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■サモゆう!! 巻頭リプレイ-3

■ Lv3 森の階層 ■

GM 《魔神》軍の前線基地を突破した君たちは、次なる階層へと向かう。

 君たちが次に降り立ったのは、果てしなく広がる大森林の世界だった。
 周辺には森の実りを便りに暮らす、人々の素朴な息遣いがある一方、森の奥には侵入を拒絶する不穏な空気も確かにあることを、君たちは敏感に感じ取っていた。
 果たしてそれは、自然の意志とでもいうべきものなのだろうか? それとも《魔神》の影響による異変なのだろうか――?

ユディ うってかわって大自然。

クララ 「素敵な森ですね!」

あかつき 「自然がいっぱいじゃな~」 木から木へ飛び移りながら先行するのじゃ~。

GM そんなあかつきは、何やら周囲から気配を感じるね。

クララ なにかいる!

ユディ 「またならず者とかが襲ってこなければいいけど……」

クララ 「そうしたらまたお話し合いで解決しましょうね」にこっ!

アルケイオス 「そうだな」

ユディ 「(クララは怒らせないようにしておこう)」

???(GM) 「ヒソヒソ……」「ヒソヒソ……」

あかつき 「なんかたくさんの気配がするのう。みんな気をつけるのにゃ!」 ねこモードで警戒する!

GM あかつきが警告を発すると、周囲の気配は「きゃ~~~!」と言ってクモの子を散らすように逃げていくよ。

クララ 「あらあら?」

ユディ 「? 悲鳴?」

あかつき 「なんなのにゃ? どっかいっちゃったにゃ?」

女神(GM) 「ああ、大丈夫! あれはこの森にすむ妖精たちです! みなさん、この方たちは大丈夫ですよ!」

GM 女神がそう呼びかけると。

妖精(GM) 「ほんと?」「いじめない?」「女神様が言ってるし、平気じゃない?」

GM と相談した末に、恐る恐る近づいてきます。

あかつき かわいい!「いじめないにゃ~」 手招きちょいちょい!

クララ 「あらあら、かわいらしい」にこにこ。

妖精(GM) 「女神様この人たちだれー?」「いじめない?」

ユディ 「妖精……。本物だ……」まじまじ観察している。

アルケイオス 「……」盾を下げて柄にかけていた手を放す。

クララ 「私たちは世界樹を目指す旅の者です。どうかこの森を通ることをお許しくださいね」妖精さんに目線を合わせて優しく語りかけましょう。

あかつき 「怖くないにゃよ~」

GM うむ、クララの態度や女神の説明もあって、妖精たちは警戒を解いて近づいてくるよ。

妖精(GM) 「この先に行くの?」「ダメダメむりだよ」「おうさまがいないもん。もんがあけられないよ」「おうさま……いない……」「おうさま……ぐすっ」「あーんあーん!」

GM と、妖精たちは連鎖的に泣き出しちゃいますね。

あかつき 「にゃ~……。泣くなにゃ~……」

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クララ 「王様……? どうかなさったのですか?」

妖精(GM) 「ぐすっ、この森にもまじんの手下がやってきたのー」「おうさまを連れていっちゃった……」

ユディ 「それはひどい……」

妖精(GM) 「おうさまがいないとつぎのせかいへのもんはあかないし」「まじんのてしたがぼくらのことをおいかけていじめるのー」

アルケイオス 「……妖精が棲む森には、その地の妖精を統べる王がおり、王を失った森は加護を失い、迷いの呪いを生むという」

あかつき 「かわいそうにゃ……。助けてあげたいにゃー」

クララ 「わかりました! 私たちがあなた方の王様を連れ戻してまいります!」即答しちゃう!

アルケイオス  「そうだな」

ユディ 「門にも影響があるし、どちらにせよ解決しないといけないね」

GM 妖精は君たちに王の救出を懇願するのであった……と言いきる前に承諾されていた。(笑)

クララ 私は判断が早いので!

GM それでク・リトル・リトルにもすぐ入信しちゃったんだねぇ。(笑)

クララ そうなんですよ。(笑)

あかつき 即断即決即入信!

GM ……と、いうわけでこの階層のクエストはこちら!

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ユディ 1名につき達成値1?

