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クラシックピアノを習っていた頃(14)〜 ベートーヴェンへの道はショパンポロネーズ 編〜

僕がどんな曲たちといっしょにどんな風にピアノを習っていたか、『クラシックピアノを習っていた頃(1)〜(13)』たくさんの方に読んで頂き、♡も多数頂き、感謝しています。

さて今回はこの連載のトビラ写真の曲を弾くに至った経緯です。

ショパンのワルツを弾いてピアノが面白くなってきて、次はポロネーズでした。
1番を習い始めて、こんなにも力強いショパンがあるとは!と驚きました。
その次に3番:通称「軍隊ポロネーズ」を習い、気分をのせて弾けるようになっていく、という感触を持ち始めていました。
どんな曲か、私の拙い演奏動画をご覧下さい。

そしていよいよ、
“次は6番「英雄ポロネーズ」弾きたい”
と、長年習ってきて7年目?初めて先生に自分の弾きたい曲を言ったのを覚えています。高校1年か中3の時のように思います。

でも結局、6番を習うことはありませんでした。
3番の次は2番でした。がっくりしました。

陰鬱な2番の曲想が掴めないまま、6番は自習することにしました。
2番、どんな曲か、これも私の拙い演奏動画をご覧下さい。

当時、たぶん音源が、つまり見本演奏となるものが探してもなかったであろう2番をよく弾けたなぁ、と今でも思います。(CDが市民権を得る直前で、唯一の音源であるレコードを買うほど真面目ではなかったので)

また、6番は弾きたくて頑張って自習しても弾けない、テクニック的に無理、というのをこの時、初めて知りました。今でも弾けません。

話をポロネーズ2番に戻すのですが、先生はこの出来に満足された様子で、
“最近あまりウチの生徒には教えてないんだけど”
と言いながら、
“ベートーヴェンをやりましょう”
という話になりました。


正直、ベートーヴェンには初め、僕は乗り気ではありませんでした。
学校の同級生のオケ部の子に、その時、このいきさつを話すと、
“ベートーヴェン、最高じゃんっ! 俺も弾いてるけど。”
というリアクション。
硬式テニス部の僕は困りましたネ。

でも今思えば、ベートーヴェンのピアノソナタの超有名曲、「悲愴」をこのタイミングで習い始めておいて、良かったな、と思います。冒頭の一部分を弾くだけでも素晴らしいと思えます。

次回は、ベートーヴェンの続きです。

それでは、今回はこの辺で。
いつも読んで下さり、ありがとうございます。

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