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暮らしや営みの中で零れ落ちそうなことを掬い上げたり、心や脳に浮かんだ閃きを忘れないよう書き留めたりする、思考や思想の直売所のようなものです。
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2020年3月の記事一覧

SNSを追いすぎない。異常事態の中でも病まずに暮らすには?(最後に追記あります)

こんにちは、塩谷です。ニューヨークは今日は曇り。 セントラルパークにテントが並び臨時病院が建設されたり、病院船コンフォートがニューヨークに到着したりと、もう本当に、これは、異常事態です。ニューヨークの病院ではたらく日本出身のお医者さんの手記は、未読の方はぜひ読んでいただきたい……。とてもショッキングな内容ですが……。 そんな異常事態の中で。 一般市民の私たちは何をするべきなのか? 医療関係者の方々の負担を増やさないために、今出来ることは、家で過ごすのみなのです。感染

ロックダウンされたニューヨーク。それでも人々は営みを続ける

隔離生活をしている。 もう何ヶ月もこの日々が続いていいるような気さえするのだが、事実上の外出禁止令が出されてから、まだ5日しか経っていないのだ。 日頃からかなりの時間を自宅で過ごしているはずなのに「好きだから家にいる」と「家にいなければならない」では、体感時間が随分違うものだなぁと思ったけど、望まぬ待ち時間って、だいたいそういうもんだ。 18日後に個展開催、というミッションインポッシブルな目的を失った我が家はしぼんだ風船同様になり、夫は確定申告を始めつつ、料理や掃除にも

私と夫の18日間。ニューヨークで暮らす日本人として、目の当たりにしている景色

3月2日。 私は跳び上がって歓喜していた。夫のプレゼンが通り、ニューヨークで初個展を開催できる権利を得たのだ。しかもSohoにある大きなギャラリーで。最高の立地だ。順風満帆とは言えなかった2年間の末に掴んだこの好機はあまりにも大きく、この出来不出来で今後の進退が決まってくると言っても過言ではない。 ということで、今回はニューヨーク初個展パンデミック物語について語っていきたいのだけれども、家族にまつわる文章を書くにも個人的なルールがある(ややこしい)。 まず、家族として過