無題

 映画は呼吸。観ないと苦しくなる。

 コロナ禍で映画館へは行きづらくなり、もう一年もスクリーンで映画を観ていない。私にとっては大事件だ。元々テレビやネットで観ることの方が多い人間だが、映画館で観た方が良い作品に関しては足を運ぶ。『タイタニック』や『グランド・ブダペスト・ホテル』を小さい画面で観た時は、大いに後悔した。壮大な作品、美しい作品は映画館で観るに限る。

 是非とも映画館で観たいと思い、実際に足を運んだのは『レ・ミゼラブル』や『ボヘミアン・ラプソディ』などだ。映画館全体がアトラクションのようで、料金以上の体験をした気分で映画館を出たのは今でも鮮明に覚えている。

 2020年、一番楽しみにしていた『ドクター・ドリトル』は観にいくことができなかった。原作となっているドリトル先生の小説シリーズは、私が幼少期に読み込んでいた作品であったし、ロバート・ダウニー・Jrとトム・ホランドがタッグを組んでいると聞いたら、期待が高まるのは当然だ。役者の知名度から察するに、いずれ地上波か配信サイトで巡り合えるとは思うのだが、大きな画面で観られなかったのが口惜しい。

 私が好きな映画は、「日常の隣にある非日常」を描いたものだ。ホラー・パニック・ファンタジーと分類されるのだろうか。好きな作品を挙げていくとすれば『ジュマンジ』『パンズラビリンス』『スネーク・フライト』『ゾンビ・スクール!』『ミッドナイト・イン・パリ』etc...

 サメ映画やヘビ映画などのアニマルパニック系、ゾンビ映画、幽霊系ホラー映画、スプラッタ映画、ファンタジー映画、ヒーロー映画など、隣接したジャンルを気分で周回している。例えば一昨年の前半はマーベル映画、後半はサメ映画ばかり観ていたのに、コロナが流行り出した去年前半はずっとゾンビ映画とディザスター映画を観ていた。その後は珍しく邦画ホラーに移り、マーベル映画へ戻った。今はマーベル映画から次のジャンルへの過渡期である。

 気が向かなければ大ヒット作品であっても観に行こうとは思えない。マーベル映画は『マイティ・ソー』にアンソニー・ホプキンスが出演していたから、飛行機の中で観たことがきっかけでハマってしまったけれど。巷では『鬼滅の刃』が大流行。でも私は興味がないから行かない。『燃る女の肖像』が観たかったが、コロナが怖くてうだうだしている間に緊急事態宣言がまた出されてしまった。

 前にもブログで映画について書いていたけれど、しゃちこばりすぎてめんどくさくなり4回ほどでやめてしまった。このnoteもどれだけ続くかわからない。メモ書きとして気が向いたら更新しようと思う。

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