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自信と有効期限
私事だが、つい2年ほど前まで通信制の大学に在籍していた。
そこで感じた不思議な出来事。
それは、何歳であろうが1年生は1年生だということ。
これは別に歳の事を言っている訳ではなく、精神的な話。
どうにも拗ねた人が多い。
教員の話(アドバイス)を聞かない、人の意見を聞かない、人の作品を見ない。
早い話が、トガってる人。
私が18の頃にしていたことを、40や50の大人が全く同じことをしているのをよく目にした。
そもそも人は、どうしてこういう状態に陥ってしまうのか。
答えは割と簡単で「変な自信」があるからだ。
私の画力ならやっていける。このアイディアならやっていける。
通学の場合だと隣のキャンバスを見て、すぐにそれが大したものではないと気づかされるが、通信教育だとそうはいかない。
それも仕方のない話で、入試もないからレベルもバラバラ。
最低ラインがそろっていない状態。
他の学生を見たところで、自分がどの位置に居るのかはっきりしない。
どうしてこんな話を思い出したかというと、noteを見ていると、小学生の頃に美術でこうなって、中学の頃はこうで~という記事が幾つか目についたから。
行きつくところは、大抵が後悔や、自分の人生がダメになったというもの。
彼らは、そんな昔の賞状や栄光の数々が、とっくに有効期限が切れていることに気付いているのだろうか。