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現場を3次元化すると何が良いのか?

今回は土木業という視点から現場を3次元化するとどのように良いことがあるのかまとめたいと思います。

<土木現場3次元化の基本的な手順>
▶現場の3次元化の手順

3次元化へのステップ

簡単に表現すると上記の通りです。
現場の方からすると、だから何だよ?ということなんですよね。

▶設計面を元に現況測量をすると生産性が向上する
土木の現場で活用されるのは最後の「設計面を元に現況測量」です。
例えばどんなことが起きるかというと
・設計面を元にした測量、杭打ち
・MG/MCを利用した施工(工種が限られます)
・施工途中の進捗確認と出来形確認
・発注者との検査

例えば、設計面を元にした測量、杭打ちではワンマン測量が可能となります。私のような素人でも案内をしてくれるので正確にかつ迅速にポイントが出せます。(3D図面を利用せず、トラバーだけでも活用できます)

https://www.topcon.co.jp/positioning/products/product/ts00/LN-150_J.html

また、施工途中の進捗確認と出来形確認では今の進捗を視覚的に知ることが出来ます。例えば、下記写真ではどこが掘削しすぎているのか、盛り土しすぎているのかなどが一目でわかりますよね。
すべての工程が終わって、オペレーターさんが引き払ったあとではどうしようもできません。
工程の途中だからこそ手戻りなくできるのです。

スクリーンショット 2020-10-28 164254

さらに、もし2人現場だった場合1人は測量及び現場監督、
1人は書類作成という役割分担ができて、膨大な書類整理に挑むことが出来るのです。
これが出来ればほとんど1人で現場監督が出来てしまう優れモノ!!

ということで3次元化はできることならやったほうが良いのです。

とはいえ、MG/MC(マシーンガイダンス・マシーンコントロール)はまだまだ費用対効果が合わないので小さな現場では利益が出ません。
やはり現場をICT化するのであれば日常的に行うTSからではないでしょうか。

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