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衝撃のアイドル&SF&スペクタクル映画!?『眉村ちあきのすべて(仮)』オンラインプレミア上映〜緊急事態宣言Day24

 以前ご紹介した、ミニシアター支援にもなる「STAY HOME MINI-THEATER」が4月29日から3日間開催され、私は地元、元町映画館のスタッフがアフタートークに登場するMOOSIC LAB 2019で大反響を得た『眉村ちあきのすべて(仮)』の10分長い[劇場完全版]を鑑賞した。チケットを買うために、最初は配信プラットフォームへの登録作業。パスワードを設定し、メールから再アクセスして登録完了したものの、いざログインしようとすると、パスワードが間違っているとエラーメッセージが出て大汗かいたり、午後からの上映ながら、午前からやっておいて良かったと思ったり。

 実際には上映時間の10分前からスクリーンがオープン、「もうしばらくお待ちください」と書かれている。待っているうちに、あと少しということでお手洗いに行きたくなり、これまた焦りに焦ったり(笑)配信と言えども、映画館と同じく、定刻スタート、そのまま途中で止めるわけにはいかないので、なかなかの緊張感。予告編なくすっと映画がスタートするこの映画、冒頭はドキュメンタリーのように、眉村ちあきの歩みを見つめてきた業界人が彼女との出会いのエピソードや、その魅力を語るのだが、いざ本人が出てくると、何よりもそのキャラクターのパワフルさに圧倒される。PCの小さな画面で観ていても、そのパワフルさが突き抜けてくるようだ。実際に歌もうまいし、歌詞もユニークだし、何よりもいつも全力感が、新型コロナの影響で自粛を余儀なくされている、今を生きる人たちにとてつもないパワーをくれる。

 自分で、株式会社会社じゃないもん を設立。ライブで手書きの株券を売ってみたり、パフォーマーとしても、事業家としてもなかなかのものだなと思って観ていたら、あまりにも全てを一人でこなす姿に「眉村ちあきが、実は何人もいるのではないか」というフリと共に、手塚治虫先生もびっくりのSF世界が展開する。

 本物ちあきとクローンちあきの葛藤、地上では年々ファンを増やした眉村ちあきの3周年記念ライブに向けた準備が進んでいる。ラスト10分は「そうくるの!?」と言いたくなるような変貌ぶりも見せるアイドル映画の枠を超えたスペクタクル巨編!?。感想を書いているうちに、昨年大いに盛り上がった神戸発のインディペンデント映画『みぽりん』の驚愕するラスト10分のカオスが思い出されてきて、思わずにんまり。これはもう一度ぜひ劇場で観たい!

 そんな気持ちで映画を観終えると、早速アフタートークが。最近復活し、早速大反響を読んでいる映画秘宝の岩田編集長と、主演の眉村ちあき、松浦本監督のトークでMUSIC LABO版から10分増えたシーンについての解説も。続いて、横川シネマ、元町映画館スタッフも参戦してのトークでは、映画館が再開したら必ず来場して舞台挨拶をすることを眉村ちあきが約束。だけでなく、なぜか元町映画館では「そうめん流しをしたい」。まじかぁ、多分ホンモノは、映画以上のパワーに違いない。『みぽりん』同様、キャストに会いに行く映画になりそうだ。

『眉村ちあきのすべて(仮)』

 

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