GM このクエストは《パス》や《サポート》ができない。難易度はそこまで高くないけど、各自1回、成功しないとダメ。

ユディ こういうのもあるのか。

クララ 中盤は大人しくしてようと思ったのに。(笑)

GM ……と、いうわけで妖精王救出作戦! 敵はこの広い森のどこかに妖精王を幽閉しているそーな。そいつを探し出したり助け出したりする展開だぜ! ……第2エリアではクララが《パス》、あかつきが《サポート》していたので、その二人からだね。

クララ はーい! 私からいっていいかしら?

あかつき 頼んだのじゃ~!

クララ 「まずは妖精王様を見つけ出さなくてはいけませんね」……と〈魔〉で判定!

■クララの〈魔〉判定(6D6)
:[4,1,1,6,3,5]=20

GM うむ、楽勝だな。

クララ 振り足しもできますわ! [1,3]の、[1]の……!

ユディ どんどん足されるね~。

GM ちなみに、クリアしているときは振り足さなくてもいい。……というかクリアしているのに振り足すとが出て損するよ。

クララ はっ、そういえば!

アルケイオス 幸運にも《死の目》は出なかったな。

クララ 以後はそっと引っ込めておきます!(笑)

GM さて、どんな風に探し出すのかな?

クララ 聖書を取り出して聖句を唱えます。「xxxxx様、どうか妖精王の居場所を教えて下さい」

GM いあ・いあ・はすたー。

あかつき くふあやく・ぶるぐとむー。

クララ そういう感じのだ! 聖句を唱えると影からずるずると無数の触手が蜘蛛の巣のように森へと広がっていく……!妖精王の場所をそれで探知!

GM うーむ。(笑)

ユディ 禍々しい。(笑)

GM まぁ、その触手の一つが、妖精王か《魔神》の手下の存在を感知したんだろうね。

クララ 「……わかりましたわ!こちらの方向です!」

アルケイオス 「そうか」 アルケイオスは動じない……。肩にいるあかつきを落とさないように、かつ、迅速に駆ける。

GM クララの先導で君たちは迷わず森を進むことができた。

クララ しゅるしゅると影の中に収納される触手。

あかつき 「なんて言ってるか分からにゃかったけど、なんだか背中の毛がぞわぞわしたにゃー」

ユディ 「クララの神様、なんでもできるんだね……」

xxxxx(GM) (いやぁ、それほどでも)

ユディ 喋った!?

あかつき 直接脳内に……!?


GM じゃ、次はあかつき!

あかつき はーい! わらわも〈魔〉で判定するぞ!

GM 遂に妖精王の幽閉場所を発見! 木の檻に捕らわれているのだが、不気味に静かだ……。

あかつき いたのにゃー!

GM 檻の近くに君たちが近づいたその時、一匹の鼠がちょろろっ、と檻の前を通り抜けようとする。――と、突然地面から巨大なハエトリグサのようなものが口を開き、鼠を一飲みに!

クララ うわー!?

ユディ ねずみさーん!?

あかつき ねずみ……。いいやつだったにゃん……。

GM ……というわけで、敵はどうやら妖精王を囮に自分のテリトリーに引きずり込もうという作戦のようだぜ。

あかつき ふーむ。とりあえず判定してみる!

■あかつきの〈魔〉判定(3D6)
: [2,6,5]=13

GM ばっちり成功ですな。

あかつき わーい!

ユディ やったね!

GM どうやってクリアする感じ?

あかつき うーむ、ラッキーキャットの幸運パワーで、なんか都合が良いことでも起きないかな!(アバウト)

クララ 踏み出したらハエトリグサ同士が同時に出てきて自滅してしまったりとか?

あかつき 共食いにゃ!

GM なるほど、ではそんな感じでいこう! ……あかつきが意を決して走り出すと、さすがの猫足でもごまかすことはできず、ハエトリグサの歯が襲い掛かってくるのだが……なんという幸運! ちょうど二つのハエトリグサの中間を走り抜けたため、襲い掛かるハエトリグサが噛み合ってしまう!

ユディ 「あかつき、危ない……あ、あれ?」

あかつき 「ふふん、あいつら仲悪いのにゃー!」

GM てわけで、無事に妖精王のところに辿り着いたあかつき。檻の鍵は割と単純な仕組みで、簡単に外せそうだ。

妖精王(GM) 「うーん……。はっ、あ、あなたは?」

GM と、目を覚ました妖精王があかつきに尋ねる。

あかつき 「おまえがよーせーおーか? 助けに来たにゃん!」

妖精王(GM) 「ありがとうございます! ですが、どうやってここまで……」

GM と、言ったところで妖精王ははっと気づく。

妖精王(GM) 「……いけない! これは罠です!

