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よそじなかばの手習い :VRはじめました。

オキュラスクエスト2をレンタルしてみた。

いろいろ目的がありまして。

目的その①

直接的には、ボクササイズをVRでやりたかった。
今オンラインヨガをやってるんだけど、クラスはヨガや筋トレ等いろいろあって、おおむねいいんだけど、ボクササイズだけはどうも物足りないんだよね。
誰もいない部屋の狭い四方でキックやパンチで宙を切るのが、どうにもむなしい。

ということで、VRで敵をパンチしてる感が得られたら楽しいんじゃないか?
と思ったわけである。

ちなみに、ボクササイズがやりたくなったのは、先日見たバカリズムのライブで、ボクササイズが出てきたから。喧嘩の腕に覚えのあるヤンキーがボクサーとしてスカウトされたのかと思いきや、ジムでボクササイズをやりませんか?とスカウトされたという話だったw

目的その②

遠方に住む親の介護?に使えるのではないかと思ったから。
介護ゆうても、70代半ばの親は、まだ寝たきりとかそんなことはない。大きな病気も幸い、まだしていない。
ただ、数年前から母親が認知症っぽい感じ、たぶん、「まだら認知症」というやつ。日常生活に支障はないものの、コロナ禍で外出も少なく、ジムもやめてしまい、友人と会うでもなく、日々刺激がない。よそじの子供たちとしては親の筋力衰え(そして脳の衰え)を心配している。「運動したら」と言っても
「別に自分は問題ない!」
「全く苦じゃない!」
「これまでもずっとこうだった!私はそんなに、外出しないとストレスがたまるタイプじゃないんだから!」
と言ってきかない。
いや、苦とかそういう問題では…しかも、これまでOKでも年取ったら筋力衰える一方なのに…(とここで、無常(=加齢に伴う衰え)を認めない親というのを目の当たりにし、諸行無常が身に染み、自分はこうならずにいようと誓う…)

で、親に限らずだけども、仕事の営業先やクライアントでもそうなんだけども、
「こうしなさい」と一方的に言うだけでは、人は絶対動かないんだよね。

親と同居していたなら(まっぴらごめんだけども)
「一緒にやろうよ!」といって、一緒にオンラインヨガしていたと思うし、母も乗ってきたことだろう。

しかし、いくら良かれと思う提案でも、自分の内なる欲求から出るものではなく、他者から「こうしたほうがいいから、こうしなさい」と一方的に言われるだけでは、動く気になれない。
それだけで動くのなら、世の中もっと良くなっている。

「こうしなさい」という提言だけするコンサルは世にあふれているが、それをクライアントの実行に結び付けてかつ継続まで持っていけている人が、どれだけいるだろうか。
もう提言だけしているコンサルはお呼びではない時代。

しかも実家のあたりは散歩なんてまるでやる気になれないような、家と道路とショッピングモールしかない場所なのだ。
飛騨だったらちょっと近所を歩くだけでも気持ちよくてすっきりするから散歩ウェルカムだけどさー。
私も実家付近で散歩なんて嫌だね。

…というわけで、
VRのエクササイズであれば、新しもの好きの母親は喜んでやってくれるのではないか?
と思った次第。

目的その③

世界として覗いておきたかったから。

コロナでいろいろなものがオンライン化して、私のような地方在住者にはベネフィットがたくさんあった。
これまで東京に行かないと受けられなかったセミナーがオンライン化され、近所になくて諦めていたようなジムのクラスもオンライン開催され、何より、在宅勤務・リモート会議が当たり前になり、仕事が進めやすくなった。

VRはその延長線上にあるものだ。
確実に将来もっと良くなって普及して、今のオンライン○○みたいになるだろう。

そもそもボクササイズがやりたいと思ってレンタルを申し込んだわけだけど、オンラインエクササイズだって、ジムの中にいるような感じでVRでやる、という日がもうすぐに来るだろう。
オンライン旅行もそうだ、VRでやるようになるだろう。

地理的ハンディがなくなる、VRは地方在住者にこそベネフィットが大きいものなのだ。

学校の勉強つまんなくて二秒で寝ちゃう子どもの勉強ツールとして使えるのではないか?(将来的に)
ってのもあるしね。

ちなみに、VRはリアルの代替品ではなく、補完品になると思う。VRで旅行を経験したら、それで満足…ではなく、むしろそれに刺激を受けてリアルで見たい!訪れたい!となり、VRでコンテンツが提供されている場所は、訪れる人が増えるのではと思う。VRは所詮、目で見るだけのもの、五感+目に見えないもろもろを全身で感じるリアルの代替品にはなりえない。

だから今から、インストラクターや旅行ガイドなんぞは、VR向けを見越して、VR向きな立ち居振る舞い・しゃべり方、的なものを開発したほうがいい…かも。

日本はVRの最優先市場(By Facebook)らしいしね。

レンタルした理由

さて、欲しい理由はいろいろあれど、レンタルにした理由は、
重さはどうなのか?結局重くてやってられないんじゃないのか?
目がちかちかするんじゃないのか?
というのを確かめたかった、というのがある。
目的その②に照らして、「親の介護」目的ではどうなのか、と…

