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理想の部屋は「いつか」じゃなくて「今」つくる
実家暮らしの私にとって、いつか一人暮らしをして自分好みの部屋をつくるのが夢だ。自分が好きなもの、納得できるものに囲まれたい。
しかし、今のところ1人暮らしをする予定は立っていない。つまりその夢が叶う予定も立っていないということだ。
このご時世、自分の部屋で過ごす時間が増えたことである日こう思った。
「いつまでこの中学生みたいな部屋で暮らし続けるつもりなんだ!?」
カーテンは中1の時の趣味で、10年以上ずっとピンク。収納がへたくそで統一感のない部屋。
「数年以内にはこの家を出ていくのだから、今さらインテリアに凝ったところで無駄だよね〜」
このご時世になる前まではそう思っていた。そのいつかが来るまで我慢するべきだと。
でも状況が変わった。現在はリモートワークで、ほぼ1日この部屋で過ごしている。部屋に意識がいくようになり「置きっぱなしのこれ、本当はどうにかしたいな〜」と思うことが増えた。
ところどころにあきらめ感のある部屋は、理想の部屋で暮らせるまでの待機場所になってしまっている。
「この部屋でいつまで過ごすか分からないのに、このままでいいのか?……いやいや、よくないでしょ!」
そう思った私は、今日さっそくカーテンを買った。
ずっと使っていたピンクと真逆のグリーンのカーテン。他にも部屋に置きたいものをリスト化している。
今の部屋でだって、好きなものに囲まれることはできる。いつかの理想の部屋で使えるものもあるはずだ。
インテリアに妥協していた理由はよく考えればたいした理由ではない。今の自分に対して「この部屋で我慢してね」と甘えさせてもらっているだけだった。
今の暮らしもよりよくしてあげる。いつかやってくるその日だけじゃなくて、今だって大切にしていきたい。
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