Tシャツはノンバーバルコミュニケーション

シティハンターの山田です！

東京に上京した18歳のとき、古着のTシャツにハマっていた。
古着のTシャツといえば、ヴィンテージや1点ものというのがカッコイイと思っていた。

今でも覚えている、ビビッときたTシャツとの出会いだ。
この日の買い物は、明日の合コンに着ていくTシャツを買いに行くことを目的として古着屋を巡っていた。

昨日買ったTシャツを着て合コンに行った。
古着特有の匂いを消すために、洗濯を2回したことも覚えている。それでも匂いは取れず、香水をつけていった。その香水はウルトラマリンだったかな。
合コンは4対4で男女の中で僕が最年少だった。
ここからが合コンの醍醐味と言っても過言ではないだろう。
二次会に行くか、気があった者同士で抜け駆けをするかだ。

二次会にも行かずにすぐに帰ると決めていたから、みんなとお別れをして、駅に歩いていたときに、合コンに参加した年上の女性から、このあと「ホ◯ルに行ってもいいよ」と言われた。

なぜ？ってなるよね。

合コン中は、下ネタは言ってないし、チャラい感じも出していなかった。もしチャラさが出ていたなら、ウルトラマリンの香水しか考えられない。

その日、僕が着ていたのはターコイズブルーの色にレインボーカラーで「 BITCH 」とフロッキープリントされたTシャツだ。

Tシャツを買うときは、色とデザインだけで決めていたため「BITCH」の意味も知らずに買ったのだ。
「BITCH」はスラング用語でもあるし、色々な意味を持つ言葉というのは後から知った。僕の周りでは「BITCH= ふしだらな女、ヤ◯〇ン」と解釈している人が多かった。

もちろん、女性のお誘いはお断りをして帰宅した。
数日後、合コンに参加した先輩に、女性からお誘いされたことを伝えました。

僕が席を外した間に、盛り上がっていたらしい。
全貌はこういうことだった。

・山田くんは、田舎から出てきた青年　
・ファッションの専門学校に通っているからセンスの感度は高い
・合コンの参加者の中では最年少
・年齢は18歳だし、もしかして童貞だったり？の説が上がる
・大人の女性をまだ知らない
・若いし性欲がお盛んな時期であろうとの仮説が立つ
・Tシャツが「BITCH」

全く理解できないが、要するに「山田はS◯Xをしたがっている」との結論になったらしい。そこで1人の女性がホテルを誘ってきたのだ。
僕からしたら、その女性が立派なBITCHではないか。

そして、「BITCH」という単語が僕の気持ちを無視して、勝手にコミニケーションを取っていたのだ。

先輩に話をする前にBITCH Tシャツを着て、渋谷、原宿、代官山、中目黒とオシャレな街に行った自分が恥ずかしくなった。
この合コンを機会に、Tシャツを買うときはデザインや色で決めるのではなく、意味がわからない英語や外国語が書かれたTシャツを買わないように決めました。

いま、ふと思った。

Tシャツの苦い思い出はあるけど、はじめてTシャツを着たときを覚えていない。。いや、赤ちゃんだったころに親に着せられたからなのか、、、。

「はじめてTシャツを着たのはいつですか？またその時のことを覚えていますか？」

こんな質問をされたらすぐに答えれる人はいるのだろうか。
5歳の時にはじめて着ました！って言える人がいるのだろうか。

気になってきた。
聞きたくなってきた。
BITCHのTシャツを着て恥ずかしい思いをした話はどうでもいい。

これから聞き込み調査を実施します！
調査結果は後日、noteにて書きます。