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第6話-リトルラックは砂塵を駆ける-後編

■ Round2 ■

GM さて、前回の続き。敵が使用してきた電波妨害、ハワードシステムによってPCたちを含むWW社軍は、当たる弾丸が当たらず、躱せる弾丸が当たるという事態に陥っていた。
 ……が、なんという偶然。システムの開発者、ロイ・ハワード博士こそレンの父であり、レンが自宅の倉庫で見つけたソードマンにはハワードシステムに対する対抗機構が備えられていた。

レン お父さんのお陰です!

アントニオ で、その妨害を止めるには、グースAを仕留めればいい、ということだったな。

GM ご名答。……では、早速2Rめのファストから再開だ!

一同 お~!


ファストの行動は、以下の通り。

ケイン :【セッティング】→イニシア値10→11
アントニオ :【セッティング】→イニシア値9→15
レン :【セッティング】→7+2→9+2(外部ブースター込み)
グースA :【エイミング】→レン
グースB :【ロックオン】→アントニオ
グレン :【エイミング】→ケイン
ヨルノハ :【エイミング】→バリケードD

PC側【支援攻撃】:[7,9,7]→命中なし。
GM側【支援攻撃】:[5,5,8,7]→命中なし。

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GM ではメイン、ヨルから!

ヨルノハ さっきと同じで! 振るまでもなく全部MAXなので38点です。(笑)

GM 残り35点……。もうボロボロだぁ。

ヨルノハ 【補給】をしておきます! EP+16。

GM 整備値16もあんのかよ!

ヨルノハ 整備Lv5は伊達じゃないですね。……全快して溢れちゃった。

GM 地味に忘れがちなリニアマシンガンのBPとか回復しとくといいよ。

ヨルノハ そうでした!


GM こちら。まずはグレンがケインにスナイパーライフル×2。これも自動命中でダメージは20と21。

ケイン こ、これはキツい! 【ブロッキング】とLPを使って13点軽減。……それでも28点抜けか……! 残りHP30、AP29……!

レン 「ケインさんが……!」

アントニオ 「ケイン、ここは押し切るしかないぜ!」

ケイン 「……ああ、解ってるさ!」


GM では順番代わって次はアンちゃん。

アントニオ メインでグースAに【ロックオン】。《小破》中だからな、9以下なら……よし、成功。

GM うぇーん!

アントニオ 攻撃も9以下。1発目、[8,9]で失敗。2発目、[0,1]であたり!

GM ひえ……!

アントニオ 20+《FD[5]》。これで《小破2》だな!

ヨルノハ AP+FPも残り23ですねっ!

アントニオ EPがキツいが……ここで仕留めない理由はないな。【ダブルショット】だ! 命中して、ダメージは18+《FD[5]》!

GM ぐおお、ぴったり落ちた!

一同 やったー!


GM 「COMPLETED HAWARD SYSTEM!」 レンのOSにハワードシステム解除の告知が流れ、敵は明らかに動揺する。

レン 「やりました、妨害解除されてます!」

グレン(GM) 「ば、ばかな……! ハワードシステムを初見で見破るなど不可能だ……!」

GM グレンがコクピット内で驚愕と絶望の叫びをあげるが、それは君たちに届くわけでもなく……。

ケイン 「グレン……これで貴様は丸裸だ!」


GM グースB。アンちゃんを砲撃。24と28。

アントニオ 盾+【ブロッキング】で……トータル36ダメージ。HPで18点受けて、残り3。(笑)

ヨルノハ 「アントニオさん!?」

アントニオ 「大丈夫だ、直撃はしてない!」 ……実際、APは半分以上残ってる。

GM 第4話では2Rでズタボロになってたのに、カタくなったなぁ。

アントニオ ミサイル外して ラージシールド積んだ甲斐があったぜ!


GM じゃあつぎレン。

レン Dエリアに【突撃】、バリケードDにブレード! 13×3です!

GM 残り35だから……これで撃墜。

レン 「ケインさん、いってください!」

ケイン 「恩に着る!」


ケイン ではBに【移動】……はファストだけだから、【突撃】だな。

GM こ、こっちくんな!

ケイン 9以下だが……当てる! [4,3]で命中!

GM 2ケタ以下をLPなしで当てすぎだろ……。

ケイン ダメージは20+《FD[9]》!

GM 【アンティペイン】でペナルティは受けないが……残りFP31。

ケイン 【ダブルアタック】でもう1撃! [1,8]で命中だ!

GM うそやろぉ……。残りHP40、AP81、FP22。

アントニオ あと3回で落とせるな。

GM まぁ、パイルバンカーの弾数が限界だから1回は補給してくれ。

ケイン うっ! そうか、装弾数は5だったな……。

レン そういえば、スワンのスナイパーライフルは弾数3では?