あかつき 「にゃー!?」

クララ 「もしかして、誘い込まれていた!?」

アルケイオス あっさり見つかったのも、見張りが居ないのも罠か。

GM 妖精王が叫ぶや、君たちの周囲の木々が急に密度を増し、急速に成長した木々が君たちを罠へと押しこんでいく!

ユディ 「うわぁ、どうなってるんだ!?」

アルケイオス 「妖精王の魔力を奪って樹木の支配を行使したのだろう」

GM アルケイオス、冷静だ。


アルケイオス ならば、次は俺がいこう。……腰から剣を抜き放ち。正しく胸の前に掲げる。

GM ちなみにこのハエトリグサは切っても切っても生えてきては襲い掛かるぜえ!

クララ 「あああ、もう!きりがない!」

アルケイオス ……銀星の聖剣に、己の魔力を通す。

GM つまり〈魔〉で判定的な?

アルケイオス 最終的には剣で片付ける気なので、〈勇〉で振ります。(笑)

■アルケイオスの〈勇〉判定(8D6)
:[3,6,2,3,1,4,4,2]=25

GM 2コで2ダメージ。

アルケイオス 上段から振り下ろした剣から銀の光が放たれ木々の侵食を討ち祓う。「ユディ、俺が凌ぐ間に血路を開け」


ユディ とは言っても……どうすればいいんだ?

妖精王(GM) 「敵の本体を見つけて滅ぼさなければきりがありません!」

あかつき 「本体! どこにゃ!?」

クララ 「これだけ的確に攻撃をしてくるのです、きっと近くに潜んでいるはず!」

ユディ よーし、だったら商売道具を引っ張り出して、使えそうなアイテムを探そう!〈知〉で判定!

■ユディの〈知〉判定(5D6)
:[5,1,1,4,6]=17

ユディ 本体……本体だけ的確に処分か……。除草剤……?

GM ひぃっ、森が! 森が!

クララ この周囲だけに使うならきっと大丈夫!

ユディ そこは未来の除草剤なので大丈夫! 悪しきものにしか効かない!

クララ 敵性植物だけが枯れる!

あかつき 未来の技術すげー!

アルケイオス 聖なる除草剤か。

GM どこそこ次元のどこそこ町で手に入れた未来除草剤がっ!

ユディ 「大事な商品だけど仕方ない! これでどうだ!!」 と、除草剤を振りまくと、元々森に生えていた植物は残り、悪しき力で作り出されたハエトリグサだけがしおしおと枯れていく!

GM なにそれ便利! うちの畑にもください。(笑)

クララ 普通に欲しいですわ!

あかつき 顧客が増えたにゃ!

ユディ 今ならお買い得だよっ!

GM ユディの振り撒いた未来除草剤の効果は抜群だ! ハエトリグサはみるみるしぼみ、周囲に押し寄せていた木々の檻もみるみる枯れていく!

妖精王(GM) 「す、すごい! 奴に侵された木だけが枯れている!」

あかつき 「すごいにゃー! これなんだにゃー!?」

ユディ 「ふふ、企業秘密さ!」

アルケイオス 除草剤が魔物の本体にも効いたのだな。

GM うーん、まさにそれだな! 木々がしおれたことで、一本の巨大な瘤のような寄生植物の姿が露になる!

ユディ 「あれだな!」 注ぎ口をシャワーモードにしてぶしゃー!

GM すると、瘤は「グギャー!!」と、耳障りな断末魔をあげ、消えていく!

ユディ 「ふぅ、いかがです? うちの商品の性能は」 どやぁ!

クララ 「凄い効き目でしたわ!」

アルケイオス 「力押しでは敵わなかった。お前がいてくれて良かった」

ユディ 「いやいや、みんなで力を合わせたおかげさ!」

GM さて、木の檻もすっかり枯れまして、妖精王は無事救出できました!

あかつき 「よかったのじゃ!」

妖精たち(GM) 「わー! おうさまー!」「わーん、よかったよー」

妖精王(GM) 「心配をかけましたね。……そしてありがとうございます、みなさん。奴はこの森の木々に寄生し操っていたので、私の魔力が通用しなかったのです」

GM ……妖精王の魔力は森を守るための力だったので、その森自体を使って殴ってきたから抵抗できなかった、という理屈。

クララ なるほどー、そういう感じか!

