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【アリエ県@フランス】朝の散歩

アリエ県ムーラン市は中世の街。
でも一歩街を出ると、自然豊かな田舎だ。
土曜の朝は、買い物の後にアリエ川の近くに車を停めた。

始めてのところ。格好の散歩場所に見えたのだ。

アリエ河畔の案内板。景観につぐ景観。

原則犬は繋いで散歩することになっているのだが、自分の犬がどこかに行ってしまう場合を除いて、繋いで歩いている人たちはいない。
ここは自由の国、フランス。

散歩している人も少ない。
シラノものんびり歩ける。

アリエ川に見られる鳥や魚。

池のほとりで哲学しているシラノ。

池に空や雲や木々が映る。
何を考えて歩いているのだろう。

先に行ったシラノは、途中で休憩。枝を美味しそうに食べていた。
お腹を壊すので禁止しているのだけれど、楽しみを完全に奪ってしまうこともかわいそうで、徹底できていない。

そのまま10年来てしまった。
ときにお腹を壊しつつ、これからも好機を逃さず枝を噛むことを楽しむのでしょう。
それがシラノの望む一生なら、それでもいいかな。

わたし達は一緒にいるけれど、一緒の命ではない。
それぞれの幸せがあって、侵害してはいけない部分もある気がする。

わたしも夫もシラノも、こうやって一緒に散歩しつつ、それぞれの幸せの感じ方で心を安定させているのだ。
それぞれ違うけれど、3人(?)で歩くのが一番しっくりくる。

もうすぐわたしが日本に帰るので、しばらく一緒に散歩できない。

帰ってきたらまた一緒に自然の中を散歩しようね。
とちょっとセンチメンタルな気分になった。

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