GM いや、「オートリローダー(指定した武器の弾倉を増加する兵装)」を標準装備しているから6。あと2回は撃てる。

レン なるほどー。


■ Round3 ■

GM さて、ハワードシステムのせいで君たち以外は思うように攻撃があたらず、苦戦しているWW社軍だったが――このとき、後方で騒ぎが起こる。

マヒルパパ(GM) 「イマダ! ジユウヲトリモドセ!」

下士官(GM) 「表のWW社軍と連携するッス!」

スワン兵(GM) 「こいつらなんで武器を……! ぐわーっ!」

ケイン アイヲトリモドセ~!

ヨルノハ 「あっ……!動きだしましたね!」

レン 「無事だったみたいですね!」

GM ……てわけで。蜂起によって敵の後方は大混乱! この機に乗じて攻勢をかけるべく、ボードウィン大尉から檄が飛ぶ!

ボードウィン大尉(GM) 「内部からの呼応が成功した! この機を逃すな! 数で押しこめーっ!」

GM てわけで【一斉蜂起】が開示。

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GM 全員士気が回復してLP+1。最大値オーバーして可。

アントニオ おおお!

レン わーいー。

ケイン 助かるぜ!

GM それから船のサポート値も+2! これも最大値オーバー可!

ヨルノハ 残り7回!

レン きっとスナトカゲで届けてくれたりするのですね!

GM ……しかし、士気は回復したのだが、依然、他の方面はハワード・システムに苦しめられているようだ。

ダニー(GM) 『みんな、例のジャミングを突破できたのは僕たちだけだ! 他も数の差で耐えてはいるけど、僕たちが勝ちぬけば他に援護しにもいける! 拮抗を崩せるのは僕たちだけだ! これが終わればボーナス弾むぞ!』

アントニオ 「任せておけ!」

レン 「ダニーさんがおいしいものを奢ってくれるのですね!」

ダニー(GM) 「あぁもう、なんでも好きなもん食えよ! ウィリーが拗ねない程度にな!」


GM ……ってことで、改めて3Rめのファスト、スタートだ!

アントニオ ううむ、このR攻めるか回復に回るか。悩むな……。

レン 私も今EP5なので、一度補給に帰りたいですねー。

GM ちな、ケインのパイルバンカーの弾数も残り1発。

ケイン そうだった……。Bに移動したいが、この状況だと集中砲火の的だしなぁ。

GM 孤立するのはオススメできないね。せめて【カバーリング】で振り分けできるようにした方がいいと思うよ。

ヨルノハ 元気なのは私だけですね。私は攻撃目標がなくなっちゃったので前に出たいけど、イニシアに勝ってるから、そっちの動き見てからかなぁ?

GM ちなみに、全員後ろに拠点に入ろうとすると、一番イニシア値の低いケインが拠点エリアから押し出される。……追い付かれて前線に取り残される、みたいなフレーバーかな。

一同 うーん……。

■現在のリソース状況
レン
    HP34/34 AP54/64  EP5/32   LP6
ヨルノハ  HP36/40 AP40/46  EP32/32 LP5
ケイン   HP11/40 AP29/60  EP17/32 LP2
アントニオ HP3/30  AP57/85   EP6/36   LP7

 ヨルノハだけほぼ無傷、レンはEP枯渇、ケインは耐久値が厳しく弾薬もなし、アントニオは多少ダメージを受けているがEPには余裕がない、といった状況だ。
 サポートが7回残っており、バーナード(エリア外で補給可能)とジュリエット(追加で1回補給ができる)を組み合わせればどこでも補給することもできるのだが。
 行動順の兼ね合いもあり、ケインが前線に残っているならグレンとグースの集中攻撃でケインが撃墜される可能性は大いにある。

 なかなか悩ましい状況なのである。


GM (久々にギリギリの戦いになってる感があるなー)

レン うーん……ここは私が前線に残って支えます。ケインさんとアントニオさんはこのRは下がって補給を。

ケイン 「……すまない! 補給を済ませて、すぐ戻る!」 拠点エリアに。

GM ダニーからも『ケイン、突出するな! 約束しただろ!?』と伏線回収しておこう。

ケイン 了解です。(苦笑)


GM では、グースBはレンが残ったのを見計らってからレンを【ロックオン】だ。問題なく成功。


アントニオ こちらも拠点エリアに移動。


GM グレン。ケインも撃てるが……さすがにレンを狙っておこうか。【エイミング】。


ヨルノハ では私、Dに出ます!

GM むう、【ロックオン】と【エイミング】が済んでから前に出てきやがった態なんだよな、これ。

ヨルノハ ふふふ、イニシアをもりもりした甲斐がありました!

GM 見た目よりもイニシア高いのは強いんだよ。(笑)


GM じゃあ、最後に【支援攻撃】。3Rめなのでケイン。

ケイン 了解! [2,9,7]!

GM [2]は……もう落ちたバリケードDだな。

ケイン 残念。


GM こちらは……[2,4,2,4]で、ヨルとアンちゃんに10点ずつ!

ヨルノハ 2点ずつHPで受けて……HP32、AP34。

アントニオ こちらはAPで受けて残り47。


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GM さて、ではメイン。ヨルノハから。

レン 「ヨルノハちゃん、攻撃はわたしが引きつけます!」並走しつつ!

