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what am i ? ①染色体XYでも女性として生まれた私

01.自己紹介

はじめまして、ciho(シホ)と言います。
1991年生まれのいい大人です。

突然ですが…
私は女の子として生まれて、女の子として育ち、女性として生きてきました。

ただ、私の染色体はXYです。
一般的に男性の多くがもつ性染色体を持って生まれました。

それでも私が自分を女性と紹介したのは、完全型アンドロゲン不応症という身体疾患を持って生まれてきただけの、ただの女性だからです。


02.アンドロゲン不応症
  (AIS:Androgen Insensitivity Syndrome)

アンドロゲン不応症とは・・・
アンドロゲン不応症(あんどろげんふおうしょう、Androgen insensitivity syndrome)とは、染色体が46,XYで精巣を持つが、表現型(外見に現れた形態・生理的な性質)が女性である病態のことである。
以前は精巣性女性化症候群と呼ばれていた性分化疾患の一つである。性分化疾患とは卵巣、精巣などの生殖器官の表現型が非典型的であることを特徴とする。患者の抱える精神的な問題から、現在はアンドロゲン不応症へ名称変更された。小児難病疾患として位置づけられている。
看護roo!<https://www.kango-roo.com/word/20123>より引用

むずかしい…!
それにこの引用を読んだだけでは、最近よく耳にする「身体は男性、心は女性」の人と勘違いされそう!

医学的に間違った説明ではないのでしょうが、当事者の私はそう感じます。

正直、私は疾患当事者であるものの、アンドロゲン不応症というものを医学的に全て理解している訳ではありません。

だから、医学的に専門的な勉強をしたわけではない凡人の私が、当事者として自分の経験や理解を織り交ぜながら、「私は何?」を説明してみたいと思います。

※あくまで身体の発達の話で、脳や性自認とは全く関係ないことをご理解ください

そもそも、アンドロゲンって知ってますか?

一般的に男性ホルモンと呼ばれているものの総称のことです。
男性ホルモンも細かく分けていくと一つひとつ名前がついています。
(テストステロンなどは聞いたことがあるのではないでしょうか?)

そのアンドロゲンが不応となる疾患が「アンドロゲン不応症」です。
分かりやすく言い換えてみると、
 アンドロゲン=男性ホルモンが
 不応=身体に作用しない
 症=疾患や病気の症状
ということです。

男性ホルモンが身体に作用しないとどうなるの?

女性となります。
正確には、胎内で男性化のプロセスが起きず、女性の状態のまま生まれてくるんです。

実は、基本的に人間はお母さんのお腹の中で、一旦女性の身体へ育ちます。
その後、男性ホルモンが正常に作用すれば、男性特有の身体的特徴や機能が発達していくというのが典型的だそうです。

当然、男性ホルモンが作用しないアンドロゲン不応症は、女性の身体になったあと、それ以上男性へと発達することはできません。
そのため、生得的に女性のまま生まれてくるというわけです。


→続く!

なんだかめちゃくちゃ長くなりそうだったので、続きます(笑)
気まぐれ屋で気分の波も激しいですが、ぼちぼち自分の体験や疾患への理解を記録していければな〜という感じです。

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