見出し画像

悪気はないんだろうけどなんなんだろうな

今日、クライアントのものを洗濯しようとしたら、ランドリーバスケットから、泥のようなもので真っ黒のかなり汚いタオルが出てきた。

実は、職場の日本人以外のスタッフは、口を拭くタオルも雑巾も、陰部を洗うの使ったタオルも全部いっしょくたに洗う。日本人的感覚からすると、おしぼりとか、清潔な場所で使用したものを床拭いた物とかと一緒に置くことすら抵抗がある。でも、靴もウンコがついたものも洗えばきれいになるから一緒にあらってOKっていうのが、カナダの常識らしい。

ただ、流石に白いタオルが黒く見えるほど汚かったので、雇用主に
「これは、何と一緒に洗っていいのか?」と聞いてみた。
すると、それは何に使ったものか?と聞かれたので
「わかんないけど、たぶん車椅子のタイヤを拭いたんじゃないか?」
と答えると、さすがに
「それは、外に置いといて」
と言われた。
車椅子のタイヤを拭いた、、、ということは、この雑巾には、犬のウンチや潰れたナメクジがついている可能性がある。
散歩に行くと、たいてい犬の落とし物や巨大ナメクジを踏んでしまうのだ。それで、室内に入る前に雑巾で拭いている。

その雑巾を、ランドリーバスケットに入れたのは、
私以外のカナダ人に決まっている。

カナダ人A:薬剤や経腸栄養バッグの使用期限に厳しくて、一日でも使用期限が切れたら廃棄してしまい、雇用主にキレられたことがある
(家庭なので、物品や薬は多少期限切れても節約のためにキープしている)

カナダ人B:経腸栄養を準備する際に、キッチンに洗い物があったり生ゴミが置いてあるのが我慢出来ないので、毎日雇用主宅の食器洗いやごみ捨てをしていたら、雇用主に
「家事はやらなくて良い」とキレ気味に言われた

容疑者ふたりとも、それなりに清潔感覚はある人達なのに、なんで犬のウンチがついているかもしれない雑巾と清潔なものを一緒にして平気なのかな?
これ、永遠の謎だ。

日本人が、裸で風呂に入る感覚が西洋人にわからないのと同じか。

習慣ってほんとにわからない。

ホットタブもそうだ。
クライアント宅にはホットタブという、ファンシーな装置がある。
まあ、日本で言えばジャグジーのようなものだ。
これ、3ヶ月から半年水を変えなくてもいいそうで、そのからくりは循環とかソルトという除菌する物質が入っているらしい。
しかも、外にあるのに、冬でもいつでも暖かい。
要するに、24時間風呂なのである。

電気代もったいないなーと思うけど、ようわからん。
で、これはプールみたいなものなので入浴前後に体を洗ったりしない。
え、汚くない?と思うんだが。
クライアントは尿路感染症があるから、使用後に陰部だけでも洗いましょうよと主張したんだけど
「きれいだから不要」
の一点張り。
大腸菌だけじゃなくて、緑膿菌だっているかもしれないんですけど・・・
水質検査もしてないし。

ある同僚は、整理整頓が大好き。
ある日、生理食塩水のボトルを、大量に箱から出して棚に並べてしまった。
直射日光に当たるし、ホコリになりそうで嫌だなぁと思ったんだけど、目に見える状態で置いておきたいみたいだ。私も、あんまり小姑みたいにするのは嫌なので、やりたいようにさせておいた。
数カ月後、案の定、ホコリやこぼれた薬品や栄養剤で汚れていた。
少しは予測しろよ・・・

経腸栄養剤も箱から出して、床レベルに直に置こうとした。
日本の病院では、床レベルに医材は置かないことになっている。だって、汚くなるものね。たしか、飲食でもそうだったはず。
で、流石に食品を床チョクに置くのは反対した。少し高いところに置きましょうねと。
結局、床から5cmくらい高いところに置いた。意味ね~し(笑)




この記事が参加している募集

#仕事について話そう

109,959件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?