【小説】 空気を吸うように

あの時支離滅裂していたから、誰も佳世ちゃんと関わりたくないって思っているよね!

あの頃のことが思い出された

ネコが死んで1日経っただけなのに
池田君と2年前に出会った時 
いつも佳世子の側にいたまゆちゃんに会った
ばったり会った

池田君の話をしようとしたわけではないのに

佳世ちゃんはあの男にとって都合の良い女になれなかったってこと。

早く縁を切りたかったんだから、あっちの
思うとおりになったから、全部ブロックしたわけ!

売春婦にしてね。
佳世ちゃんが嫌がっているなんて
立証できないじゃない。

まぁ、2度と会いたくないか、時効の時間だけは
考えているんじゃない?

空気を吸うようにウソついて
いろんな女とやっているの!
だから、何とも佳世ちゃんに対して
悪いって思っていないよ。
  
奥さんもウスウス知っているけど
ちゃんと生活費もくれているし
息子もいい学校に通えているんだから、、、。

後、高校、大学の友達なんて
もうあきらめなよ。
みんな関わりたくないって!

そんなことわかっているから
聞きたくなかった。

でも、新しい人は仕事の人だけだから
楽しい時間などはなかった。
でも、平穏な時間は流れはじめた
だから、もう思い出したくないのに、、、。

いつからLINEでなくなった?
うーん
示談書書いた後かな?

それはもうあの男にしてみれば
LINEする必要も会う必要もないでしょ!

佳世ちゃん。
やり返すなら娘なんじゃない?
なんて、言われた今日
そんなことできる訳ない。
奥さんと子どもを大切にして下さいって言ったのに。

でも、本当にどんどん痩せていくわ!
手はずっと震えていたから
確かにずっと手が震えていた

そうだ
佳世ちゃん
顔の痙攣、治っていないんでしょ!
だったら
絶対、あそこの健康器具のお店にきて!
顔、治るよ!

いやいや、あれは
最近わかったけど
骨が頭蓋骨が硬かったから
ヒビが入ってないだけで
脳の神経のせいでなっているから!
と、思っても言わなかった。

佳世子は変わらない

いや、変わったよ!
自分がどうしたいか。
どうありたくて、どういきたいかという
考え方を持つことはできた

君が変わっていないだけだよ。
大学の時
佳世子は見抜けなかっただけなんだ。

ただね、
ホテルでの話の会話の録音はしていたよ。
ごめん。

だって私はあなたと手も繋いだこともないから!

不倫や売春婦には仕立てないで。
佳世子も悪いから。

自分はこうだって言えなかったあの頃の
自分が悪い

お金、お金って本当に怖い
地位のある人も
やはり約束の紙出したほうがいいのかな?

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