アルケイオス では、落ち着いたら次の門へと案内してもらおうか。

GM おっけい。でもインターミッションでそれっぽい演出入るかもだから、先にそっちを済ませちゃいましょうか。

一同 はーい!


■ ユディの経験談 ■

 このインターミッションではアルケイオスが[3]を振って〈魔〉、ユディ、クララ、あかつきは全員[1]を振って〈勇〉が上がるという結果に。

ユディ 噛み合ってない!(苦笑)

クララ 〈魔〉に〈勇〉が追い付いてきちゃいましたわ。(笑)

GM さて、ユディの交流クエストはどうする? 選んでみる?

ユディ 特に希望はないから、ダイスを振るよ。…… [34]。

[34/経験]:他のPC たちに、自分が経験し、突破した困難について語る。
■キーワード:「あの時はこんな風に切り抜けたんだよな」
■ボーナス:自PC は〈運〉+1

ユディ ふ~む、どうしようかな。

GM 実は過去に似たような経験があって、今回その経験を活かせたって感じかな。

クララ 人食いバンブー(竹)を駆逐したことがあったのかもしれない……!

GM 竹は……竹はマジで始末に負えねえ……っ!(リアル畑仕事経験)

ユディ 「やれやれ。実は厄介事に巻き込まれるのは初めてじゃなくてさ。……以前、次元マフィアの抗争に巻き込まれたときは大変だったなぁ」

あかつき 「じ、じげんまふぃあってなんじゃ?」

ユディ 「あのときは穏便に収めたくて、アタマガヘイワニナールを使ったっけなぁ」 しみじみ。

GM 穏便……?

アルケイオス 「そうか」 返事は淡々としているけど聞き逃さない感じで……!

クララ なんだかすごくヤバいアイテムじゃないです?(笑)

あかつき 「よく分からんが、もめごとを丸く収めたのはえらいのじゃ!」

ユディ 「そんなわけで手広く色々仕入れておいたのが幸いしたね。みんなも入用なものがあったら御贔屓に!」

GM ま、そんな感じでユディは感心されたりドン引きされたりした。(笑)

ユディ あれー?(笑)

GM 君たちは、深々と頭を下げる妖精王と、にこにこと手を振る妖精たちに見送られて、森のエリアを後にするのだった。

クララ さようなら~って手を振りながら別れましょうね!

あかつき 「じゃあなのじゃ~!」 ぶんぶん手を振ってお別れ!

ユディ 「さて、次はどんな場所かな~?」

アルケイオス 「どんな場所だろうが……邁進するだけだ」


■ Lv4 古代の階層 ■

GM さて、最後のエリアは「古代」のエリア!

あかつき 古代!?

 君たちが降り立ったのは、文明が十分に育っていない古代世界だった。
 大地も海も生物も、すべてが若々しく、活発に活動しており、人のような脆弱な生物が生きるにはまだ適してはいない時代。――或いは、それすらも《魔神》の手によって引き起こされたのだろうか?
 それでも、君たちは進まねばならない。この自然の脅威を乗り越えた先に、目指す次元門があるのだ――。

GM ……というわけで、君たちは文明のぶの字すら見つからない原生林に放り出された。火山がひっきりなしに噴火しているような、若々しく荒々しい大地である。

クララ 「大地が力に満ちている……まるでxxxxx様(冒涜的な神の名前)らが顕現していた頃の世界のよう」

ユディ 恐竜とかいそう。

あかつき 恐竜! 乗りたいのじゃ~!

GM そういうクエストもあるんだが今回はもうちょっとヤバい。

ユディ ヤバい!?(笑)

GM 君たちは、火山の活動に足元もおぼつかないのだが、次第に違和感をおぼえる。……幾らなんでもここまでか? と、君たちが思うや否や、彼方から地鳴りが響く!

クララ 「と、その、どうも地面がすごく揺れているような……きゃあっ!?」

GM そして……君たちは驚愕の光景を目にする。

アルケイオス 「何かがこちらに来ているのかもな。大きい」

あかつき 「なんじゃ~!?」

GM それは……天を突くほどに巨大な蛇が、大地を飲み込みながら進んでくる光景だっ!

あかつき へび!?

ユディ 大地を飲み込むほど!?

GM それは最早人間がどうのというものではない! 天災、或いは破滅を具現化したようなもの!

