見出し画像

【小説】 嫌われてもいい〜せかんど⑩〜

他人の不幸をいわう人がいたら
いや、いるなと感じる
今日この頃

祐輔との不倫なのかはわからないけど
近所にウワサになってから
佳世子の飼い犬のハナに
誰も話しかけてこない
2年前を思う
はなちゃーん
本当にほえないし可愛いわね
いつも寄ってきてくれるし、、、、。
近所の人に言われていた

今や話す人はいない

反応しない考え方

そんな本を祐輔にもらった気がする

幼き頃から
反応なんていちいちしていたら
頭がおかしくなりそうだから考えないようにしていた

まさに
反応しない考え方を無意識に学ぶことで
幼き子の自分を守る処世術を学んでいた

そしていい子でいることで
怒られない何かを悟った

大学3年生に
コップに反応しなかった辛く苦しい思い出が
どっと溢れた
いっぱいいっぱいだった

あの時 
本当に死んでいれば
あの時以上に苦しくなることもなく
今を生きることをしなくて済んだかと思うと
無性にかきぴーが憎たらしくなった

金もあり地位もあるなら
最初から43歳の浮世離れしたおばさんに
会いに来なくても 
君のせいで人生ボロボロだから
絶対に佳世子が持っている
音声は流すと心にきめた

だってかきぴーとまゆちゃんは
やはり繋がっていたから
旅行業務取扱管理者。
まゆちゃんも持ってるし。

って嫌がらせにもほどが、、、。
みんな旅行、鉄道。
企画する人
その会社
運転する人
夜中に鉄道の整備をする人(社長夫人)
まゆちゃん、のりちゃん、
あやちゃん、い
やりすぎだよ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?