クラシックピアノを習っていた頃(7)〜 クラス合奏・合唱の伴奏 編〜
僕がどんな曲たちといっしょにどんな風にピアノを習っていたか、『クラシックピアノを習っていた頃(1)〜(6)』たくさんの方に読んで頂き、♡も多数頂き、感謝しています。
さて、僕のピアノは”素養としてのおけいこ”、に定まったわけですが、学校ではクラス単位で合奏や合唱をする機会がありました(30年以上たった今でもあると思いますが)。僕は小学校4年生から高校2年生まで、いつもピアノ伴奏に立候補して、友達との間のコンペで負けない限りは弾いていました。
中学・高校ではライバル多く(その話はまた後日)、もちろん合唱、つまり歌う人達がメインなので、支える役割のピアノ伴奏はいかにうまくできたとしても、ほめられたり注目されることはありません。でも、練習やリハーサルで、うまく歌をリードできると、指揮者の子とよかったよかった、と言って、一人ピアノソナタを弾くのとは全く違う”伴奏”の面白さを感じ取れ、多分それがやりたくて、チャンスがあれば毎回、伴奏に手を挙げていたのだと思います。
また、小学校4年生のときはクラス担任が音楽の先生だったのでクラス合奏をやりましたが、先生がいないちょっとした時に練習のとりまとめをさせて頂き、ピアノがリードして全体を動かせることが楽しかったですね。
ピアノレッスンでも、「今度、学校で伴奏をするよ!」と言って楽譜を持っていくと、先生は喜んで指導してくださったのを覚えています。その中で、
①間違えても弾き直さない
②途中で弾きやめない
③拍は一定のテンポで
④できれば伴奏しながらメロディを歌って
といったことを学んだと思います。特に弾き直しは全員がコケてしまうし、拍も一定でないとみんなついてこれない、というところが、ピアノソロの曲だけをレッスンしている中では学べなかったところで面白いところでした。
今、少し、人前で弾かせて頂いたり、動画を撮ったりする時に、それぞれが役に立っていると思います。
①は、聴く人に立ち止まらせないために
②は、体力と根性を身につけるために
③は、常に振り返り、確認をするために
④は、”弾き語り”はものすごく難しいが、できたらバッチリということを知るために
少し前、上の子の小学校卒業式で、卒業生の合唱とピアノ伴奏を3曲ほど聴き、やはりこれはとてもいいものだな、と思いました。ウチの子は伴奏に立候補すらしなかった(僕から見ると不可解、コンペで負けるのがイヤなのか?ま、選ばれないと思う)けど、楽譜は僕にくれたので、卒業式の前後、自宅で僕一人で弾いて歌って、じーん、としてました。
それでは、今日はここまで。お付き合い下さりありがとうございました。