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ミア・ハンセン=ラヴ監督初長編『すべてが許される』オンライン上映会〜緊急事態宣言Day42

 フランスの俊英女性監督ミア・ハンセン=ラヴ。『あの夏の子供たち』で描いた家族の物語も印象深かったが、90年代、パリの音楽シーンを駆け抜けたDJの栄光と挫折を描いた『EDEN/エデン』は実の兄をモデルにした作品で、共同脚本も手がけていた。フランス映画祭のゲストで来日したのは監督の兄、スヴェン・ハンセン=ラヴさんで、映画の主人公をしのぐイケメンぶりと、語りの柔らかさに、インタビューでお話を伺いながらうっとりしていたものだ。

 現在、「Help! The 映画配給会社プロジェクト」のクレストインターナショナル見放題パックで、『EDEN/エデン』と第66回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作のイザベル・ユペール主演作『未来よ こんにちは』をオンラインで観ることができるのはうれしいことだが、ついにミア・ハンセン=ラヴの初長編作、『すべてが許される』のオンライン上映会が行われるという。

 企画をしたのは『肌蹴る光線 ーあたらしい映画ー』。第8回の今回で一区切りとして終了するとのことだが、もう数年前の第1回ではビーガン監督の『凱里ブルース』をいち早く紹介し、そのセンスに感銘を受けていた。今回も英語字幕のみだが、別途日本語訳がダウロードできるようになっており、オリジナル楽曲のダウンロードもできるという。ゆくゆくは東京、京都で上映会をする予定だというこの企画。舞台がウィーンというのも、昨年行ったばかりの私にとっては強烈なフック。チケットは本日5月18日(月)から5月23日(土)正午まで購入可能だ。

第8回肌蹴る光線 ーあたらしい映画ー『すべてが許される』

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