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第4回 新世紀の寺子屋

1.お知らせ

新世紀の寺子屋の4回目の授業の1部を公開します。
また、皆さんにお知らせしたいことがあります。実は、新世紀の寺子屋は、子供たちへの金融教育のために開始したのですが、お母さん方から「お母さんのためのリスキリング寺子屋」の開催要望がありました。最初は、どうかなー?と思っていたのですが、「母が知識をつけ、生活に少しでも余裕がでれば子どもへの接し方が変わり、その子の日常生活が明るくなります」という言葉や、「子供と教室の内容を帰り道や家で話すことで、より理解が深まる」などのご意見を聞くうちに、確かに親子間の有意義な会話にもなるし、確かに親御さんの年代は、金融教育とかなかったよなーなどと思い、検討することにしました。
但し、ある程度の参加希望者が集まらなければ、見送ろうと考えています。
次回以降の授業内容を一部録画して、動画として公開しようと思います。そのうえで、ご興味がある方がいれば、メールを頂ければ幸いです。

cjdbx883@yahoo.co.jp
開催は来年1月か2月くらいから。月に2回、全てオンライン開催。
開催時刻は夜の21時から22時程度を考えています。内容は投資のテクニック等ではなく、子供たちに教えているような経済や市場の仕組みなど。超基本からです。

2.授業内容

それでは、第4回の授業内容です。今回は、経済を構成するメインプレイヤーの内で、企業について取り上げました。
生徒さん達に、将来のなりたい職業を聞いてみました。びっくりしました。当然、決まっていないだろうなーと思っていましたが、弁護士とか、新聞記者とか、家畜を育てるとか、色々と答えてくれました。私は?私は小学生の頃は、お坊さんになりたいと思ってました(笑)

次に、パン屋さんって、なんのためにパンを売っているんだろう?という質問をしました。お金を稼ぐとの答えが1番多かったですね。それでは、なぜ、パン屋さんはお金を稼ぐのか?という質問をしました。

従業員の生活を守る=雇用というのは、経済にとっては、とても重要ですね。

ゴーイング・コンサーンの原則も紹介しました。まだ、ちょっと難しいですね。そして、現実の世界では企業の平均寿命は20年から30年くらいです。ちょっと話が横道にそれて、100年以上存続している企業の話になりました。世界では約8万社の100年以上存続している企業があります。その中で、日本企業が3万3千社という状況を伝えたら、とても驚いてました。更に1000年以上も継続している企業は?と聞いたら、「そんなんあるのかよー!」との反応でしたが、世界には12社くらいあるんですね。(カウント方法が色々あり、正確ではないですが)その中でも、日本の金剛組は創立は578年!聖徳太子の時代からの企業であり、とてつもない長寿企業であることを伝えました。

次に株式会社の成り立ちを、紙芝居で説明しました。AIで作成した紙芝居です。いい時代だなー。

紙芝居は、説明不要ですね。そのまんまです。でも、大事な点はここからです。株主と株式会社と経営者の関係を理解してもらいました。

次に、株式に投資するというのは、企業のオーナーになることを説明しました。パズルで説明しました。私としては、良い喩えと思ったのですが、生徒さんに伝わったかどうかは、分かりません(笑)。

ごちゃごちゃと説明しましたが、子供たちに知ってほしいことは、株価が上がって、それを売却して利益が出るとか、そんな小さなことじゃないんです。子供たちに知ってほしいことは、誰もがお金を出せば、上場しているどんな会社の株主になれることの凄さなんです。

そこで、子供たちに次に質問をしました。お医者さんと弁護士に同時になれますか?生徒さんから、「勉強すれば、なれる!」と力強い回答がありました。予定と違う・・・では、同時に宇宙飛行士になれますか?と大人げない問いをしたら、「それはさすがに無理・・・」とのことでした。
そうです。人間には限界があります。1人の人間に可能なことは限定されます。そういう意味で、株式投資は自分の分身を増やし、その分身がお医者さんになったり、弁護士になったり、宇宙飛行士になったりを疑似体験することだと伝えました。しかも、お金を出して、株を買うだけなんです。

でも、投資を行う前には、勉強しておくべきこともあります。以下のようなことは必須ですよね。今回は、軽くリスクについて取り上げました。

リスクって、言葉は危ないではないんですよね。投資の世界では。リスクは思い通りにならない可能性の幅が大きいことですね。

これでは難しいですよね。子供たちには、クイズが1番ですね。クイズをすると理解が深まります。これからも、クイズは取り入れていきますね。

生徒さん、余裕で回答してくれました。リスクについて、何となく分かったかなー。リスクが高くなる要因は、いろいろあります。これらは、今後少しづつ取り上げていきます。

第4回はこんな授業でした。そろそろ複利とかも取り上げないといけませんね。しかし、小学生に複利とか、どう説明したら良いものか・・
意外に難しいなーと思う今日この頃です。それでは、また。

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