見出し画像

橋本愛や黒沢清も登場。オンラインラウンジでアジア映画の今を考察する@東京国際映画祭2020

 いよいよ来週の31日(土)から開催される東京国際映画祭2020。過去上映作品をU-nextでオンライン上映するコラボ企画はあるものの、映画祭で上映する作品はオンライン上映はなし。日本映画はゲストの舞台挨拶やQ&A付きの上映もあるが、海外からの出品作はオンラインでの舞台挨拶やQ&Aは一切ない。国際映画祭と銘打ちながらも、国内向けであり今まで通り東京でのリアル発信のみという、地方に住んでいるものとしては疑問を抱くような上映形態だ。東京だからこそ、映画館で100%の座席で映画祭をすることが、これからの他の映画祭や各種公演関係に規制の緩和をもたらす狙いがあるのかと思うが、東京フィルメックスが一部作品を映画祭終了後オンライン公開すると告知しているだけに、同時期に開催していながら、差が浮かび上がる格好になった。

 そんな中で、今年の東京国際映画祭のオンラインプログラムの目玉と言えるのが、是枝裕和監督が発案したという「アジア交流ラウンジ」。アジアの映画人と交流することで、新しいコラボレーションや企画が生まれるキッカケとなるのが映画祭だが、それを今回はオンラインで実現。11月1日から8日まで連日18:30から1時間半のトークをゲストも日替わりで開催。中でもとても貴重なのが最終日のリティ・パン × 吉田喜重。他にもジャ・ジャンクー × 黒沢清など、映画祭にはいけなくてもこの1週間は充実トークを楽しめるはず。現在各トークごとに参加申し込みを受付中(キャンセルもできる)ので、ぜひチェックしてほしい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?