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下北沢で実った「City Farming」のいちごを、さまざまな体験と共に味わおう。

ミカン下北にあるTSUTAYA BOOKSTORE店内、シェアラウンジにサステナブルな植物工場「City Farming」のショーケースが設置されて半年。街中の、しかもワークスペースに突如出現したいちご畑、みなさんご覧いただけましたか? 今回は、このプロジェクトとのコラボレーションとして現在開催されている、おいしく楽しい企画をご紹介します。

摘みたて完熟いちごを老舗バーでシェイクに

まずご紹介するのは、下北沢で長年愛され続けている老舗のバー「Fairground(フェアグラウンド)」とのコラボレーション。シェアラウンジご利用の方限定&毎日先着3名様に、なんと無料で(!)いちご狩り体験と収穫したいちごを使った「1.5シェイク」を楽しめるという2月末までのスペシャルな企画です。仕事のリフレッシュにもぴったりですね。

まずは、シェアラウンジの受付で、1.5シェイクを体験したい旨を伝え、ハサミやビニール手袋、いちごを入れるカップなど、いちご狩りグッズを貸し出ししてもらいます。準備ができたらショーケースの外側から赤く熟したいちごに目星を付けて、選んだ4個をハサミでカット。大きさも熟し具合もいろいろ、白い可憐な花から実が成っていく過程を見ることができるのも、この「City Farming」の楽しさです。

収穫したいちごを持って「Fairground」へ。「Fairground」の場所は、シェアラウンジの窓から見えるほど目と鼻の先。徒歩1分かからないほどのご近所です。カウンターでスタッフの方にいちごを渡し、店内にずらりと並ぶワインやウィスキーのボトルを眺めながら待つこと数分。きれいな薄ピンクのジェラートベースに自家製のビスコッティといちごがひとつ盛り付けられた「1.5シェイク」が完成!

「あらかじめCity Farmingで育てられたいちごを使って、オリジナルのいちごジェラートを作っています。そこに持ってきたいただいたいちごをプラスしているので、よりフレッシュな風味がプラスされておいしくなるんです。ミルキーかつクリーミーなジェラートがベースになっているので、そこに香ばしいビスコッティが加わって、ショートケーキのようなおいしさを感じていただけると思います」
と、「Fairground」のスタッフさん。
 
ショップの奥にあるバースペースからは、いちごのショーケースがよく見えます。日が暮れると、ショーケースの光が一層目立ち、気になるお客様も多いそう。
「あれはなに? なんて聞かれることも多いんですよ。私もこの試みにはびっくりしましたけど、とってもおもしろいですよね。お酒の世界でも、東京で作られた素材だけで醸造したものが出てきていたりしているので、時代に合った取り組みだなぁと感じていました。当店ではカクテルに使う果物も、熟して糖度が上がるまで枝につけておく「樹上熟成」のものを使っています。このいちごも、シェイクにするぎりぎりまで枝についていたんですから同じですね!」

「Fairground」は、デザートワインとスイーツがテーマの店舗。奥のバーカウンターでゆっくり甘いひとときを過ごすもよし、手前のショップでご自宅用やギフトにするワインやデザートワインなどを選ぶもよし。ワインは、1杯分やハーフボトルサイズでの計り売りができるという嬉しいシステムも。いちごシェイクの提供は、2月末まで。

Fairground Bar&Wine shop 下北沢
東京都世田谷区北沢2丁目10−20 ミカン下北D街区 201
03-6407-9661
[月~金]15:00~23:30
[土日祝]12:00~23:30
※いちごシェイクの提供は、15:00〜22:00

ぜひ一度食べて欲しい!驚きのいちごホットドッグ

お次に紹介したいのは、「Fairground」のすぐ下にある飲食店「下北ミートスポット」とのコラボレーション。このお店は、「Esszimmer(エッシマー)」「KUON(クオン)」「FUJI DOG(フジドッグ)」という3つの飲食店がひとつのスペースで展開されているというユニークなグルメスポットです。ここでは、「City Farming」のいちごを使ったスペシャルメニューを期間限定で楽しむことができます。

