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公務員だって自分のキャリアくらい考えてもいいじゃない(Vol.1)

一般的な公務員のキャリアと自分のキャリア

自分の将来を考える上で、今最も真摯に向き合わないといけないのが「自分のキャリア形成≒公務員のキャリア形成」


僕の知っている地方公務員のキャリアといえば、

  1. 入庁

  2. 異動(3年〜5年程度)

  3. 昇任・昇格(試験or辞令)

  4. 退職

くらいなものだけど、大枠としてはどこも同じなんだと思う。
僕の同期や先輩を見てもほぼ例に漏れない。
そんな中で、僕はかなりイレギュラーなキャリアを歩んでいる。

  1. 入庁(情報システム部局へ配属)

  2. 6年間異動なし(課内異動はあり)

  3. 7年目から南相馬市へ災害派遣(1回目:3年)

  4. 10年目に杉並区へ戻る

  5. 12年目に係長昇任試験で係長級になると同時に再度南相馬市へ

  6. 南相馬市で係長職として勤務(2回目:4年目)

杉並区での勤務年数8年に対し、南相馬市での勤務年数は7年目。
国家公務員が様々な地方自治体に派遣されることはあっても、地方公務員でこんなキャリアを持つ人は中々いないと思う。
「なぜ2回も」という点は別の投稿で触れようと思うけれど、とにかく変わった(一般的ではない)キャリアを自ら望んで、歩んできた。

公務員にとっての異動とは

公務員にとって「異動」とは、「定期的な引越」であり、「別会社への出向」であり、また「抗い難い運命」のようなものだ。民間企業に勤めた経験はないけれど、「転勤」に近いものかもしれない。

引越をして、前任者から引き継ぎを受け、新たな土地や環境に慣れる。そして新しい知識を得ながら日々の業務に対応する。
それには当然(物理的・心理的な)コストがかかる。

民間企業であれば各個人のキャリアやスキルと親和性の高い所属や部門への異動が多いのだろうが、公務員はなかなかどうしてそうはならない。
異動前の経験(例:事務処理、簿冊管理など)が活きることはあっても、スキル(例:専門的な法律の知識やその運用スキル)が直接活かせることは稀だ。

先程、公務員の異動を「抗い難い運命」という表現をしたのは、僕が厨二病気質だからというだけではなく、「異動ってそういうもの」として多くの公務員が捉え、納得している(諦めている)からだ。
実際、異動や処遇に対して不平不満を持つ職員もいるが、特にアクションを起こすわけでもなく、不平不満を持ちながら次の部署に異動していく。

僕はこのことにずっと違和感と疑問を持っていた。
民間企業の方からは「いや民間も一緒だわ」と言われるかもしれないし、民間でも転職を含めてキャリアを自分で決定していく、少なくとも「こういった仕事がしたい」「自分のスキルを活かしたい」と思って行動する方はまだ少数なのかもしれない。
ただ、「公務員だから変なことしなければクビにならないんでしょ?羨ましい」とか「え、公務員なのに何が不満なの?」などと言われることに凄く抵抗感があった。
※実際そんなに言われた訳じゃないけど、「安定しててクビにならないから公務員になったんでしょ?」と言われているような感じ。

あ、一旦1000文字を超えるので今日はここまで。
(ずっと頭の中にあったことを文字にしていくって冗長になりがちだなー)


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