ヨルノハ 「はい!こちらは射撃に専念しますねっ!」 と、いうわけでグレン機にもろもろ載せて全ぶっぱ!

GM グレンの回避は7だが……。

ヨルノハ こちらの命中は32だから、25以下で命中ですっ!

ケイン 高いっ!

GM 確定で命中やないかいっ! 15以下でMAXダメージってなんだよ!?

ヨルノハ [2,0]でMAXぅ! 14点っ!

GM ま、マシンガンLの方もよこせよっ!

ヨルノハ こちらは23以下……[9,8]17と[6,5]11で……6+2と10+2。

GM 出目17で6差命中ってなんだよ……。シールドで[3]点ずつ軽減して、トータル28点抜け。(残りHP25、AP76)

ヨルノハ 「よしっ!」小さくガッツポーズ!

レン 凄い!


GM くそっ、でも次はこちら! グレンからレンにスナイパーライフル×2!

レン では、そこで【パージ】を使用! フレーバーとしては、アンチハワードシステムのオプション機能としたいです!

GM なんとっ!?

レン アンチできるなら、当然疑似ハワードシステムも内蔵しているのです! 回避は+2で14ですっ!

GM なんの、それでも16以下で命中だっ! ……って[8,9]で17だとぉ!?

レン わーいー。

GM ええいっ、こんなの認められるかっ! 虎の子のLPを使用して9を振り直す! ……[8]。

アントニオ これはひどいな。(笑)

レン 16、ということは1LP消費で回避ですね?

GM ……はい。

レン では回避ー。あ、【パージ】の前に【リザーブ】を使っていたことにしていいですか? 【パージ】でちょうどEPが切れてしまうところでした。

GM 認めましょう。2発目は[10,3]で-3成功。

レン それは受けるしかないです。

GM ダメージは……お、[10]が出て22点。

レン 11点ずつ受けます。

GM うーん、やはりレンを相手にするのは分が悪い。ここはDに【突撃】、ヒートブレードでヨルノハを切る!

ヨルノハ きゃーっ!?

GM こちらは問題なくあたって、ダメージは18+《HD[3]》。

ヨルノハ HPに9+3ダメージ、APに9ダメージ……。(残りHP20、AP25)

GM ……うーむ、ここまで!

ヨルノハ 「このくらい、堪えられます!」

グレン(GM) 「くそっ! なんなんだお前は!? なんでハワードシステムを無効化できる!?」

GM と、コクピットの中で吼えるグレンですが、某有名ロボットアニメと違ってローテクなので、その声はみなさんには届かないのでした。(一同笑)


アントニオ じゃ、俺の番。メインで【補給】してEP+14。それから、ジュリエットのサポートも1回使わせてもらって、もう1回【補給】だ。EPを26まで回復、カノンのBP3回分と、外部ブースター1回分を回復だ。

GM 整備値14は割と暴力だな……。

アントニオ あと、ロングカノンでグレンをロックなし射撃! 7以下で……[5,8]かぁ。

GM さすがにそれは当たらないだろー?

アントニオ [8]振り直しで[2]以下。……やったるか。

ケイン さすがに厳しいんじゃないか?

アントニオ 1回振り直して惜しい目ならさらにLP注ぎ込む。惜しくなかったら諦める。……[1]、よしきた!

GM ゲエエ!? ……無茶するなぁ。

アントニオ わはははは、賭けに勝った! ダメージは[10,9,7]で36+《FD[5]》だ!

ヨルノハ 良い出目!?

レン すごいー!

GM ぐぬぬ……。HPで16、APで20受ける。(残りHP9、AP56)

アントニオ 「ふふん、運はいい方でね。妨害がなくなれば、その速さだろうと!」


GM グースB。【ロックオン】完了してるグースがレンを攻撃。

レン 回避は14ですー。

GM 24以下で、[12]と[13]。トータル23ダメージ……。

レン シールドで3ずつ受けて、HPで9点、APで10点受けます。(残りHP14、残りAP33)

GM ぐぬぬ、これでもあほほど強くしたつもりなんだけどなぁ。

アントニオ あほほど強いって!

ケイン ぎりぎりまで削られてますよ!

ヨルノハ PC側の出目が大分荒らぶってるお陰な気はします。(笑)


GM じゃあ次、レン。

レン うーん、次拠点に戻るのにEP3必要で、残り10だから……ライフル、ライフル、【ダブルアタック】ライフルでEP6消費です。

GM いただきましょ。

レン 命中は14以下で、[4,3][6,1][4,3]……7しか出ません?

GM こっちもそのくらいの出目で当てたい。(笑)

レン ダメージは8、14、11。「さっきの、お返しです!」

GM ぐぬぅ……。14をLPで軽減。[5]でトータル22点……。(残りHP7、AP36)

ヨルノハ 大分底が見えてきましたねっ!

レン メインは【調息】で、HPを26まで回復ですー。

GM レンなんか無視してケインとヨルを攻撃しておくべきだった。(笑)


ケイン では俺です。とりあえず【調息】でHP回復……残り23。

ヨルノハ あとサポートで【補給】ですね。

ケイン だな。パイルバンカーのBP4を回復して、EPも+10。22まで回復。【リザーブ】も使っておこう。4+1D10で……30まで回復。ほぼ全快。

GM いちおーライフル届くけど?

