プラスチックとロット印字の関係

化粧品に使われるプラスチック容器は多岐に渡るが、一般的なものを挙げるのであれば、PET、PP、HDPEが主流です。そして、化粧品には、GMPの都合上、ロット印字を行い生産する必要があります。
ロット印字にはレーザーとインクの2種類が主流です。レーザーであれば印字は消えないが、インクの場合、有機溶剤を照射するため、摩擦によって欠ける可能性があります。印字が欠けると問題であるため、印字が欠けないよう取り組む必要があります。

製品の包装資材や、材質の特徴を鑑み、レーザー及びインク照射か決定します。基本的に印字が欠けないレーザーが適当です。しかしHDPE(高密度PE)のボトルに対してのみ、レーザーでの印字が鮮明にならないものが発生します。その理由は、高密度であるため長いレーザー照射時間を必要とするからです。照射時間を長くすることは生産スピードを低下させることと同義で、鮮明に印字するためには、生産スピードを鑑みた仕様であることを認識する必要があるのです。

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