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GTOの若い頃は!?「湘南純愛組!」@アマゾンプライムは遊び心イッパイ〜緊急事態宣言Day26

 監督やプロデューサー、出演者と一緒に配信ドラマを観る共感シアターで、GTOの前日談となる「湘南純愛組!」の6〜8話の同時視聴イベントが昨日あり、このドラマを観るのは初めてだったのだが、参加してみた。というのも、総監督は内田英治監督だが、もう一人松本優作監督の名前もクレジットされていたのだ。松本監督といえば、神戸出身でデビュー作の『Noise』もパンチの効いた社会派エンターテイメントだったので、その後の活躍を楽しみにしていたので、連続ドラマを作っているならぜひ見てみたい!それが一番の動機だった。

 いざ観てみると、90年代前半のツッパリストーリーなので、懐かしさ大。テーマソングがT-BOLANなのも泣けてくる。しかも主演が寛一郎。佐藤浩市の息子で、瀬々敬久監督の『菊とギロチン』でデビューしたものの、どこか印象に残りづらかったのだが、この作品ではリーゼントを決め、ツッパリのカッコいいのと思春期男子の情けなさとがうまくミックスして、演じている本人も随分楽しそう。そしてかつてドラマを一緒に作っていたことから、今回オファーをしたという先生役の吉田栄作が、なんと白Tシャツにジーンズの、往年の定番スタイルで、規則なんて糞食らえの熱い教師を熱演。相変わらずのスタイルの良さといい、今となってはもう大御所なのに、クラッシックな雰囲気ムンムンのキャラクターを演じてくれるんだと、その遊び心にもニンマリ。

 スケバン同士の女の闘いもガチだし、伝説の走り屋、暴走天使(ミッドナイトエンジェル)の初代総長役に大東駿介が出てきて、ワンシーンながら、オーラ出まくっていたし、いや、なかなかに楽しめました。ちなみに、その勢いで観た「東京ラブストーリー」は、キャストはいいのに、なんかしっくりこない感じが。同じ90年代舞台の原作だが、「東京〜」は時代設定が現代になっているので、余計に違和感があるのかもしれない。アマゾンプライムのオリジナルドラマ。楽しんで作っている感じがある方が、受け入れられるなというのが素直な感想だった。

「湘南純愛組!」

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