ケイン 最適射程外だし、未改造ですからねえ……。やめておきます。

GM OK~。


■ Round4 ■

GM さて、4ラウンドめのファスト。ケインからどうぞ。

ケイン もちろん、Dに移動!

レン 外部ブースターを使用。拠点に帰ります。「ケインさん、あとはお願いします!」とサムズアップ!

ケイン 「任せろ!」とサムズアップを返そう!

GM おおっ、これ表紙の場面じゃないか?

アントニオ 確かに。(笑)


GM グースBはケインに【ロックオン】。16以下で……[10,8]!?

レン やったねー。

GM 信じらんねえ、なんだよこのダイス!

ケイン 天運もこちらに傾いているな!

GM ぐじょー、メインで再挑戦するわい! 次アンちゃん!


アントニオ 外部ブースターを使用、Dに移動。

レン ヒートブレード陽動の構えだー、LP防御で耐える感じですね。

アントニオ 「ケイン、カバーは任せろ!」

ケイン 「すまない、アントニオ! 恩に着る!」


GM じゃあグレンだが……。あれ!? 後ろに下がるしかないな?

ヨルノハ あっ、そういえばスナイパーライフルが弾切れです!

ケイン くそっ、逃げるなグレン!

GM んなこと言われても。(笑) てか、こちら6R経過まで耐えるのが勝利条件だしな。……グレンが拠点に入り、グースが押し出されてAエリアに。

レン ……もしかして、母船を狙えばグレンさんがかばう?

GM ぶっちゃけ母船の方がカタいからほっとくぞ。グレンの方が今死にそうだ!

アントニオ サンドシップはFP削ってビビらせるか。

GM グレンとしては、この船が落ちかけたとしてもグレン自身が6R生き残れば他の船の脱出時間は稼げた扱いになるから、ギリギリのとこまでは放置かな……?


GM ともあれヨルノハ。

ヨルノハ いったん拠点へ。「あとはお願いします!」

GM 男性陣と女性陣が入れ替わった形だな。


GM では支援攻撃。このRはアンちゃん。

アントニオ [7,1,3]でグレンとバリケードに5点。

GM こちらは……[7,9,5,7] で全部はずれ!

ヨルノハ わーい!

GM 出目が、全然こちらにやさしくない……。


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GM ともあれ、ヨルからメイン。

ヨルノハ 「ジュリエットさん、補修お願いします!」と、サポートを使って【補修】。メインは【調息】でHP回復です。AP41、HP34まで回復です!

GM さすがに今回は殴れないかな?

ヨルノハ ですね。次に備えて、終わりです!


GM 次、グレン。【補給】してスナイパーライフルのBP6と、AP4を回復。その上で……やっぱケインを狙うよな。

ケイン 「来い、グレン!」

GM 命中は21だから目をつぶってても当たるわ! ダメージは21と13!

ケイン 厳しいな……。【ブロッキング】で4点軽減。APで16点、HPで14点受け。(残りAP18、HP9)

レン すごくぼろぼろさんー。

ヨルノハ あっという間にかつかつに……!

GM こっちもだけどね!? ともあれこれで終わり!


アントニオ メインで【調息】。HP15に回復してから、グレンにノーロックでカノン攻撃。

GM 2D10で7以下は36%だぞ! 無理矢理当てるのはやめろー!

アントニオ そっちの電子防御も高いし、してる暇がねーんだよ! 出目は[9,9]で失敗……。

GM ほっ。

アントニオ ……いや、切時だな。LP-2して両方振り直し。……よしっ、[4,2]で命中!

GM うそー!?

アントニオ ダメージは……21+《FD[5]》。

ケイン やったな!

GM いや、当てれないだろ普通!?

アントニオ [9,9]の後だし。下ぶれするかなって。(笑)

GM ……【ブロッキング】で削って、17+5抜け。(残りAP16点、FP19点)

アントニオ 連射はできないんで、これで終わり。


GM ではグースB。ケインを再度【ロックオン】。……今度は問題なくロックオン。

ケイン くっ……!

GM 29ベースで2発。[4,6]と[4,2]で、19と23!

ケイン そ、それはさすがに落ちる……!

アントニオ 「任せろ!」【カバーリング】×2と【クイックカバー】!

ケイン 「アントニオ!?」

アントニオ EP3消費。ラージシールドで-4と-4、【ブロッキング】と【ブロッキング+】でさらに-4、-4。11と15まで軽減だ。(残りAP:21)

ケイン 「すまん……!」

アントニオ 「なぁに、こういう時のために並走していたんだ」重い盾と防御スキルがあるから、総合ダメージも少なくて済むしな!

