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【MVPインタビュー】“自分たちらしさ”を突き詰めたビジョンで団結し、勝ち取ったNo.1|Kohei.I|CINCの人

こんにちは、CINC TIMES編集部です。

今回は9期下期(2022年5月~10月)の社内表彰式「CINC AWARD」でMVPに輝いた、ソリューション事業本部 推進部 アカウントセールスチーム マネージャー Kohei.Iさんのインタビューをお届けします。

Kohei.Iさんはチーム独自のビジョン・ミッション・バリューを掲げてメンバーを牽引し、売り上げ目標を達成。チームの人数が計画よりも少ないにもかかわらず、圧倒的No.1の成果を収め、CINCの事業成長に貢献した点が評価されました。

どのようにしてチームを目標達成に導いたのか、Kohei.Iさんに話を聞きました。

※9期下期「CINC AWARD」受賞者の紹介は下記をご覧ください。

数字ではない気持ちの部分でメンバーを鼓舞してきた

――MVP受賞、おめでとうございます。AWARDで名前が呼ばれたときの率直な感想を教えてください。

驚きました。MVPを取りたい気持ち自体は持っていましたが、2022年5月にマネージャーになったこともあり、自分よりもアカウントセールスチームのメンバーがMVPを取るにはどうすればいいかを考えていたので、まさか頂けるとは思っていませんでした。

――9期下期の売り上げ目標について、計画よりも少ない人数で達成したとのこと。なぜ達成できたのでしょうか。

1つは、「チームで目標を達成する」という意識を醸成できていたからだと思います。メンバーの誰もが「チームを達成させたい」という強い気持ちを持ち、互いに鼓舞し合っていたからこそ達成することができました。

例えば、リーダーのToru.S君は「厳しい状況になるかもしれないけれど、自分がなるべくカバーできるように頑張りたい」と言って、9期下期の後半は個人目標を150%達成するくらいの勢いで頑張ってくれました。また、2022年卒のRyokei.K君は「僕はまずKohei.IさんをMVPにしたいんです」と言ってくれたことがあります。僕自身はRyokei.K君に自分の目標をがむしゃらに追いかけてほしいと思っていましたが、その言葉を言われたときはとても嬉しかったです。

それくらいチームの団結力が強かったので、売り上げ目標を達成できたのは、「自分たちの役割は何で、どう頑張ればチームが目標を達成できるのか」という議論にいつも本気で取り組んでくれたメンバーのおかげだと思います。

また、全く危なげなく売り上げ目標を達成できたわけではなく、窮地を乗り越えられたのは、他部署に助けてもらったおかげでもあります。目標の達成に向けて少しでもリスクがあると感じたら、早めにほかの部署に相談し、トスアップをもらっていました。トスアップを受けたときは、ただもらうだけではなく、紹介してくれた部署への情報共有や報告を小まめに行い、気持ちよくトスアップしてもらえるように心掛けました。

Kohei.Iさんのチームのメンバー。右から2番目がToru.Sさん

――メンバーが「チームで目標を達成する」という意識を高く持てたのは、Kohei.Iさんがそうした雰囲気づくりを行ったからですか。

僕一人ではできませんでした。中でもキーパーソンだったのが、リーダーのToru.S君です。

Toru.S君はメンバーがつらそうなときに声をかけたり、僕がメンバーに難易度の高い要求をした場合も「できないとKohei.Iさんが目指しているビジョンには到達しない」とフォローしたりして、チームの結束力を高めるのに大きく貢献してくれました。

僕が用意したのは、あくまでチームを前に進めるための羅針盤であって、チームのまとまりや雰囲気はメンバーが作ってくれたものです。

――羅針盤とは、具体的に何を用意したのですか。

チーム独自のミッション・ビジョン・バリューです。実はこれもメンバーから出た意見を受けて作成しました。

Kohei.Iさんが独自に作成し、チームの支柱としたミッション・ビジョン・バリュー

9期上期にチームでアシミレーションを実施する機会があり、その際に出た「チームとしてどこを目指すべきか、数字目標ではない自分たちらしさが欲しい」という意見がきっかけです。

――どのように作成したのでしょうか。

本来はチームみんなで話し合って作るべきかもしれませんが、若手メンバーが多いこともあって、このミッション・ビジョン・バリューに関してはディスクリプションも含めて僕が作成しています。

自分たちを体現する言葉のほうがチームの原動力になると考え、作成する際はどこにでもあるような言葉ではなく、とにかく自分たちらしさを追求しました。また、CINCのビジョン「マーケティングソリューションで日本を代表する会社を創る」とも方向性が逸れてはいけないので、その点も意識しています。

1つ補足をすると、バリューにある「弱者」は決して「メンバーが弱い」というわけではなく、トップセールスパーソンになれるような才能やスキルを生まれながらにして持った「強者ではない」の意味で用いています。自分たちらしさを考えたとき、真っ先に思い浮かんだのが「弱者」という言葉でした。「弱者でもきっと最強のチームは作れる」「弱者だからこそすべきことを実践できるメンバーが自分のチームにはそろっている」と思い、このバリューを設定しました。

チームのミッション・ビジョン・バリューに続くディスクリプション。メンバーの行動指針になっている

――チームのミッション・ビジョン・バリューを浸透させるために工夫したことはありますか。

基本的には常に言い続けました。日報にもよく書きましたし、ミーティングなどそれとないタイミングで言うこともあります。リーダーのToru.S君も積極的に浸透させようと発信してくれました。

