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ビジネス面で感じた韓国と日本の違い

どうも、むかし韓国市場を4年ほど担当していたしーせです。

今回は、韓国を担当している中で、私が感じたビジネス面における韓国と日本の違いを取り上げます。

今後、韓国を担当する事になった営業の方々の参考になれば幸いです。

もちろん細かい事を取り上げれば他にも色々ありますが、今回はその中でも最もメジャーな物を取り上げているつもりです。

結論

電話(ライン通話)の文化
仕事のスピードが速い

電話(ライン通話)の文化

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日本であれば、重要な事はエビデンスを残すためにも、あえてメールする事も多いかと思います。

また電話で話がついた内容でも、後で揉め事にならない様に、議事録みたいにわざわざメールを送る事もあります。

一方で韓国は、電話(ライン通話)で済ませる事がかなり多いです。
そのため、後から揉める事も正直あります。

ただ何事も一長一短であり、融通が利くという考え方も可能です。

言い換えると、状況が変わってしまっても、その時にはその時の事情があるといった割り切った考え方で仕事を進める事も可能です。

韓国が電話文化になった個人的な予想

韓国が電話文化になった個人的な予想としては、韓国が車社会である事に加えて、交通渋滞が本当に酷いという社会背景があるためではないかと考えています。

韓国は日本のみたいに電車のインフラは整っておらず、基本的には車移動です。

出張で韓国を訪れた際は、本当に毎日渋滞にはまります。

昼間の移動で渋滞にはまる事は少ないですが、朝と夕方の通勤ラッシュは特にひどいです。

(日本と比較した場合、運転アシストと自動運転がかなり普及しています。これはこの背景が要因だと私は思っています。)

日本であれば電車の移動時間でも、パソコン或いはスマホを活用してメールの返信するなど、仕事する事も可能です。

韓国の営業マンは、車をずっと運転しているので、日本のビジネスマンと比較した場合、メールを打てる時間が少ないです。

その結果、殆どのコミュニケーションは電話で済ます事が多くなったのではないか。

これが私の予想です。

仕事のスピードが速い

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上記で述べた様に、電話でコミュニケーションを取る事が多いため、連絡のスピードも速いです。

加えて、その他の業務のスピードも速いと感じる事が多いです。

日本人が韓国ビジネスを語る際「パルリパルリ(=早く早く)」を語るぐらい、韓国ビジネスはスピード感があります。

ただし、個人的には、韓国が特段速いというよりは、他国と比べても日本が遅いという事もあると思っています。

特に開発スピードに関して、速いという印象があります。

これは業界によって様々だと思いますが、私が関わっているケミカルの分野ではそうです。

具体的に言うと、日本と韓国で同じ時期に新製品の紹介を開始した場合、かなりの高い確立で韓国の方が先に評価が進み、先に採用されます。

同じアジアの先進国である韓国と日本でありますが、この違いは本当に不思議です。

営業観点では、早期実績という意味では韓国の方が魅力的な市場になります。

最後に

この様にビジネス面で韓国と日本を比較した場合、韓国の方が「メールではなく、電話(ライン通話)の文化」、「仕事のスピードが速い」という違いが大きいです。

そのため、韓国人と仕事をする時は、考え方を変える必要があります。

もっと言うと、外国でビジネスをして金儲けをする上では、やはりその国の文化、習慣に習う事が基本でると私は考えています。

事前に文化の違いを知っていれば、早い段階で順応できるからです。

何事も一長一短あり、何かを比較した場合、どちらかが100%優れている事はありません。

違いを受け入れて、その背景も理解する事が非常に大切になります


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