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オリックスに学ぶ成功する人事の大原則【今週のコラム】(2022/11/08)】

参考:成功する人事の大原則…オリックスは“適材適所”で日本一に 開幕ブルペンにいなかった3人が山田・村上封じる
https://www.chunichi.co.jp/article/573577

パリーグ連覇、そして26年ぶりの日本一に輝いたオリックス・バファローズ。

中心選手として挙げられるのが、2年連続の沢村賞を受賞し今や日本のエースとなった山本由伸投手と、
毎年安定して高い打率を残し、日本シリーズでのサヨナラホームランも記憶に新しい日本最高峰の打者:吉田正尚選手です。

ただ、この2人は最下位に沈んだ2020年にも在籍し、それぞれ力を発揮していました。

最下位からの逆襲…2021年のパリーグ制覇、2022年のパリーグ連覇+26年ぶりの日本一をもたらしたのは、
2021年から指揮を執る中嶋聡監督のリーダーとしての能力によるものでしょう。

2021年は高卒2年目の若手選手を抜擢し、燻っていた選手の素質を見抜いてポジションをコンバート、
我慢強く選手を信頼して起用することで、オリックスを25年ぶりのパリーグ制覇に導きました。

2022年は、コロナによる離脱者続出で完全試合も達成されるなど、苦しい立ち上がりでしたが、
1年のペナントレースを見据えて選手(特にリリーフ)を無理させない運用で、
後半戦から徐々に順位を上げ、最終戦でパリーグ連覇を決めました。

特筆すべきは、下記3点でしょう。
・選手を適材適所に配置する(ポジションコンバート)
・若手を抜擢し、前向きな失敗は我慢し、才能を開花させる
・過去の実績にとらわれず、その時々で調子や相性が良い選手を起用する

これは会社に置き換えても活かせるのではないでしょうか?

有望な若手に仕事を任せてみる、前向きな失敗は許容する、
適材適所に人材を配置する、過去の実績にとらわれず起用する

組織やチームも生き物で、その時々で最適な形は変わってくるものだと思います。
日本シリーズで鉄壁のリリーフ陣と称された顔ぶれも、今年の開幕時には誰もいませんでした。
僕が愛してやまないオリックスからも、人事やマネジメントの面白さを感じた瞬間でした。

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