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私を評価する神様なんていない


「最近、(仕事とか)どう?」

そう聞かれたとき、私は「最近、前よりもすごく良い文章が書けるようになったんだよね」と答えている。

相手によっては(えっ、そこ?)という反応をいただいてしまう。きっと、何かしらのプロジェクトをローンチしたとか、組織や社会での立場が変わったとか、誰かとコラボレーションしたとか、ビジネスモデルを刷新したとか、そういう話をすべきなのだろう。これまで、ずっとそういう話をしてきた自分がいるのだし。


けれども、そうした社会的評価がたくさんあるからこそ、私は最近もうずっと「良い文章が書けるようになったんだよね」という「状態」の話をするようにしている。一種の自己暗示でもある。



これが、とてもいいのだ。

私は文章を書くという営みが楽しくて、それを最大値まで純化させていきたい。手段として書き始めた文章ではあったけれども、今はその一文字ひともじがただただ愛おしく、ふるえるような気持ちを与えてもらっている。生きる喜びそのものだ。

だから、何かしらのラッキーパンチで10億円稼げていたとしても、憧れの人と仕事出来たとしても、そのときに「最近、あまり良い文章が書けないんだよね」という状態だと、まったく幸せじゃないのだ。



大切にしたいのは「ポイント」か、「状態」か?




先日夫と、「ポイント」を目標にするのか「状態」を目標にするのか? ということについて、話していた。


頑張るためにポイントを設定するのは、ある種とてもわかりやすいし、第三者とも共有しやすい。


○○さんと仕事をしたい
○○という組織に所属したい
○○賞を受賞したい



……けれども、この○○がとつぜん消えて無くなってしまうこともあるし、○○が憧れられるだけのシロモノではなくなってしまうこともある。 

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オピニオンメディアmilieu編集長。大阪とニューヨークの二拠点生活中。1988年大阪・千里生まれ。京都市立芸術大学卒業。大学時代にアートマガジンSHAKE ART!を創刊、展覧会のキュレーションやメディア運営を行う。Webディレクター・PRを経て2015年からフリーランス
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