私だって、プリンセスになりたかった
先日、3歳の姪っ子とお風呂に入りながらアラジンごっこをしていた。
私がランプの精に扮して幼い少女に願いを尋ねたところ、非常に偏った、ステレオタイプな、しかしながら心の底からの希望が返ってきた。
「ひとつめの願いは何かな?」
「(間髪いれずに)プリンセスになりたい!!!」
「じゃあ、ふたつめは何かな?」
「ねるひめッッ!!」
……ねるひめとはSleeping Beauty、つまりオーロラ姫のこと。かなり古参で接触頻度は高くないはずなのに、ディズニープリンセスの中で一番のお気に入りらしい。理由は「ドレスがピンクでかわいいから〜!」とのこと。
「みっつめは?」
「、、、ラプンツェルッッ!!」
……ラプンツェルのドレスは紫がかったピンクなので、ねるひめの次点に位置しているらしい。ディズニーと電通が全力でエルサとアナのインプレッションを高めようとも、ピンクのドレスには敵わないらしいのだ。
べつに親の教育が「女の子だから」と可愛いものに偏らせているわけでもなく(むしろ偏りすぎないように配慮されている)姪っ子は、ピンク、キラキラ、お姫様をめがけて猪突猛進に突っ込んでいく。そして、大人の女性である私を見ては疑問が発生するらしい。
「どうして舞ちゃんの髪はみじかいの?」
期待に添えず申し訳ないが、私はこのスタイルが好きなんだ。
──
ところかわってインターネットの世界では、「女性向け=キラキラやピンク」という偏ったイメージから脱却しよう、という活動は毎日のように目にする。
特に、私もメンバーとして参加していた
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