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【映画祭の今】行定監督作品を無料オンライン配信も「くまもと復興映画祭2020」

 SSFF & ASIA オンラインイベント第1弾「映画祭のニューノーマルとは?クリエイター目線での価値を考える」のゲストとして参加した行定勲監督が、自身が中心となって開催しているくまもと復興映画祭の話をされ、野外スクリーンで1万5000人を集めたとその様子を映像で紹介してくださり、映画祭を運営している身としてもすごく羨ましい思いがした。高良健吾さんや橋本愛さんなど熊本出身の映画人たちが故郷の映画祭に参加し、市民とまさに交流している。コロナ禍での開催を模索しながらも「オンラインは映画祭を知ってもらうチャンス」と語っていた行定監督。つい先日はなら国際映画祭2020の国際コンペティション審査員として来場し、「5日間、映画と向き合わせてもらい、鹿と戯れた。こんなにも街を歩かせたいと思う映画祭はないし、一人で街の中を歩いた映画祭も初めてで、すごく充実した日々をいただいた」とクロージングセレモニーで感想を語っておられたが、次は自身の番と言わんばかりに、リアルをメインにしながらも、オンラインではオープニングイベントや自身が権利を持っているのであろう短編作を無料で配信している。今年は一躍大注目女優となった熊本出身の芋生悠も『ソワレ』で参戦。『アルプススタンドのはしの方』や『ビューティフルドリーマー』『タイトル、拒絶』、そして三浦春馬主演の『真夜中の五分前』のティーチインも予定されている。普段なら遠方で行けない方も今年なら参加できるので、ぜひチェックしてほしい。

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