ジャ・ジャンクー監督、新型コロナウィルスを題材にした短編『来訪』を観る〜緊急事態宣言Day15

    緊急事態宣言が発令され、すでに2週間経つが、いまだに成果は見えず、つい先ほど朝の情報番組の顔としても親しまれてきた女優の岡江久美子さんの訃報が飛び込んできて、ガクリと来てしまった。そんな中、見つけたのが、『長江哀歌』『帰れない二人』の巨匠、ジャ・ジャンクー監督が、早速新型コロナウィルスを題材にした短編『来訪』を撮り、ウェブで公開しているというニュース。新型コロナウィルスの影響下で、映画の打ち合わせをする映画監督の物語は、まさに今私たちがやっているようなこと(マスク姿、握手禁止、まずは消毒・・・)が満載。歴史に残るようなウィルスとの闘いの日常は、映像に残すことで、何年語かに「あんな時代があったね」となるのか、これこそがもうデフォルトになってしまうのか。そんな時代の変わり目をすかさず捉えた短編。これぞ表現者だと唸った。

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