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ホテルマンになりたかった“勉強好きの優等生”がコンサルベンチャーに新卒入社を決めたワケ|Koichi.E|CINCの人

「CINC TIMES」をお読みくださり、ありがとうございます。
アナリティクス事業本部・コンサルティンググループのKoichi.Eです。コンサルタントとして、マーケティングに課題を持つ企業の戦略・施策立案の支援を行っています。

私は新卒時代から一貫してベンチャー企業に身を置いており、2017年に中途で入社したCINCは2社目にあたります。新卒でベンチャー企業に入社するという意思決定は、人によっては理解しづらいものかもしれません。この記事を読んでいる方の中には、まさに今そうした選択を迫られていて、ベンチャー企業を選んで良いものか悩んでいる人もいるでしょう。

そこで今回は、私がコンサルタントの道を歩むことになったきっかけと、新卒でベンチャー企業に入社した理由をご紹介します。

ベンチャー企業でのインターンをきっかけにコンサルタントの道へ

私は大学生になるまで、いわゆる“優等生”の道を歩んできました。下記のような感じです。

  • 中学受験のために小学校3年生から塾に通う(当時は小学校5年生くらいから通うのが一般的でした)

  • 私立の中高一貫校へ入学

  • 高校1年生から予備校に通う。高校3年間を特進クラスで過ごす

  • 私立高校を卒業後、早稲田大学商学部へ入学

はたからは、“勉強好きの優等生”に見えたと思います。
後に新卒入社する会社の社長と初めて会ったのは、大学1年生の秋のことです。サークルの先輩に、「自分がインターンをしているコンサルティング会社がインターン生を募集しているんだけど、興味があるなら来てみる?」と何気なく誘われたのがきっかけでした。

もともと人からの頼みごとを断れない性格だったため、社長と会ってみることにしましたが、そのときの私はコンサルタントに全く興味を持っていませんでした。というのも、当時私がなりたいと思っていた職業は、コンサルタントではなくホテルマン(ホテリエ)だったからです。高校生の頃に書籍『リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと』(あさ出版)を読み、リッツ・カールトンの従業員がお客様に対して「No」と言わず、常に「お客様ファースト」を貫いている点や、仕事に誇りを持っており、従業員同士で尊敬し合っている点などにパッションを感じていたためです。

ところが、社長から仕事内容や「コンサルタントにとって大切なこと」を聞いたところ、ホテルマン(ホテリエ)とコンサルタントの仕事に本質的な共通点を感じ、コンサルティング会社でインターンをすることに決めました。

インターンの内容はクライアントの「課題」解決のサポートです。そのとき社長から聞いた「コンサルタントにとって大切なこと」は、CINCで働く現在も大切にしています。

  • コンサルタントは、受験勉強とは全く異なる、世の中に正解がない問題に向き合い続ける仕事である。

  • コンサルタントはお客様に対して「No」と言った時点でバリューがゼロとなる。常にオファー(提案)を出し続けることに、コンサルタントのバリューがある

  • バリュー=エクスペリエンス(経験)×パフォーマンス(成果)。どんなにパフォーマンスが良くても、お客様への態度やコミュニケーションのような‟エクスペリエンス”がゼロならば、バリューもゼロである。

新卒でベンチャー企業に入社した理由

大学1年生から始めたインターンは、休止期間もありつつ、約2年6カ月続けました。大学3年生から始まった就職活動ではほかの企業の選考も受けましたが、最終的にはインターンで働いていたベンチャー企業をファーストキャリアとして選択しました。

今あらためて振り返ってみても、新卒で入社する会社にベンチャー企業を選んだことは、私の人生史上で最も良い選択だったと感じています。大手企業に勤めていた両親からは反対の声も上がりましたが、私の決心は変わりませんでした。

なぜ、ベンチャー企業を選択したのか。ポイントは大きく2つあります。

  1. 働く企業<<一緒に働く上司

  2. 「経営者と一緒に働く」ことで最短で成長できる

順番に説明します。

1. 働く企業<<一緒に働く上司

「働く企業<<一緒に働く上司」は、私が就活で最も重視していた軸です。社長の人柄に惹かれて、インターンをしていたベンチャー企業に入社を決めました。

企業で選んで就職をしても、さまざまな変数によって自分のしたいことやなりたい姿から遠ざかるリスクがあります。例えば、新卒時に配属される部署の上司や職場の雰囲気などは、新卒社員にとってアンコントローラブルであるのが一般的です。

自身ではコントロールできない変数によって、自分のしたいことやなりたい姿から遠ざかる可能性がある点にリスクを感じ、企業ではなく一緒に働く「人ベース」で就職先を選びました。

2.「経営者と一緒に働く」ことで最短で成長できる

ビジネスパーソンとして最短で成長する方法の1つとしてよく挙げられるのが、経営者の近くで働くことです。規模にもよりますが、社長との距離が近いベンチャー企業では経営者の近くで仕事ができます。

経営者は、自らリスクを取り、常に意思決定を行う立場にあります。経営者の仕事を間近でみることによって、周囲を巻き込み物事を推進するリーダーシップや投資判断の目利き力などが養われ、自身の成長につながるのです。

終わりに

就活をしていると、焦りや不安などから、いつの間にか「内定を獲得すること」が手段から目的に変わってしまうことがあります。しかし、就活の本来の目的は「自分のしたいことやなりたい姿に近づくために、就職先を選ぶこと」だと私は思います。

私がインターン企業の社長と話して、ホテリエからコンサルタントへ志望職種をガラッと変えたように、第一線で活躍しているビジネスパーソンとの話には自分のキャリアについて考えるためのヒントがたくさんあります。就活では、自分が「この人イケてるな」と思うビジネスパーソンにとにかく話を聞いてみると良いでしょう。

また、自身の本来の目的を達成するためにも、志望企業を選ぶ際は一緒に働く人たちの雰囲気や人柄をチェックするのがおすすめです。経営者の話を聞いたり、会ったりすることも大切だと思います。

そして、「ビジネスパーソンとして最短で成長したい」と考えている方は、経営者と一緒に働けるチャンスがあるか否かにも注目し、企業選びの基準にしてみてはいかがでしょうか。

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