ひとつ目は、ランチセットにもついてくるガーデンサラダ(649円税別)。季節ごとに旬の果物を使っているそうですが、3月末まではこのいちごが登場。蓋を開けると、グリーンの野菜に真っ赤ないちごと色鮮やかなエディブルフラワー。その美しさに、思わずときめいてしまいます。フルーティーなトマトベースのドレッシングとも相性抜群。ボリュームもたっぷりで、しっかり野菜が摂れるのも嬉しいですね。

ふたつ目は、いちごを使ったホットドッグ(942円税込)。言葉で聞くとその意外な組み合わせに驚いてしまうのですが、意外や意外、いちごとソーセージ、とっても合うんです。シャキシャキおいしいキャロットラペとチーズクリームが、ソーセージといちごの間をいい感じで取り持ってくれるのか、とってもおいしくてびっくりしました!(すみません……!)全粒粉のベーグル生地でできたもっちり食感のパンも、このホットドッグのいいまとめ役。これは、一度食べてみてほしい逸品です。

最後にご紹介するのは、いちごを使ったエッシマーパフェ(1100円税込)。もともと人気デザートだったこのパフェに、いちごを合わせた特別バージョンが新登場です。ブルーハワイのかき氷にバニラアイスクリーム、チョコブラウニーにクレープ生地、そしてブルーベリーといちご、となかなか豪華で食べ応えあり。いちごとチョコレートの組み合わせは、やっぱり間違いないですよね。

「下北ミートスポット」は、お好きなスタイルでカジュアルにおいしいものと楽しいひとときを楽しむことができるスポット。3つのお店のそれぞれのメニューを、店舗を横断して楽しむことができるのもおもしろいところです。今回のコラボレーションメニューは、3月末まででの期間限定。お見逃しなく。

 下北ミートスポット
東京都世田谷区北沢2丁目10−20 ミカン下北D街区101
03-6407-8911
Esszimmer:11:00~23:00
KUON:11:00~23:00
FUJI DOG:11:00~20:00(売り切れ次第終了)

かわいいを払拭した完全クールないちごグッズ

最後にご紹介するのは、TSUTAYA BOOKSTOREにて購入することができる、このプロジェクトのミカン下北限定オリジナルアイテムです。いちごを大胆にデザインに落とし込んだロングTシャツと、このプロジェクト名の入ったキャップ。どちらも、よくみかけるかわいいいちごモチーフのグッズとは一味も二味もちがい、とってもクール!
 
ロングTシャツは、グラフィックのヴィヴィッドな特色が特徴的。シルクスクリーンを用いているので、写真のプリントでは出せない質感がとってもおしゃれです。オーバーサイズでゆったりきていただくのがおすすめ。いちご好きの男性にも、ぜひ着ていただきたいデザインです。

実は、キャップはいちごのモチーフは使わず、あえて刺繍の色をいちごカラーに。ベースの黒にこの絶妙な赤が映えて、かっこいいんです。お若い世代にはもちろん、男女問わず大人世代にもかぶって欲しいきれいめのシルエットは、こだわりのひとつ。
 
このアイテムについて、デザインを担当したKonelのアディト氏はこう話します。
「いちごのモチーフのアイテムは、よく見かけます。でも今回はCity Farmingの実験的な取り組みという点をデザインに落とし込むという意味でも、あえて〝違和感〟を作りたいと思いました。そして、かわいいというより、かっこいい印象のものにしたかったので、Tシャツのグラフィックは大胆なデザインとシルクスクリーンの2色刷りという手法を用いました。下北沢の街でいろいろな人にストリートな感じで着てもらって、ファッションという切り口からこのプロジェクトに参加してもらえたらいいなと思います」

TSUTAYA BOOKSTORE 下北沢
東京都世田谷区北沢二丁目11番15号ミカン下北A街区2F,3F
03-6778-4039
9:00〜22:00

都会の真ん中で実っていくいちごの姿を見ながら、摘んだり食べたり身につけたり、いろいろな方法で参加することができるのが、このプロジェクト。ミートスポットのいちごメニューとオリジナルグッズの販売は、引き続き3月末まで行っていますので、春までのカウントダウンをぜひ、下北のいちごと共にしてみませんか。

取材・文:内海織加/撮影:Adit (Konel)