ユディ 「な、なんだ!? 恐竜どころの大きさじゃないぞ……!」

女神(GM) 「い、いけません! あれは《世界喰らいの蛇》! 若き世界を整地するために古き神が生み出した破壊の権化です!」

クララ 「まるで破壊という事象そのものが顕現したかのような魔力……あれも《魔神》の配下だというの!?」

アルケイオス 「……そうか。話には聞いたことがある」

あかつき 「わ、わらわたちも飲み込まれてしまうのじゃー!」

女神(GM) 「あれに飲み込まれれば、この世界ごと飲み込まれてしまいます! と、とにかく早く次の次元門へ――!」

GM さて、今回はこのエリアごとに君たちを飲み込もうとする巨大な蛇の顎から逃れながら、次元門へ辿り着け!って感じ!

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クララ し、《死の目》が多い!

ユディ みんなの命がピンチ!

あかつき ひええ!

クララ 「と、ともかく急いで移動しましょう!正攻法ではあの蛇に勝てそうにありません!」

GM 前のサイクルではみんな挑戦したので、このクエは誰からでもok。

クララ 割と〈命〉が減っているんですよね……!今回は後半の方の手番だとありがたいです!

ユディ 僕も結構〈命〉が削れてる……!

GM なるべく判定する人を減らした方がこういうクエストは有利だね。

アルケイオス ならば、俺が先に行こう。

あかつき がんばるのじゃー!

アルケイオス 〈勇〉で判定。

■アルケイオスの〈勇〉判定 (8D6)
:[5,4,4,5,3,2,6]=30

GM 現状3ダメで3成功!

アルケイオス 次まで6か。

あかつき 【機転】をなのじゃ! [4]を[5]にしてダメージを減らすのじゃ!

GM あ、そこで[2]を[1]にするとチャンスが発生したりします。

あかつき にゃんと! なら[2]を[1]にするのじゃー!

アルケイオス では《チャンス》分も含めて2D振り足し。

■アルケイオスの振り足し(2D6)
: [2,1]+29=32

アルケイオス もう一つ。

■アルケイオスの振り足し(2D6)
: [2]+32=34

GM 厳しい、4ダメで34!

ユディ [2]がいっぱい……!

クララ こちらの〈運〉を使えば、《死の目》を操作できます?

GM うむ、したほうがいい感じ。

クララ では、2点投げて、[4][4]を[5][5]に!

アルケイオス 助かる……!

GM これで36だね。

アルケイオス 4成功。2ダメージを受けて〈命〉は2に。

クララ もう1点使います?

GM まあ〈運〉は〈命〉より大事だから、あとは死にかけてからでいいんじゃないかな。

ユディ 〈運〉は〈命〉より大事。(笑)

アルケイオス ……自分より進行速度が遅い皆のために時間稼ぎとして吶喊。盾を構えて決死の覚悟でその場に食い留まる。

GM 大きな傷を負いつつも、クララやあかつきに助けられながらなんとか凌ぐ、って感じかな。

クララ 「アルケイオスさんは強い……でも、あの蛇は質量だけではなく大地からの生命力と魔力で護られています!正攻法では勝てません!」

GM そうだったのか!

クララ そういうことになりました!(笑)

GM そういうことにしていいゲームだからそういうことになった!

ユディ 柔軟!

あかつき 「あるけいおすー! 無茶なのじゃ! しんじゃうのじゃー!」 おろおろ。

アルケイオス 「問題ない」 ぎりぎりまで食い止めてから、懐から【転移】のスクロールを使って脱出。こういうこともあろうかと、ユディから買っておいたのだ。

GM そうだったのか!

アルケイオス そうだったのだ! 「早速、役に立った」

ユディ そうなったのか! 「毎度! ……って言ってる場合じゃないけど!」


GM さて、これで4段階までクリアして残り2段階!〈勇〉で18を出せばクリアだが、どうする?

ユディ ……ここは僕が行こう。

あかつき 大丈夫かの? あんまり〈命〉に余裕がなさそうじゃが。

ユディ 他の人よりちょっとだけマシだと思うんだよね。

クララ あっ、なんとなく察しがつきました!

GM こういう判定ではサポートを駆使するといいかもだね。

クララ はっ、なるほど。ではサポートを!