GM ライフルもあるが……うーむ、今撃つと次のRにミサイル撃てない。ここは我慢か……。


GM では次、レン。

レン ジュリさんのサポートで【補給】、メインでも【補給】してEP29まで回復です。

GM サポート込みだとほぼ全快か。

レン あとは……そうですね、ライフルで一発だけグースBを撃っておきます。15以下だから……当たって、14ダメージです。

GM 何気に初被弾のグースB。(残りAP93)


GM じゃあ最後ケイン。

ケイン 【調息】して終わりです。HP残り21まで回復。

GM 次に勝負を賭けるか……!


■ Round5 ■


GM じゃあ5Rめ! ケインの手番がきたら正直ツラい。来る前に終わらせられるか否か、という感じかな……。

ケイン ファスト俺から。Bに移動! 「グレン、今行くぞ!」

レン 外部ブースター使いつつDに移動です!

GM グースB、ケイン……はミサイルの範囲外か! じゃあ……アンちゃんを【ロックオン】、成功!

アントニオ ふっふっふ、ならば俺もBへ!

GM ……し、しまった!? 僕のおばかさん! ファスト終わった奴を狙わなきゃダメじゃん!? 射程割られちゃったじゃん!?

アントニオ つけいらせてもらう! ……まぁ、サポート【補給】前提なんだけどなー。

GM く、くそう……! グレンはケインを【エイミング】!

ヨルノハ 私はCへ移動です!


GM 【支援攻撃】。一周してレン。

レン [5,2,8]です。

GM 破壊済みのバリケードDと、グースB。こちらの【支援攻撃】は……[5,9,1,6]で、レンに5点。

レン 撃ち返されました! 残り28……「うぅ、まだ、です!」

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GM ではメイン、ヨルノハ!

ヨルノハ グースに全部乗せで3連射!

GM 回避は6!

ヨルノハ 26以下で、[5,6]、[4,3]、[3,1]……!

GM 全部MAXじゃねーか! シールドあるから9点防いで、29点抜け!


GM 次、グレン! まずはケインに一発、スナイパーライフル! ……成功して14ダメージ!

ケイン さっき【調息】した分があるからまだ耐えられる!(残りAP10、HP15)

GM 続いてBに【突撃】! ヒートブレード2連撃! 両方命中!

アントニオ 36+《HD[6]》ダメージか。両方【カバーリング】するとさすがにFPまで入るな……。

ケイン あと一撃ならなんとか耐えられるぞ。

アントニオ すまん、じゃあ1回だけ【カバーリング】。【ブロッキング】して14+《HD3》を引き受ける。(残りAP7、HP12)

ケイン こちらはHP1、AP3だ。(笑)

ヨルノハ 限界まで削れてますね……!

レン 「ケインさん!アントニオさん!」

アントニオ 「いまのは危なかったぜ……!」

ケイン 「こっちもギリギリだが……まだ生きてるぞ!」アーガス内は血と肉の焼ける匂いと機体からのスパークが走っている。

グレン(GM) 「くそっ! くそっ! お前ごときが! 俺の邪魔をするな!」

GM と、例によって虚空に吼えるグレン……。


GM で、グレン終わって次アンちゃん。

アントニオ メインで【補給】! サポ1点でバーナードの派遣、お願いしやす!

GM 残りサポート回数2。バーナードの補給チームが危険を顧みずにバッテリーの交換を行う!

アントニオ ……さて、グレンも当てれば倒せそうだが、もう行動終わったし、ケインに譲ってやるか。(笑)

GM てか、行動終わってないグースBが生きてるからね。

アントニオ うむ。そっちに《FD》をつけてやらんとな。……ってわけでノーロックでカノン。改造済みで11以下……っと、命中してダメージ22+《FD5》。

GM 当たるしかない。(残りAP37、FP28)

アントニオ これで《小破》になって、もういっちょ。うお、[1,1]であたり。(笑)

レン すごいー。

GM アンちゃんの出目が荒ぶっておられる。(笑)

アントニオ さらに【ダブルショット】でもう一発だ。これも命中!

GM ……トータルダメージは?

アントニオ 20+20+《FD5》。

GM APが削れきって、残りFP15。

アントニオ あと一撃足りんかったか。ロングカノンが残ってるが、EPがきれた……。

ヨルノハ 残りのサポート2点、使っちゃいましょう!

レン ここで仕留められたら敵の反撃がなくなります! 使い時です!

アントニオ ……なるほど。ならばジュリエットとバーナードのサポートを両方使ってEPを18回復!

ダニー(GM) 「アンちゃん! こっちもこれでカラッけつだ! ここで仕留めてくれなきゃ、恨むぜ!」

アントニオ 「任せておけ!こいつで決めるさ」 えーと、3D10の高い目2つで、11以下だな。……[3,7,7]。

GM 現状14ではずれ。

アントニオ LPを使って[7]を振り直し。……よぉしっ、[0]!

ケイン おおーっ!?

GM アントニオのダイスが神がかってたなぁ……。 それはもう、固定値だけで沈むよ……。

ヨルノハ 「やりましたねっ!」

レン 「グース沈黙です!これで残るは――」

GM そしてスワンがBに押し出される……と。


GM さて、ではレンだね。

レン グレンの残りは……AP16、FP19、HP9ですね。

GM ケインが2発当てれば沈むが、LP2残ってるから一応足掻くぞ。

レン では、私が露払いを! Bに【突撃】して、【ダブルアタック+】を使用! ブレード×4です!

