Cowichan Lakeで超まったり川下りをする
バンクーバー島で人気のアクティビティの一つに、チュービングというものがあるらしい。同僚たちが口々に勧めてくるが、私はラフティングとかには興味がないので行ってはいなかった。
ところがよくよく話を聞くと、急流ではなくてプカプカ浮いて楽しみ、川を下りながら飲んだり食べたりすることもできるらしい。そういうことなら乗った!私は泳げるが競泳や遠泳は好きではないし、危険なスポーツも避けたい派なのである。チュービングは開始から終了まで3時間ほどかかるという。プカプカ上等!下りながらビール飲もう!
というわけで、連休がなくなってしまった休日に行ってみることに。
■ 場所はこちら(The Tube Shackという名前)
日本人の友人がいろいろアドバイスをしてくれた。彼女はアドベンチャー好きのパートナーとあちこち探検に行っている猛者だ。
例えば、3時間ほどかかるので日焼け対策や飲み物の準備。チューブ同士が離れないようにロープなどを準備する。ほとんど流れがない場所もあるので、パドルを借りると良い。そして、川を下った後はシャトルバスが乗ったところまで送ってくれるのだが、そのバスでアイスクリームの割引券をもらえる等等。素晴らしい情報ありがとう!
とりあえず、予約もせずに半信半疑で行ってみた。
浮き輪型のものは20ドル。ボートのようになっているものは30ドルで借りられる。バスのみの利用だと10ドル。結構affordableではないか!
ちなみに、食料などを積み込める荷物用のフロートも借りられる。
自分でフロートを持参してきてもいいし、団体でくる家族などは一人だけバスで駐車場まで戻って車を取りに行き終点でみんなを拾うという裏技も使っていた。
平日だったが、気温27度以上と絶好の水遊び日和。チューブ貸し出しは結構並んでいたが、希望のチューブもパドルも借りられた。
確かに、漕がないと前に進まない。
しかも私が借りたチューブがどうやら空気が漏れているらしく、なんとなく萎んでいる。途中の浮桟橋で降りて確認してみるとやっぱり空気が減っている。このまま終点までいくのは不安だ。自然の中のチュービングなのでどこにも係員などいない。仕方がないので自分で歩いて戻りチューブを交換してもらった。
さて、出直しだがパドルを桟橋に置いてきたので自分のサンダルを脱いで漕ぐ。これが、結構いい感じで進む。実は海でぷかぷかする時はいつもクロックスのパッチもんのサンダルで漕いでいるのだ。
カヤックですれ違った兄ちゃんが
「I like your paddles」と言ってくる。
「でしょー」
この橋を通過するまでに1時間ぐらいかかってしまった。息子によると、さらに1.5キロぐらいあるという。私はどうせたいした距離じゃないんだろうとたかを括っていたら、意外と長い。
橋から子供たちが飛び込んでいる。
飛び込んで遊んでいる人たちがいるというのは聞いていたけれど、あんまり深くないし、飛び込んでいる子たちは小学校低学年ぐらいに見える。
大丈夫か?
しかも、保護者みたいな人がそばにいて飛び込みを見守っている。
みんなが次々飛び込んでいく中、一番小さい子が怖気付いてなかなか飛び込めない。
まあ、そうだろう。高さは5m以上はあるし橋の欄干の下にコンクリートも見える。安全とは言えない。でも、親公認でやらせている。さすが北米流。
チュービング中のギャラリーも見守って中には応援している人もいる。
日本では、海や川で飛び込んで遊んでいる人たちが毎年死んでいるのだが、カナダは大丈夫なのかなぁ?
私は何の変哲もない近所の川で飛び込んで遊んでた子が溺れたのを見てたので、川や海での飛び込みってのは絶対にやってほしくない。沈んでしまったら、救出にえらく時間がかかってしまって助けられないからな。
それはさておき、なかなか飛び込めなかった子は結局諦めた。うんうんそれで良い。衆人環視の中でやめるのはそれも勇気だ。えらい。
川辺にはお約束、プライベートの桟橋がちらほら。
リゾート気分満載。
いいですねー。暑い日に川の上のデッキでのんびり。
チューバーたちは、総勢100人ぐらいいたでしょうか。
ものすごい数で水に浮かんでいました。
犬を連れている人もいます。
犬は泳いだり、SUPの上に立っていたり。
このくらい緩やかで、気づいたら3時間超えていました。
この辺りから少しずつ流れが出てきて、少しだけスリルがある浅瀬などを下ると終点のビーチに着きます。
2時ごろにスタートし、終点についたのは5時半でした。
3時間半で20ドルか30ドル。
コスパいいレジャーですね。
でも、忙しい人には不向きです。
何しろ始めたら途中で降りられないので。まあ、ずっと漕いでれば別でしょうけど。
ここまでくると、シャトルバスが乗り場まで連れていってくれます。
息子によると、ここで降りなかった人が下流まで流されて亡くなった事故があったそうです。流れが緩やかとはいえ、やっぱり自然の中のチュービング。カナダならではですね。ちなみに、本当は免責のサインが必要だったらしいけど、チューブ借りる時何も言われませんでした。カナダあるあるですね。
バンクーバー島に来ることがあったら、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?暑い日に来ると涼しくて最高でした。