ユディ 「そうだ! ええとええと、確かこの辺に……!」 道具袋を漁る。

あかつき 「なんか良いものないかにゃー」 猫モードでごそごそ。

ユディ とりあえず演出は判定振ってからかな。

GM じゃ、サポートするなら今だね。

クララ サポートします!

■クララのサポート(2D6)
:[6,3]=9

クララ 「こちらも僅かの間ですが、あの蛇を足止めします!」 ズズズ、と触手を出して蛇の攻撃を食い止める!

あかつき あかつきもするにゃ!

■あかつきのサポート(2D6)
:[2,2]=4

あかつき ……サポートへたくそじゃな?

GM どんまい!

あかつき 「あっ、これとか使えんかにゃ?」 よく分からない道具を咥えては投げ、咥えては投げ……散らかしてしまったにゃ。

ユディ その気持ちが嬉しい。……じゃ、とにかくやってみる!

■ユディの〈勇〉判定(4D6)
:[2,2,2,4]=10

アルケイオス ダメージが多い!

あかつき 全部《死の目》!?

ユディ いや、ここで《切り札》を使います!

GM おお!?

■ユディの切札
[♠10/神騎]
:自身の判定時、任意のPC判定時、[2]一つを[5]に変更する。(ゲーム中4回まで/重複可)。

クララ やっぱり! ……と、いうことは、 を三つ に変えて、ダメージが3点軽減!

ユディ それでも[4]のせいで残り〈命〉2だけど。

アルケイオス まあ、0でなければ死なないからな。

あかつき 〈運〉は〈命〉より重いのにゃ~。(笑)

GM で、ユディはどんな道具を出したんだろう

ユディ あかつきが投げてくれたアイテムから「! そうだ、これがあった!」と布切れを拾い上げる。

アルケイオス 「それは!?」

ユディ 広げると、それはたちまち空飛ぶ魔法の絨毯になります!

クララ 便利アイテムだ!

ユディ さっと飛び乗ると「みんなも乗って!」とみんなを拾い上げていくよ! ささーっ!

アルケイオス  クララとあかつきが乗ったのを確認してから飛び乗る。

クララ 「は、はい!」

あかつき 「振り落とされるのじゃ~」みんなにしがみつく!

ユディ 「よーし、かっ飛ばすよ!」 蛇に飲み込まれないくらい高く速く飛ぶ!

GM うむ、それでもサイズ差がありすぎるので危ない場面はあったのだが(ダメージ演出)。

クララ 「ユディさん、怪我が!」

ユディ 「大丈夫、死ななければ安いもんだよ!」

GM しかし間一髪! ユディの取り出した魔法の絨毯が宙を舞い、蛇の顎を華麗に避けながら一直線に飛んでいく!

あかつき 「やーい、悔しかったら追いついてみろなのじゃ~」

GM 4人を乗せた絨毯は間一髪、次元門へと飛び込むのだった! ……ってことでミッションクリア!

一同 やったー!


■ あかつきの追想 ■


 最後の成長では、アルケイオスは[2]で〈知〉、あかつきは[4]で〈命〉、ユディとクララは[6]で〈運〉を成長させる。


ユディ やっと役に立つ成長ができた。(苦笑)

あかつき 〈命〉が10になったのじゃ!

クララ すごい!

ユディ 猫の命は9つ……どころじゃないね。

GM 元気なのあかつきだけだから、最後はあかつきにかかってるな。

あかつき がんばるのじゃ!

GM じゃ、あかつきの交流クエストはなんじゃろな?

あかつき 迷ったが、わらわはリストから選ぶとするぞ!

GM お、どれかなどれかな?

あかつき  [44]の「想起」で!

[44/想起]:PC一人を指定し、知人を思い出す。
■キーワード:「君を見ていると××を思い出す」
■ボーナス:(自PCは一回《成長》)。

あかつき みんなが気になって仕方がないはずの、あるけいおすの素顔に迫りたいのじゃ!

アルケイオス 俺か?

クララ おー、いいですね!

ユディ 確かに気になる!

GM 身を呈して怪我したアルケイオスを心配する仲間たち、みたいなシチュエーション。……ユディもだけど、ユディは〈運〉が割とあるからね。

あかつき 男性組が傷だらけなのじゃ……!