GM ウェーン!

レン 「いくら早くても……当てます!」 【ワイルドハント】を使って【エイミング】! 命中値は24-7で……17以下!

GM そんなん全部あたるわ!

レン [9,0]、[6,0]、[2,2]、[6,9]……全部命中して、13点×4です!

GM 【パリィ】1回と……LP2を使って軽減。14点軽減して、38抜け。残りAP0、FP5、HP1。

レン おわり! 「ケインさん……!」 切った後、ケインさんとすれ違いざまに後を託します!

ケイン 「任された……!」


GM ……さて、ではケインの手番の前に少しだけグレンの独白シーンなど。……まぁ、命乞いするような奴ではないんだが。ズタボロになりながらもケインの機体を迎え撃たんとブレードを構える……。

グレン(GM) 「どこだ……!? どこで間違った……!? 作戦は完璧だった……! あんな、都合よくハワードシステム対抗機が出てくるなんてありえねえ……! こんなのはおかしい……! 間違ってる……!」

ケイン 「……グレン。お前が俺達の部隊を裏切ったのが、そもそもの間違いだったんだよ……」

GM 送信オフにはしているけど、ケインの側からの通信は入ってきた態としようか。(笑)

グレン(GM) 「クソッ……! クソッ……! ケイン……! お前ごときが……! 俺の……完璧な作戦を台無しに……!」

GM そう恨み言を流すグレン機のモニターに、ケインのパイルバンカーが迫っていた――。


GM ってところで一応判定しようか。(笑)

ケイン 「終わりにするぞ!グレン!」 【スティング+】を使用、命中精度は20!

GM ペナはないので回避は-7。

ケイン 13以下で……[9,7]。

ヨルノハ ここで!?

ケイン いや……【クリティカル】を使用、[9]を[2]に。

GM [2,7]で命中。

ケイン ダメージは、20+《FD9》……!

GM ……もちろん耐えきれないので、その一撃でブラックスワンは沈黙する。グレンは、緊急脱出することもなく。ケインが引き抜いたパイルバンカーの槍先から、生々しい血が滴るのであった――。

ケイン 「みんな、敵は取ったぞ……!」


■ 戦い終わって…… ■

レン 「護衛部隊、制圧です……?」

ヨルノハ 「やりましたね!!!」

GM ああ、護衛機をすべて失った輸送艦は、これ以上の抵抗を無意味と思い、降伏します。グレンほどには覚悟が決まっていなかった模様。まあ、抵抗を続けても蹂躙されて終わるだけだしね。

アントニオ 「よしよし、希少物資を積んだサンドシップもバッチリ押えられたな。……完全勝利じゃないか?」

レン 「いえ、他の部隊もハワード・システムに苦戦しているはず……! 補給して、救援にいきます!」

GM うむ。とはいえ、君達も満身創痍だし、残り1Rしかなかったからな。救援に駆け付けるも、輸送船のうち一隻は包囲を突破していった。

ヨルノハ ああー……。

GM それでも、君達が鹵獲したものを含め、WW社軍は希少な戦前の資源を敵の2倍、獲得したことになる。作戦はほとんど完璧に達成できたと言って良いだろう

アントニオ がっぽりやんか! グースとスワンはまだ使えるかも知れないし、大儲けだな!

レン スワンチャレンジ(鹵獲処理)しますー?

GM ……まあいいよ、やってみれば。(苦笑)

レン ヨルノハちゃんが一番LP残ってるかな?

アントニオ 俺とケインとレンのLPが9残ってるから……どっちか[0]が出れば[1]まで下げれるぞ!

ヨルノハ よーし、いきますよーっ! ……って、ここで[0,0]!?

レン すごいー!

アントニオ LP必要なかったじゃねーか!?

ケイン ワイルドスワン、ゲットだぜーっ!

GM ……なにそれ。(苦笑)

レン あと、グースAさんのハワードシステムも生きてれば……!

GM グースはシンプル仕様だから、そこは回収不可能です。

アントニオ 残念! だが、充分な戦果だぜ!

レン 完璧な勝利さん!

GM はい、君たちはスワン1機と、報酬が通常の5倍だから……100,000cdtくらい?

ケイン 大金持ちだ!

アントニオ スワンだし!

レン スナイパーにヒートブレードもついてますー!

ヨルノハ 「凄いですね……! あれだけやられたのに、まだ全然使えるなんて、奇跡みたいです!」

GM うん、まあ、なんかこう、2年くらいは遊んで暮らせるくらいのあぶく銭を手に入れたよ。(苦笑)GM うん、まあ、なんかこう、2年くらいは遊んで暮らせるくらいのあぶく銭を手に入れたよ。(苦笑)


■ Epilogue ■

GM ……さて、あれから1カ月ほどの時間が流れた。
 プラデュー市は、一連の事件をやはりチーム"ブラックスワン"の独断であるとして関与を否定。包囲を突破したサンドシップについては正体も所在も把握していない、と主張しているが――もちろん、信じる者はいない。

アントニオ そりゃーそーだ。

GM それでも"ブラックスワン"は証拠になるような文書は一切残していなかった――ケインが前回発見した命令書も、元プラデュー市軍の君が見れば一目瞭然ってだけで、実名などは一切なく、証拠にはならない。

ケイン ちっ、隠蔽工作は完璧か……!