人が言う「向いていない」なんて関係ない

――ありがとうございます。MVP受賞時にもう1つ印象的だったのが、Kohei.Iさんがスピーチで「営業職に向いていないと言われたけれど、自分の可能性を狭められることが我慢できませんでした」「向いていない、だからやりました」と話していたことです。

「向いていないから、やめます」と諦めたくないんです。「向いていない」「才能がない」という他人からの根拠のない言葉で、自身の「やりたい」気持ちが潰されてしまう世界は、きっとつまらないと思います。

――営業はどうやってできるようになったのですか。

特別なことはあまりやっていないと思っています。苦手なことについて、最初のうちは自分で思考してできるようにするのは難しいと理解しているので、まずは一番うまい人、できている人を真似するところから始めます。

CINCに入社したときは、当時アカウントセールスチームのマネージャーだったYuta.Wさんの商談に同席し、Yuta.Wさんが話した内容を一言一句全部書き起こしたり、録音した音声を通勤時に繰り返し聞いたりして真似しました。

そもそも、才能がなくてもできると思うようになったのは、前職の人材派遣会社での経験が背景にあります。入社したばかりの頃、飛び込み営業をして受付の電話で話すと、ほぼ毎回担当者の方に出てきてもらえる営業顧問がいて、自分と同じ内容を話しているのに不思議で仕方がありませんでした。

しかし、ある時に「電話越しに伝わっているのは声だけなのだから、話し方のスピードや声のトーンを似せれば、自分にもできるのではないか」と考え、試行錯誤の末、鍵が「声の落ち着き」であることに気付きました。話し方のスピードや声のトーンが落ち着いた印象になるようにすれば、声質が違っていても、担当者に出てきてもらえることがわかったのです。

それ以来、まずは一番うまい人、できている人を真似するようにしています。

――苦手なことや向いていないことがあるメンバーにアドバイスするとしたら、何かありますか。

人が言う「向いていない」なんて関係ないから、安心してほしいと思います。苦手なことや向いていないことを乗り越えるには、「自分はできない」というのを一度受け入れて、まずはその領域で最もうまい人を「まねぶ」のが一番です。

あとは「徹底的にやること」も大切です。僕は要領が悪いので、人の2倍やって初めて人と同じことができると思っています。だから、人よりも抜きん出るには3倍やります。

まずは要領が悪くてもいいので、とにかくがむしゃらに3倍やってみる。そして、どこかで一度考える時間を作り、がむしゃらにやってきた中で、どの要素がそろったときに最も優れた結果だったのか検証し、短い時間で同じ結果が得られるように工夫するといいと思います。

――MVPを受賞してあらためて、今後はどのような目標を持っていますか。

「メンバー全員を勝たせる」という約束でCINCに入社したので、次は自分のチームのメンバーからMVPを輩出するのが短期的な目標です。

中長期的には、CINCを本当に「マーケティングソリューションで日本を代表する会社」にしたいと考えているので、マーケティングにおける「困った」の第一想起をCINCが常に取っている状態を作りたいです。そのためにも、提供するソリューションに見合った営業パーソンを育てたいですし、「Keywordmap」が業界スタンダードのツールになるようにプロダクト自体も成長させたいと思っています。やりたいことが尽きません。


Kohei.Iさんに聞く、5つの質問

Q1. 特技は何ですか?

最近はロックダンスです。会社の忘年会で格好つけたくて2年ほど前にスクールに通いました。スクールで一番上手な人と友達になろうと思って、小学校4年生の女の子と仲良くなって教えてもらいました(笑)

Q2. Kohei.Iさんを表すハッシュタグの1つ「#トウガラシ研究者」とは?

大学院生のとき、文字通りトウガラシの研究者だったことが由来です。約300種類のトウガラシを自分で育て、データベースを作成する研究を行っていました。少し派手なものを研究したいと思っていたときに、色鮮やかなトウガラシと出合って一目ぼれしたのがきっかけです。

Q3. 子どもの頃から今のような人柄だったのですか?

大きくは変わっていないと思います。小学生のときは、どこのグループにも属さずよく1人でいる子どもでした。対人理解力が身に付いたのは、高校生から大学生のときに一緒にバンドをしていた友人のおかげかもしれません。「だってそのほうが楽しいじゃん」が口癖のとにかくポジティブな友人で、常に他人の良いところを探してくれる人だったので、それを真似したいなと思った記憶があります。

Q4. 仕事でパフォーマンスを上げるために行っていることや習慣にしていることはありますか?

どんなタスクを行うにもタイマーアプリを使用して時間を意識することと、一番うまい人を真似すること、健康に気を使うことでしょうか。習慣としては、お客さまのペルソナになっている人に会いに行ってインタビューし、理解を深めるようにしています。

Q5. 9期下期で自身にとって最も「非チャレ(非連続成長へのチャレンジ)」だったことは?

CINCに入社して2年で、これほどまで目まぐるしくマネージャー業務に従事するとは想像していませんでした。本日のインタビューでお話ししてきた全てが自分にとっては非チャレだったと思います(笑)

――Kohei.Iさん、ありがとうございました!

Kohei.Iさんの過去のインタビューはこちら。

Kohei.Iさんが新人賞を受賞したときのレポートはこちら。

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