ユディ 実質6ある。

GM そう、〈運〉は〈命〉より重い。

あかつき 英雄、〈命〉を軽んじやすい問題。1あれば実質無傷。

ユディ 英雄だからね。

あかつき というわけで、怪我したアルケイオスを心配してすり寄っていくのじゃ。「あるけいおす、怪我の治療はせんで良いのか? だいぶ無理をしていたであろう?」 じーっと見つめる。

アルケイオス 「問題はない。いつもの事だ」

クララ 「いつも一番前に立って、私達を守ってくださっているんですもの。くれぐれも無理はなさらないでくださいね」

アルケイオス 「戦闘に支障はない。ユディから買っておいたこれが役に立った」と、砕けた身代わりのアミュレットを投げ捨てる。

ユディ いつの間にか売ってた。(笑)「だからって無傷ってわけにはいかないだろ」心配そうに。

クララ 「支障はなくとも、最後の戦いで怪我が祟ってはいけません! さ、腕を出してくださいな!」休憩中の間に、フレーバーですが応急手当くらいはしておきましょうね!

あかつき 「……おぬしを見ていると、あやつを思い出すのう」

GM 繋がった。(笑)

アルケイオス 「あやつ?」

あかつき 「……昔、わらわの神社の周りで夜な夜な徘徊する鎧武者がおってな。ひどく傷ついているようで、見かねて声をかけたのじゃ」

ユディ 「夜な夜な徘徊する武者……。それって……?」

アルケイオス 「……それで」

武者(GM) 「若君……若君は無事か……」

ユディ 彷徨ってる感がすごい。

あかつき 「あまりにもボロボロじゃったから、神社に連れ帰って手当てしようとしたのじゃが、なかなか兜を脱がん。……それでな、力づくで無理矢理脱がしたのじゃ。こう、すぽーん、と」

クララ 「それでそれで!? どうなったんです!?」

ユディ 「あかつき、思い切りがいいよね……」

あかつき 「そしたら首から上に……何もなかったのじゃ……!」

一同 やっぱホラーじゃんっ!

GM 若君を守れなかった武者は……文字通り顔向けできぬまま彷徨っていたのでした……。

クララ 悲しい……!

あかつき 「戦場で首を落としたが、無念ゆえに兜をかぶり直し、彷徨っていたのじゃなあ」

アルケイオス 「そうか」

あかつき 「そうかじゃないわ! あるけいおす、おぬし……まさかとは思うが、首から上は無事じゃろうな?」

ユディ そうか、に初めてツッコミが入った。(笑)

アルケイオス 「残念ながらな」

あかつき 「もしお主も亡霊なら、わらわの猫又キックにて成仏させてくれようぞ!」

アルケイオス 「……今は遠慮しておこう」

あかつき 「今は?」

アルケイオス 「戦いが終わってから、な」

あかつき 「ぐぬぬ。ここまで言えば見せてもらえるものと思ったが……手強いのう」(小声)

GM まさかの作り話!?(笑)

あかつき 作ってないのじゃ! でもアルケイオスを悪霊と疑ってるわけでもないのじゃ!

GM よかったよかった(?)。

あかつき 兜を取らせるのに良いネタがあったな!という思いつきなのじゃ。(笑)

アルケイオス 「……見たいのか。俺の素顔が」

あかつき 「隠されているものほど見たくなるのは、いわば猫のサガじゃからな。というか、くららもゆでぃもめがみも見たいじゃろ? な?な?」

クララ 「ええ、とっても!」

ユディ 「そりゃ、気になるよね」

女神(GM) 「見たいか見たくないって言えば!」 そういえば女神も同行してました。(笑)

クララ 女神様も一緒にわちゃわちゃしてましたよ、きっと!

アルケイオス 「さして興味を惹くものでもないだろうが。《魔神》を討伐できれば、な……」

クララ 「それでしたら、無事に魔神討伐ができた時のお楽しみですね!」

あかつき 「やくそくじゃぞ!」

女神(GM) 「私も楽しみです!」

ユディ 「あはは。最終決戦前なのに、僕らってのんきだなあ」

女神(GM) 「みなさんといると、大変な状況だということを忘れてしまいそうになります。……そろそろ次元門の出口です。準備はよろしいですか?」

クララ 「ええ!既に覚悟はできております!」

アルケイオス 「ああ」

ユディ 「うん。行こう!」

あかつき 「おー!なのじゃー!」

GM ……っと、その前に交流クエストのボーナスだ。あかつき、1回成長してね。

あかつき 「わかったのじゃ! …… [6]で〈運〉を上げるのじゃ!

ユディ 凄い溜まってるなあ!


Go to NEXT STAGE!!

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