗作。小学生には分かりにくかったですね。

生徒さんに覚えておいてほしいこと整理して、まとめました。

次に世界の人口の状況を取り上げました。日本では人口が減少していく状況を示しました。しかし、世界は状況が違いますね。毎日40万人が誕生し、16万人が死んでいます。差し引き24万人が増えている。つまり、1時間に1万人が増加しているということですね。もちろん、イメージをつかむもので、正確な数値ではないです。ただ、こういう大きなイメージを持っていくことは重要です。

日本と米国と中国の1日の誕生と死亡の状況が次のグラフです。日本では毎日約2千人が減っています。本当はもう少し少ないですが、これもイメージでOKです。

最後にまとめました。確かにこれから活躍していく生徒さんにとっては、人口という面では厳しい時代です。しかし、それは人口の面で見たに過ぎません。これまでよりも、良いこと、凄いこともたくさんあります。そこは、ちゃんとフォローしておきました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?