GM 捕虜はちらほら証言しているが、それも知らぬ存ぜぬで押し通す気の模様。

ヨルノハ あんなひどいことしておいて……!

GM ……まぁ、証拠があろうがなかろうが、最終的にはパワーバランスで決まるような時代だし、通信も途絶しているから、外交で責任をとらせるとかもともと不可能なんだけどね。
 ……で、パワーバランスで言うなら、プラデュー市側は目的だった資源の2/3をWW社側に押さえられてしまい、全体として利益は出したけど、戦略としては大失敗。当面、WW社側の優位は動かせないものになってしまった。

ケイン ざまーみろ!

GM 獲得した資源を元に、近隣の支配を強めたりってのはあるかもしれないけど、とりあえずWW社とは当面の間、正面きっての対決はできないだろう、ってことは類推できる。

レン 一件落着ですねー。


GM ……そんなわけでプラデュー市とWW社の対決については小康状態になりまして。発端となったポラリス市との対決についても勝負は決し、WW社大幅有利な協定が結ばれて集結しましたとさ。

ヨルノハ 結局プラデュー市に踊らされてただけで、ちょっとかわいそうですね……。ポラリス市。

GM マッチポンプの被害者なんだよなぁ。とはいえ、当初遭遇した連中とか、野心がなかったわけでもないからね。同情するほどじゃなかったり。


GM ……さて、そんな束の間の平穏の中、"リトルラック"がどうしていたかというと――君たちの機体のダメージも結構なものだったし、怪我の治療などもあって、さすがにすぐに仕事というわけにもいかず、君達は再びウズモント市にて休養をとっていた。
 その間、ウズモンド市は今回の戦いで中心的役割を果たした君たちを高く評価し、報酬はもちろん、社外の人間なのに特別に表彰もしてくれた。

ヨルノハ わおわお!

GM 君たちは、フリーランスでありながらWW社の名誉社員として活動できるくらいには優遇されることになった。

アントニオ おおーっ! これで所属問題も万事解決じゃねーか!

ケイン こいつは凄い!

GM 特に、ライゼン委員や、ボードウィン大尉は君たちを高く評価し、ぜひ専属になってくれ、と熱心な勧誘を受けたりもしたのだが。

ダニー(GM) 「……ごめん、めっちゃ好待遇を打診されたんだけど、断っちゃった」

GM と、ダニーは申し訳なさそうに君たちに謝罪する。

ヨルノハ 「そうなんです? けど、ダニーさんらしい答えだと私は思いますよっ」

アントニオ 「いいんじゃね。オーナーはダニーだし。当分は遊んで暮らせる金も手に入ったしな!」

ケイン 「驚きはしませんが、なんでです?」

レン 「やっぱり、自由な方がいいとかです?」

ダニー(GM) 「……うん。実は前々から考えてたんだけど。……本国に帰ろうかなって」

一同 えっ!?

アントニオ 「おいおい、どういう心変わりだ?」 一応突っ込んでおこう。

ダニー(GM) 「いや、里心がついたとかそーゆーんじゃないからなっ!? ……まあ、ちょっとはそういう気持ちがないわけじゃないけど」

レン 「本国ということは……シグニア王国へ、ですか?」

ダニー(GM) 「いや、シグニアというか、連邦本国に、かな。……"砂海"に本国からの通信が途絶えて久しいし、おん出された身とはいえ、どういう状況なのか気になるってのはもちろんある」

ヨルノハ 「心配ですよね……」

ダニー(GM) 「でも、それ以上に……。今、本国との通商ルートを作れたら、めちゃめちゃ儲かると思わないかっ!?

一同 (笑)

アントニオ 「……まぁ、できればなぁ」

ダニー(GM) 「本国までの道のりは、今じゃ誰も状況を知らない。途中、補給できる町があるかどうかもよく解ってない。
 ……だから、それを決行しようとなったら、膨大な支度金がいるし、もしかしたら、もう本国はとっくに無くなっちまってるかもしれない」

一同 ……………。

ダニー(GM) 「……これは僕のわがままだ。リスクは大きい僕の賭けに乗っかってくれ、とは言えない。ここで降りるなら、君たちならWW社で充分な待遇で雇ってもらえるはずだ。
 ……だから、ここで一度ラックは解散する。その上で改めて聞きたい。賭けに乗ってくれる人は、いるかい?」


アントニオ 「……まっ、俺も本国は気になるしな。ついていくさ。ここまで引っ張りだしておいて、ここでお別れもないだろ?」

ダニー(GM) 「あ、アンちゃんは最初からついてきてくれる前提だから」

アントニオ 「だと思ったぜ! こんにゃろー!」

ダニー(GM) 「……他のみんなは?」


ヨルノハ 「私は……」 申し訳なさそうにしながら、辞退します……。

GM ありゃ、それはなんで?

