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子供の教育何が正解?

ランドセルが歩いているような、新入生がぴょこぴょこ走る春、おめでたい。

東京のど真ん中、文教都市といえるエリアに意図せずして住んでいる。日本有数の大学がいくつもあるから、ラーメン屋などで夢あふれる、たまにイキみすぎた大学生の話をほほえましく聞くことも多いし、お受験した全身紺色の服装の親子も行き交う。最近では、東京だけではなく地方都市にも、国際人材を生み出すための学校や、特定のメソッドに沿ったり自主性を重んじるような学校も増えている。

そんな意識の高い学校にいれたという友人の子供たちも多数報告がSNSであがる。みんなすごいなー。望めば、親さえがんばれば「機会」があるここで、ひたすらにぼーっとしているわれわれ夫婦である。一言で言うとなにがいいのか人生わからないのである。

素晴らしい教育を小さいころから受けて、いわゆる評価される大学で一緒になって、とてつもなく苦労している人もいたし、一見お金を稼いでキラキラしているようで裏では苦労していたり、強者だと勘違いして弱者の気持ちに想像力が働かない奴なんてざらにいる。

私たち夫婦は二人とも「イナカ&ほぼ公立」→「大学院卒」である。留学も資格取得も叶い、なんとかこうありたいなという日々を過ごしている。二人ともお金稼ぎより社会貢献に関心が強く、だからこの人と結婚した。

常に海と山と空があり、コミュニティと様々なバックグラウンドを持つ人と交流があった。私に至っては村社会に近いところで育ったから全員顔見知りである。夫はそうでもなさそうだが、子どもの頃は変わった子、だったし生きづらさを感じることもあった。東京のようにもっと多様であれば、もっと機会があれば・・・そう願うこともあった。

でもそれが、社会を出て外資や海外留学での辛さのなかサバイバルする強さになっているのも知っている。でも、しなくていい苦労もたくさんあったような気もしている。もっと要領よく生きれたのではないか。

とにかくこどもの声に耳を傾けよう、と夫は言う。

そうだと思う。でも、情報をすべて集めた上で判断、が正解か。みんな何基準で決めてるのかなー。親の経験がベースなことが多いのかしら。

多くは望まないけれど、もし東京のど真ん中で育っていたら、高校のときに留学をしたかったかな〜、アメリカのチアリーダーをやってアメフト部の子とデートしてみたかった。(映画の見過ぎ)