表現の世界は、とくべつな世界?
土曜日の午前11時。Instagramのメールボックスを開けば、進学にまつわるお悩み相談が送られてきていた。
その送り主は、私の本を読んだこともきっかけで、表現の世界に進みたい……と思い始めたという、東海地方に住む大学3年生。このままいけばそろそろ就職活動をする時期だけれども、資本主義的な世界への違和感が拭えなくなり、進路に悩み始めてしまった、とのことらしい。やや責任を感じながらも、私も昔の記憶を引っ張り出しつつ、ざらりとした違和感を感じた。
どうも引っかかるのだ。なかで