ヨルノハ 「まとまったお金も手に入りましたし、攫われてた子たちと助けだされた子の中で、身寄りのない子を引き受けようと思うんです」

GM ……なるほど。

ヨルノハ 「……いつ言おうか悩んでいたんですが、ごめんなさい」

GM ちなみにそれ、カイルには相談したのかい?

ヨルノハ あっ、いえ……どうしよう?

GM ふむ……では、カイルは船に残りたい、と主張してもいいかな。

ヨルノハ えーっ!?

カイル(GM) 「ごめん、姉さん。僕はまだこの船に乗って……外の世界を見てみたい!」

ヨルノハ ……解りました。姉離れの時かも知れませんね。「……そうね。今まで私、過保護すぎたかもしれない。この旅であなたがいっぱい成長したのを知ってるもの」

カイル(GM) 「姉さん……」

ヨルノハ 「ダニーさん、カイルを、弟をよろしくお願いします」

ダニー(GM) 「……ああ、カイルはもう一人前のクルーだ。こちらこそ、頼りにさせてもらうよ」

ヨルノハ 「カイル、あなたがもっと大きく、素敵な大人になって帰ってくるのを、姉さんこの街で待ってるからね」

カイル(GM) 「……うん。行ってきます、姉さん……!」


レン 「すみません、ダニーさん。私もここで船を降りようと思います」

GM レンもか! なんでまた!?

レン 「お父さんの残したハワードシステムが戦いの道具として利用されるのを、放っておくことはできません……」

GM ……うーん、そうきたかぁ。

レン ハワードシステム搭載機を少なくとも1機は取り逃してしまいましたから、それを野放しにしておくことはできないです。

GM ……ふーむ。ぶっちゃけ、プラデュー市軍によって実用化済みだから、プラデュー市軍を壊滅させない限り、ハワードシステムを根絶するのはほぼ不可能だけど、プラデュー市と全面対決するつもりなの?

レン いえ、そこまでは。……そうですね。では、アンチ・ハワードシステムをオープンソース化するしかないですね。対抗策を普及させることで無価値にするしか。

GM であれば、WW社が全面協力してくれるだろう。

レン ですね。「当面はWW社に協力してもらって、アンチ・ハワードシステムの普及に努めたいんです」

ダニー(GM) 「……そういうことなら、引き留めることはできないな。君の願いが叶うことを、僕も祈っているよ」


GM で、ケインは?

ケイン 「……すまない。俺もここで降りる」

アントニオ なんだ、船に残るの俺だけかよ。(苦笑)

GM せっかくほんとは居残って欲しいアピールしたのに。(笑)

ケイン 「あんたは良いオーナーだったよ。……だが、俺の戦いはまだ終わっちゃいない。奴らの残党が残っている状態で、ここを離れるつもりは無いんだ」

ヨルノハ ヒェッ!

レン 復讐の鬼ですねー。

GM ……てか、奴らって誰? 現場責任者で、直接の下手人だったグレンは始末したけど、それ以上となると……。

ケイン あの決定をした、プラデュー市軍の上層部も復讐の対象です……!

一同 ひえええええ~!!?

GM そ、それは終わりなき戦いだなぁ……。これこそプラデュー市軍を絶滅させるまで終わらない。

ケイン 当面は、WW社軍に所属して機会を伺おうかと。

ダニー(GM) 「……解った。もうこれ以上は引き止めないよ。WW社には話をつけておく。……元気で」

ケイン 「オーナーも」


GM ……と、いうわけで。半年以上に及んだ本キャンペーンもこれにて完結です。みなさん、今日までお付き合いいただきありがとうございました!

一同 こちらこそ、ありがとうございました!

GM "リトルラック"の物語はこれで終わりですが、『砂塵戦機』の物語はまだまだ終わりではありません。
 この世界が、時代が、どう動いていくのか――それは本キャンペーンに参加していただいたプレイヤーのみなさんを含め、本作を遊んでくださるすべてのユーザーの手で作りあげていってください!
 それでは――名残惜しいですが、これにて砂塵戦機キャンペーン最終話、閉幕とさせていただきます!

一同 お疲れ様でした~~~~~!!!



 ――かくして。
 ポラリス市との水利権争いに端を発した、マグチーム"リトルラック"の旅の一つが終わった。
 再編成された"リトルラック"は、はるか西の連邦本国を目指し旅立ち。
 船を降りたものたちもそれぞれの新たな目的のために動き出した。

 時にラステバゥハ暦1499年秋。
 未だ"砂海"に連邦本国との通信・交通の問題は解決せず。
 自由という名の混沌の中、力ある者が力なき者を蹂躙し、利を貪る混迷の時代は終わる気配すらない。

 それでも。

 人々は、生きることを諦めてはいない――。


■ 第6話 リトルラックは砂塵を駆ける-完 ■

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