FM三角山放送局公式Youtubeチャンネルで公開中 俵屋年彦「フライデースピーカーズ TAWALAB」①(2023年11月17日放送) チカホで開かれたVR・ARアート展-人をつなぐ・街をつなぐ-の大特集です。

VR・ARアート展は、VRアートを楽しむ会が主催し、11月12日から26日までチカホ北2条広場で開きました。18、19、23、25、26日、土日祝日の午後1時から5時までは、展示作品の中に入ることができるVRアート体験会を行いました。たくさんの方が、作品の中に入り、素晴らしさに驚いていました。

11月25日正午から午後1時までは、VRアーテイスト9人が音楽とコラボし、学生クリエーティブ・チームnuvellrandの生演奏、生歌、そしてシンガーソングライターMiliaさんの生歌に合わせて、VRアート制作ライブも行いました。26日は音源を使って、VRアートの制作ライブを行いました。

チカホでは初めてのVRアーテイストのライブ制作とミュージシャンのコラボレーション。チカホの歴史に新しい1ページが書き加えられました。26日は音源を使い、VRアート制作ライブを行いました。たくさんの方が、足を止めてVRアートライブ制作に見入っていました。

VRアートを楽しむ会副代表の小野寺里菜さんと、学生代表の花楓さんとは、9月18日にアート・フェスティバル閃のパフォーマンス部門・閃LIVEで、VRアートのライブペインティングを行いました。シンガーソングライターMiliaさんの曲に合わせて描きました。

閃LIVEでの観客を前にしたVRアート制作のライブパフォーマンスは、大きな挑戦でした。プロジェクターにうまく写らずに苦戦しましたが、なんとか実現しました。閃LIVEでの楽しむ会の初めてのライブパフォーマンスが、チカホでの音楽とコラボした9人によるVRアート制作ライブにつながっています。

シンガーソングライターMiliaさんの「Akashic records」に合わせて、「VRアートを楽しむ会」の活動イメージとしてキノコの菌糸体と胞子を描きました。VRアートを楽しむ会の目指す方向性をキノコの菌糸体に託し、地下での多様なつながりと空への胞子の拡散を、VRアートとして公開しました。

VRアートは、様々な活用方法があります。VRアートを楽しむ会のように、活動のミッションをアート作品としてライブで公開するという活用方法は、まだ珍しいと思います。テキストではなくビジュアルな作品を制作し、その中に入ってもらうという活動は、大きな意味があると考えています。

11月12日から26日までの期間中、チカホ北2条広場西の3つの巨大スクリーンでは、30人のVRアーティストの作品動画を繰り返し上映しました。反対側の東側スクリーンでも繰り返しVRアート動画を上映。チカホ北2条広場は、VRアート作品の魅力で染められました。圧巻の体験でした。


閃LIVEで私は、泉鏡花の短編小説「茸の舞姫」を題材に選びました。舞姫が妖艶に踊るシーンを東シロ子さんに制作していただき、ライブではtuLaLa「円相クラウド」の幻想的な曲に合わせて舞姫に装飾し、地下の煌びやかな菌糸体の世界へと誘いました。新しい世界がひらけた感じがしました。

イラストレーター・VRアーティストの塩田智明さんは、今回が初参加ですが、VRアートを楽しむ会の広報活動、イベントでのアテンドも、担当していただきました。VRアートを楽しむ会の活動を紹介するイラストでは、私がとてもイケメンに描かれていて、少し照れました。

VRアートを体験してもらうときのアテンド・指導員の役割は、体験していただく方の安全確保が最も大切ですが、アテンドをしながら作品解説をしたり、感想をお聞きしたりという交流が大きな魅力でもあります。アテンドはVRアート作品をつうじた得難いコミュニケーションです。

いかに楽しく体験してもらうか、作品世界を深く味わっていただくか。体験者一人ひとりの様子をうかがいながら、VRアートのアテンドは行われます。「わあ!すごい」「なにこれ!」「とても綺麗!」。何よりも嬉しい言葉です。アテンドは、おもてなしという創作的な行為だと思います。

11月25日正午から午後1時まで、札幌市チカホ北2条広場のVR・ARアート展会場で、音楽とVRアート制作が共演しました。音楽に合わせて、9人のVRアーティストが、次々にVRアートを制作しました。このVRアーティスト・チームは「菌糸隊」として、この日ライブデビューしました。

VRアートを楽しむ会の活動が、地下でさまざまな植物・菌類と緩やかにつながっている菌糸体をイメージモデルとしているので、「菌糸隊」と名付けました。札幌の地下歩行空間チカホは、「菌糸隊」のデビューの場所にぴったりでした。菌類は変幻自在なので、「菌糸隊」も柔軟に変化していきます。

VRアーティスト・チーム「菌糸隊」は、塩田智明、KagamiYuki、Aya.sun、SHOKO、五條すみれ、福士文浩a.k.aぶんじ、おのでらりな、花楓、TAWARAYAの9人です。いずれも、VR・ARアート展に作品参加しています。ライブでは、その作品とは別の作品をライブで制作しました。

これからも、VRアーティスト・チーム「菌糸隊」は、VRアート制作のライブ活動を通じて、人や街と繋がり、楽しさを分かち合います。「菌糸隊」のデビューライブは、11月25日に突然行われました。その名前のユニークさから、いろいろと質問も受けました。

キノコの胞子は、風などで広がり地面に落ちて養分を吸収し菌糸体になります。胞子は雨粒の核となって森に雨を降らせます。「菌糸隊」のライブも、楽しさという胞子を広める、ささやかな「胞子活動」でした。これからも、人と街を楽しくしていくために地道に活動を広げていきます。

放送では、塩田智明さんの他、VRアーティスト・チーム「菌糸隊」の、SHOKOさん、福士文浩a.k.aぶんじさん、Aya.sunさん、KagamiYukiさん、五條すみれさんに、VRアートとの出会いや魅力について事前インタビューした内容も紹介しています。

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