オキュラスクエストを最近導入した友人に聞いてみたところ、
「重いですけど、でもやってると楽しくて気にならないですよ!」
とのこと。
重さもあるけど、むしろ、エクササイズで汗かくのにヘッドセットが邪魔、な方が問題(?)らしい。
でも、そんなものを吹き飛ばす?ほど、「世界が変わりますよ!」とのこと。

重いけど気にならなくなる???どういうこっちゃ??
でも「世界が変わる」だなんて、そんなことを聞いたら欲しくなっちゃう…
でもやはり重さの問題が心配で、レンタルにすることにした次第。

実際にやってみた

…というわけで、さっそくレンタル。
いくつか見た結果、レンタルは7泊8日、6000円~7000円くらいのものが多い中、
2泊3日で3980円、という、ドコモのレンタルサービス、kikitoを発見、利用。

ここは買取オプションもあったのも便利ポイント。

そして今日届いた。

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重さは手に持った感じは想像していたほどではない。
計ってみたら500グラム。大きめの玉ねぎ2個~2個半分くらいを頭につける感覚か…

使ってみたら…

おぉーーー!!!という感じ(ボキャブラリー貧困w)。

プラネタリウムの中に入り込んだ感じ。
ガンダムのパイロットになった感じ(←世代)。
ドラマとか映画に出てくるような世界に入り込んだ感じ。
鬼滅の刃か星野温泉の宿みたいな感じ(←トップページ?が和風の高級旅館的な部屋になっている)。

せまーいエリアが、一気に宇宙空間につながったような視覚世界が広がっていた。

なるほどこんな感じか。。こりゃ確かに世界が変わるね。

友人の言った通りであった。

これはまるで…我が家に最初にファミコンが来た日、の感覚。

初めのちょっとした練習を経て、噂のビートセイバーのデモというのをやってみた。
ビートセイバーとは、OQ界の有名アプリ?で、ライトセイバーみたいな剣で、向かってくる物体をひたすら切っていくというゲーム&エクササイズ。
話を聞くだけでは、そんな単純なもの、何がおもしろいのか?と思っていたが(しかも腕しか動かさないんでしょ?と…)
これがやってみたら単純なのがまさに、面白さの秘訣であることがわかった!
物体の動きに合わせて動くから結局腕以外も動かすので下半身も動かすし。

これは、ファミコンで最初に買ったソフト、エクセリオンみたいな感じだな!(ただひたすら向かってくる敵の飛行物体を打ちまくるゲーム)

…とファミコン世代は心わしづかまれ。。。

そして確かに、重さは気にならない!
なぜなら世界に没頭するから。

これも友人の言った通りであった…。

そしてまさに楽しみながら汗だく。全然苦にならない!

これは欲しい!

難点としては
・ヘッドセットの調整がしづらい
・やっぱり重くてずり落ちるので、よそじなかばとしては、「これで頬がますます下に落ちてしまうのでは…」と気が気でならない
・やっぱり汗をかくから、汗対策必須
・設定がちょっと面倒。ゴーグルつけながら、Wi-Fiルーターのパスワードを求められるので、特に設定初期ではゴーグルをつけたり外したりしなくてはならない。

(ちなみに目のチカチカはありませんでした)

親の「介護」に使えるか?

結論から言うと、
母親よりも父親がはまりそう(だが設定に難あり)。

父は団塊世代で、団塊ジュニア狙いのファミコンを子ども以上にはまって遊んでいた人であった。
というわけで下地はできている(Wiiまでは家にあったしな)
コントローラーでのコントロールもいけるはず。
子どものころ、母親が泊りがけで出かけたときに、父親と弟と、カレーを食べながら一日中ファミコンプレイをしていたことがあったな…。
そんな「旧き良き時代」(?)を懐かしく思い出した…。

ただし、母はどうかな、というところ。。。
コントローラー使いに四苦八苦して、そこが無理!といってやってくれない可能性が…
しかもゴーグルだから、パーソナル仕様。見ながらこちらが指導、ってできないし。
あと、玉ねぎ二個半分の重さやヘッドセットのフィット感の悪さも文句を言う可能性が…
年取るにつれ、面倒くさい、やりたくない、っていうことが増えているので。

友達とプレイ、というのができるので、親と一緒にゲームしながらエクササイズ!はやれそうだが、FBアカウントが必要なのがネック…
親とFB友達になりたくない…(私の場合)

ま、親への導入はちょっと考えなきゃ、だけども、親はあと20年も技術の進化を待っていられないわけなので、帰省の折に見せてあげて興味を持ったら、というのがいいのかもしれない。

というわけで購入はどうするのか調べてみよーっと。

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