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感涙・・・エルトン・ジョン、伝説のオーケストラコンサート3日間限定配信

 東京では連日感染者が200人を超え、世界を見ても感染再拡大の動きを見せる中、ふとLineを見ると、エルトン・ジョンJPからメッセージが入っていた。

 昨年、『キングスマン』シリーズで人気のイギリス人俳優、タロン・エガートン主演の伝記ミュージカル映画『ロケットマン』が公開され、彼が演じた世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンのことを初めて知ったという人も多かったのではないだろうか。日本では「Your Song(僕の歌は君の歌)」がCMに使われるなどで一番有名な歌だが、私がエルトン・ジョンのことを知ったのは大学時代に入ったハーモニカのビッグバンド、ハーモニカ・ソサイアティで演奏したことがきっかけだった。エルトン・ジョンファンにとっては伝説のアルバムと言われている「Blue Moves」のオープニングからの3曲、「Your Starter for」(軽やかなインスト曲)、「Tonight」(ファンに人気の高いバラード曲)、「One horse town」(エルトンらしいロック曲)を、一気に演奏するという前代未聞のコンサート構成に、まだうまくハーモニカを吹けない新入生ながら、必死で楽しみ、練習した記憶がある。

 それ以来、エルトン・ジョンのCDをレンタルショップで借りては聞くようになっていたが、卒業を前にした定期演奏会のソロ曲に、私が選んだのがまさしく「Tonight」だった。ピアノソロから始まるインストパートの儚さと、歌=ソロ部分のメロディーの美しさ。これぞバラードをやってみたかったのだが、曲をビッグバンド用にアレンジする指揮者が提示したのは、オーケストラコンサートバージョンの「Tonight」。エルトン・ジョンがオーストラリアでオーケストラと一緒に演奏したというコンサートは、エルトン・ジョンの中でも珍しい編成で、音も非常にゴージャス。交響曲のように、儚い前奏は、ティンパニーまで加わり、実にドラマチックに。当時の私は盛り上がりすぎる、ちょっとごっつい前奏がイヤで仕方なかったが、苦労して編曲している指揮者にイヤとは言えなかった。ただ、このコンサートを聞くのは好きで、学校への行き帰りによくウォークマンで聞いていたのだ。

 今もそのカセットは持っているが、残念ながらその音源は配信はもちろん、CDでも存在していないようで、今となっては幻の音源となっていた。その、私の中に深く刻み込まれた伝説のコンサート「ELTON JOHN LIVE IN  AUSTRLIA 1986」が、なんと、なんと、日本時間で7月12日(日)午前1時から72時間限定でYoutubeにて配信されるのだ。『ロケットマン』公開時に、エルトン・ジョン公式Lineができたので、偶然登録していたのが、こんなところで、こんなに素敵なメッセージをもらえるとは・・・もう感涙・・・。既に世界中からコメント欄には「待ちきれない〜」とメッセージが寄せられ、まさかこんな形で、世界中の人たちと一緒に観ることができるなんてと、またまた感涙・・・。エルトン・ジョンによる過去のコンサートの特別映像シリーズ、Youtube独占ストリーミング世界配信は、これが2回目で、毎週日本時間の日曜午前1時から配信予定。この配信で行える寄付は、エルトン・ジョン・エイズ財団が新たに立ち上げた新型コロナウイルス緊急基金に役立てられるという。ピアノマンのエルトン・ジョンと、オーケストラの夢の競演、20年ぶりに、私も楽しみます!


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